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【メルカリ小泉さんと語ってみた】toCサービスのベンチャーで働くおもしろさってなんですか?

ツクルバは、2025年卒の新卒採用から採用規模を大きく拡大することを発表し、これまで以上に新卒採用に力を入れていきます。

新卒採用を強化するのに際し、当社CEOの村上と、成長ベンチャーの経営者との特別対談をシリーズでお届けします。「ベンチャーで働くこと」や「若手が活躍する組織」などについて語ります。

第一回は、株式会社メルカリ 取締役 Presidentであり、株式会社鹿島アントラーズ・エフ・シー代表取締役社長の小泉文明さんにお話を伺い、「ベンチャーで働くおもしろさ」をメインテーマに、経営者同士で語ってもらいました。

小泉文明 / Fumiaki Koizumi
早稲田大学商学部卒業後、大和証券SMBCにてミクシィやDeNAなどのネット企業のIPOを担当。2006年よりミクシィにジョインし、取締役執行役員CFOとしてコーポレート部門全体を統轄する。2012年に退任後はいくつかのスタートアップを支援し、2013年12月株式会社メルカリに参画。2014年3月取締役就任、2017年4月取締役社長兼COO就任、2019年9月取締役President (会長)就任。2019年8月より株式会社鹿島アントラーズ・エフ・シー代表取締役社長兼任。


村上:
今日はよろしくお願いします!ツクルバは新卒採用に力を入れていまして、就活生に向けた情報発信の一貫で、ベンチャー経営者の方と対談するという企画です。初回のゲストとしてご協力いただきありがとうございます。

小泉:
いえいえ。僕は応援しているベンチャーやベンチャー経営者には皆に成功してもらいたいから、ツクルバにもうまくいってもらいたいので。

村上:
ありがとうございます!

「自分事化」して向き合うことができれば、仕事は楽しい

村上:
早速ですが就活している学生の皆さんにベンチャーで働くことをお勧めするとしたら、小泉さんだったらどのように伝えますか?

小泉:
俺は新卒で大企業に入ったけど、めっちゃ楽しかったよ(笑)

村上:
ベンチャーを推したかったのに、困りましたね(笑)

小泉:
大企業も楽しかったし、ベンチャーも楽しかった。なぜかというと、自分事化して仕事に向き合えていたからだと思うんだよね。

村上:
両方を経験した小泉さんだからこそ伝えられる、ベンチャーで働くことの面白さってなんでしょうか?

小泉:
ベンチャーで働くことがなぜおもしろいかというと、人もいないし、やることもいっぱいあるから、自分事化せざるを得ない環境なんだよね。

社会人になって最初の数年は、ビジネスマンとしてはトレーニングみたいなフェイズで、周りから受ける影響も大きいよね。大企業だと意思決定のスピードが遅かったり、過保護なところもあるからね。ベンチャーのようなハードな環境で、同僚や先輩との関係の中で機会を与えられて、なんとかそれに向き合っていくというのは、大変だけど、おもしろいし、成長スピードが早いと思うよ。


ミッション・ビジョンへの共感が大事。でも「嫌いじゃない」くらいでもいい

村上:
早速ですが就活している学生の皆さんにベンチャーで働くことをお勧めするとしたら、小泉さんだったらどのように伝えますか?

小泉:
俺は新卒で大企業に入ったけど、めっちゃ楽しかったよ(笑)

村上:
ベンチャーを推したかったのに、困りましたね(笑)

小泉:
大企業も楽しかったし、ベンチャーも楽しかった。なぜかというと、自分事化して仕事に向き合えていたからだと思うんだよね。

村上:
両方を経験した小泉さんだからこそ伝えられる、ベンチャーで働くことの面白さってなんでしょうか?

小泉:
ベンチャーで働くことがなぜおもしろいかというと、人もいないし、やることもいっぱいあるから、自分事化せざるを得ない環境なんだよね。

社会人になって最初の数年は、ビジネスマンとしてはトレーニングみたいなフェイズで、周りから受ける影響も大きいよね。大企業だと意思決定のスピードが遅かったり、過保護なところもあるからね。ベンチャーのようなハードな環境で、同僚や先輩との関係の中で機会を与えられて、なんとかそれに向き合っていくというのは、大変だけど、おもしろいし、成長スピードが早いと思うよ。

200-300人規模のベンチャーは、やれることが増える面白いタイミング

村上:
「夢から使命になるタイミング」、今まさにツクルバはそういうフェイズですね。

上場して、メンバーも増え、売上も出始めてきて、まだまだ目指す未来からしたらDay1の感覚ですが、少しずつ社会への影響力が出てきているタイミングです。社会的責任を果たさなければ、という想いもより強くなっていて、メルカリクラスのメガベンチャーに成長していく入口に立っている気がしてます。

小泉:
確かにツクルバはそういうフェイズかもしれないね。

村上:
小泉さんの経験を振り返ってみて、200-300人規模の上場ベンチャーで働く面白さってなんだと思いますか?

実はめちゃくちゃ面白いのに色々と誤解のあるフェイズなのではないかと思っていて。立ち上げフェイズの未上場ベンチャーと比べると出来上がっている感じがするし、メガベンチャーと比べると小さい存在に見えてしまう。

小泉:
ちょっと経営者目線になってしまうけど、まず一定の社員と一定の資金がないと事業って大きくできない。0→1フェイズってできることが本当に少ないですよ。それなりの仲間がいて、それなりの資金があれば、ミッション・ビジョンを使命と捉えて、現実的に戦略的に取れる選択肢が増える。今のツクルバくらいはおもしろいタイミングだよね。

あと、働くメンバー目線でいうと、創業者や経営者の近くで仕事できる醍醐味があるよね。創業者に自分の意見を言える距離感だし、大きい意思決定ができる人の近くにいると、意思決定の勘所が身に付くと思う。

ベンチャーで働くこと=世の中を変える当事者になっていくということ

村上:
小泉さんは楽しかった大企業から、なぜベンチャーに転職したんですか?

小泉:
そろそろ自分でやらなきゃいけないなと思ったからだね。

コンサルで、自分が関わった会社が大きくなると嬉しいですよ。でも(新卒入社した大和証券SMBCでの役割は)IPOのコンサルだったから、IPOすると担当を外れちゃう。あぁー、自分もそろそろあっち側にいかなきゃ、当事者にならないとダメだな、と思ったんだよね。

ベンチャーに身を置くというのは、世の中を変える当事者になっていくということ。コンサルは、それをサポートはできるけど、当事者になれないから。

ひろき(村上の呼び名)は、なんで不動産で起業したんだっけ?

村上:
僕はいずれ起業しようと思っていたので、成長できる会社に行こうと思ってたんですよ。学生時代に起業の真似事をしていたんですけど、このままじゃ大きな事業にはならないと思って、学ぼうと。

成長できそうな会社をいろいろ受けている中で、リクルート系の不動産会社である「コスモスイニシア」を受けました。全く不動産は興味なかったのですが、面談で会う人たちがみんな面白くて。誰も不動産のこと話さないですし(笑)。

決め手は、最後に人事から、リクルートコスモス出身者の上場企業社長のリストを見せられて、いずれ大きな企業作りたいならうちにおいでと口説かれまして(笑)。

小泉:
リクルートコスモスに行った後、不動産の楽しさってどうやって見出したの?

村上:
「不動産」って二面あって、産業としては40-50兆円と国内有数の巨大産業です。自動車・建設に次いで大きい。医療よりも大きい。一方、生活者から見ると、「住まい」は「暮らし」であり、「家族や自分にとっての大事な居場所」であり、もっとソフト的な価値があるんです。

そして入ったときにびっくりしたんですよね。不動産ってtoCの事業だと思っていたんですけど、やってることは完全にtoBで、どこから仕入れていくらで売るという話ばかりで。

顧客サービスにはなっていないなと。もっとお客さまの方を向いた業界にしていかないといけないなと思ったんです。もともと起業しようと思っている中で、たまたま通りかかった業界で課題に気づいて、このテーマで起業することを決めたって感じですね。

小泉:
なるほどね。僕も似てるな。学生時代からいずれ上場するような会社をつくろうと思っていたけど、テーマが決まっていなかった。それで、証券会社でIPOを勉強する中で、次に進むテーマに出会った感じだったからね。



ベンチャーでtoCサービスに関わる魅力は、生活を良くする手触り感と文化をつくっていくおもしろさ

村上:
メルカリもツクルバも、toCサービスですけど、toCサービスの魅力ってどう感じていますか?

小泉:
語る必要がないくらい楽しいでしょう(笑)。僕はtoCサービスしかやってきてないからね。生活をより良く変えていく手触り感を得やすいよね。自分の友達がカウカモで家を買ったとか、電車で隣の席の人がメルカリ使ってるのを見たとか、絶対嬉しいでしょう。

効率化を目指すtoB事業はテクノロジーとの相性はいいけれど、toCサービスはちょっとした「遊び」や「無駄」みたいなことも大事だし、そういうところから文化が生まれたりするのもおもしろいなと思う。

村上:
toCサービスって文化を変えますよね。道徳の授業で「不要なものはリサイクルしよう」って教えるだけでは社会は変わらなくても、メルカリがあることで「使わなくなったら売ろう」「売る前提で買おう」ということが当たり前になり、人のふるまいが変わりましたもんね。

僕らも、まさに、中古住宅を手軽に売る・買うということを当たり前にしていきたいんですよね。

小泉:
サービスと人の関係って変わってきていると思うんだよ。

以前は、つくられたサービスを生活者が使うという構図だったけど、ネットが普及して、人々も当たり前に情報発信する中で、サービスと個人が対等になってきた。個がエンパワーされる時代の構造的な変化だよね。

サービスの利用者のコミュニティの中に自分がいる、自分のふるまいがそのコミュニティ(サービス)の雰囲気を作っていく、みたいな。カウカモもそういうサービスの1つだよね。

村上:
カウカモは「お客さまがしたい暮らしを安全・安心、手軽に実現する」ということを目指しています。用意された選択肢の中から住まいを選ぶのではなく、カウカモでは、したいライフスタイルが何かというところを一緒に考えて、それを一緒に実現したいし、そのための選択肢をたくさん用意したいと思っています。

小泉:
いいね。これからがおもしろいときだね。ツクルバは事業的にも面白いフェイズだし、いる人たちもオープンで嫌味がなくて、サービスも職場もコミュニティとしての色がちゃんとあるのが魅力的だと思うよ。これからも頑張って。応援してるよ。

村上:
今日はありがとうございました!

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