新卒から始まったコーポレートエンジニアの軌跡
私は2013年に新卒でUGに入社しました。就活では、ありのままの自分を受け入れてくれたうえで、苦労ができる会社を探していました。自分を偽って働くのは嫌でしたし、それまでの人生経験上、先に苦労しておいたほうが後々いい結果になると思っていたんです。そんなときにUGを見つけました。UGの採用面談で言われたのは、いろいろな会社を見れるということ、「IT×経営」が学べるということでした。父親が起業していることもあり、私もいつか起業してみたいと考えていたので、そのためにいろんな会社を見る経験は必要だと思ったんです。また、ITは起業する上でなにかしら必要になりそうなので知っておきたいと考えました。当時、UGは会社として発展途上で苦労が多そうでしたし、ありのままの自分を出した面談で「一緒に働こう」と言ってもらえたので入社を決めました。印象的だったのは、採用責任者の高井さんとの一次面談で「もう決めた。一緒に働こう。この後の面談でどんな話をしても大丈夫だから、ありのままの自分でお願いします!(笑)」と言われたことですね。
入社して1年目から5年目までは、一社に常駐してご支援をしていました。ヘルプデスク、インフラ整備、コーポレートエンジニア業務全般の管理など、毎年新しい業務にチャレンジさせていただきコーポレートITの一連の業務の流れを知ることができました。また、時間に対する意識が変わり、社会人として大事な価値観を形成できたと思います。「シェアード社員」は時間課金のサービスなので、「自分は1時間いくらなのか」を意識し、それに見合った仕事をしなければという意識が芽生えたんです。当時大学の同級生と仕事について話をした際に、「最近すごい残業してるんだよね」と言っていたことに対して、「早く帰れよ(笑)」と突っ込んだのを今でも覚えています。私自身は、少ない時間で最大の価値を出すことを大事に働きたいんですよね。
会社内部をもっと知るために、UGの組織づくりに深く関わる仕事を選択
その後、シェアード社員としてはAM(顧客責任者)にチャレンジしたり、Pマークの更新対応などの会社全体に関わるプロジェクトを経験しました。6年目からは、UGの人材採用、7年目以降は事業部のマネジャーなどUG社内で役割を持つようになりました。
人材採用の業務に就いたのは、UGの組織づくりに深く関わる仕事をしたいと思ったからです。起業するには会社内部のことをもっと知り、語れるようになる必要があると考えました。しかし、知らない分野を1から始めたので苦労しましたね。「シェアード社員」は労働集約型のビジネスなので、採用は重要な経営課題です。しかし、計画通りに採用できるかというと、そう上手くはいきません。
苦労はしましたが、こういったUGの組織づくりに取り組めることはとても良い経験になったと思います。私は入社してから9年間の在籍期間中に一度も転職しようと思ったことはありません。UGでは自分のキャリアは自分で決めます。頑張り次第でやりたいことを叶えられるんです。未経験なのに、採用やマネジメントをやらせてもらえるのはなかなかないですよね。メンバーのチャレンジを後押ししてくれる文化があるのは非常に良いことだと感じます。よく求職者の方から「環境を変えたくて転職活動をしている」と聞きますが、「本当に今の会社でできる最大限のことをやっているのか?」と思うことがあります。だって、自分が変わらなければ環境を変えても意味ないですよね。
私はUGで働くなかで「企業に必要な人材になれる知識を得たい」と考えています。UGでは会社の経営に深くに関わることができるし、シェアード社員はお客様先で同じことが必要になる。自信がついてある程度企業に必要な知識が得られたと思えば、もしかしたらより過酷な環境に身を置きたい!と転職を考えるかもしれませんが、それはまだ当分先の話だと思います。
今も「起業したい」という想いはあります。でも、「今すぐに」というより、まずは「起業できるだけの知識を身につけたい」という想いが強いです。UGは2019年に上場してこれからいろんなグループ会社が増えていくかもしれませんし、そうしたら子会社の社長になるという選択肢もあると思っています。成長できる環境がいっぱいあってワクワクします。
公私ともに変化を迎え、目標に向かってさらに前進
8年目、そして9年目の現在は、第1インソーシング事業部の部長を務めています。「みんながUGで活躍できるような環境をつくり、それをサポートしたい」という想いで、売上、利益の目標達成を念頭に、自分も含めたメンバーおよび会社の成長を目指して仕事をしています。部長業務をやってみて感じたのは「答えのない難しさ」です。売上達成という正解はあるかもしれませんが、そこにいくまでの道筋に答えはないです。そのため自分に自信が持てず悩むこともありますが、日々悪戦苦闘しながら頑張っています。
プライベートでは、結婚し、子供を授かるという嬉しいことが続き、一層責任感が増し、時間にもよりシビアになりました。ただ、「起業できるだけの知識を身につける」という目標は子供ができても変わっていません。
会社での役割と父親としての責任、以前より大変になったと感じていますが、その大変な状況を楽しんでいます。大変な時こそ人は成長する。うまくいかず悩んでいる時のほうが実は得られるものは多いですよね。私は成長につながるこの過程を楽しんでいます。
今は仕事もプライベートも、多くのものを背負うようになって、その重さの分だけ苦労して成長できるこの環境をとても幸せに感じています。