私たちUDSの始まりは、より良い社会のために、「デザイン」と、事業性と社会性を実現するしくみ=「システム」で都市を豊かに楽しくすることを目指して1992年に設立した都市デザインシステム(Urban Design System)です。2022年で設立から30年を迎えました。
都市は、まち、とも言い換えられます。社会を構成する一人一人の人の生活の場であり、働く場であり、また、時に訪れる場です。
そんなまちを「豊かにする」「楽しくする」ということはどういうことでしょうか。
- 生活に、仕事に、旅に「あったらいいな」という機能/場を提供すること。
- そのまちに住み、働き、訪れる人が集まり、つながって、コミュニティが生まれコミュニケーションが育まれること。
- それぞれの地域独特のカルチャーが伝えられ、また新しく生まれていくこと
とUDSでは考えます。
そんな考えのもと、わたしたちUDSは自分たちが「あったらいいな」と思う場を、これまでになかった「新しい選択肢」として社会に提案してきました。
例えば。
■自由度とコミュニティがある住まいが欲しい
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複数の人が共同で土地を購入、設計、管理をする家づくりの仕組み「コーポラティブハウス」を事業化。国内に100件以上のコーポラティブハウス/コーポラティブヴィレッジを手がけました。
■建築・設計に携わるものとして、できるだけ環境への負荷を低くしたい。古い建物を、コンバージョン(転換)やリノベーション(再生)の手法でホテルなどの施設に生まれ変わらせることで、「古いからこそカッコいい」という価値の転換を図りたい。
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老朽化したホテルをリノベーションしたホテル「クラスカ」をオープン(2003年)。日本におけるデザインホテルの先駆けと言われました。その後もホテル カンラ 京都やホテル アンテルーム 京都など古い建物をリノベーション・コンバージョンしたプロジェクトを継続して手がけています。
■子どもたちが楽しみながら社会のしくみを学ぶことができる場を日本にもつくりたい
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筆頭株主として「キッザニア東京」プロジェクトに参画し、まちなみや各パビリオンの設計や、コーポラティブハウスのノウハウを活かした関係者のコーディネイトを担当し、日本での実現化に尽力しました。
以上のように、UDSでは自分たちにとっては未知の業界の事業でも「あったらいいな」と思うものには挑戦して形にしてきました。現在では、住宅、ホテル、ワーキングスペース、飲食店、チョコレートショップなど多岐にわたる事業分野を手がけています。