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「サービスを通じて新しい文化を多くの人に届けたい」カウカモ事業をリードする若き事業推進担当

ツクルバでは事業成長に伴い、2025年卒の新卒採用から採用規模を拡大します。そこで、この記事ではツクルバに新卒で入社したメンバーを紹介していきます!第3回は、2020年に新卒入社した松村をご紹介します。

松村 拓朗(まつむら たくろう)/カウカモ事業部 事業統括室 事業推進チーム /埼玉県出身。慶応義塾大学法学部卒。2020年4月よりツクルバへ新卒入社。カウカモプラットフォーム事業部オペレーション企画として、オペレーション改善による反響数寄与に貢献。3年目となる2022年よりカウカモ事業部事業統括室事業推進チームに異動。現在は事業推進・事業管理を担っている。

多くの人に「社会をより良くするための文化や選択肢」との出会いを届けたい

ー まず初めに、ツクルバに入社するまでの経緯について教えてください。

中高はサッカー部に所属し、サッカー一筋の生活を送っていました。充実した日々ではありましたが、高校が大学の附属学校だったこともあり、生い立ちやバックグラウンドが近しい友人が多く、自分が閉鎖的な環境で育ってきたことを自覚していました。そのため、大学ではこれまで触れたことのない文化や人々のことを知りたいと思うようになりました

大学入学後は、海外の社会問題を取材して発信する活動を行う学生団体に入り、アジアを中心に色々な地域を取材しながら旅をしました。その中でも特にインドの持つ伝統や文化に魅了され、1年間休学してインド各地を回ったこともありました。様々な国や地域で多種多様な人と出会い、たくさんの知らない文化や価値観に触れることにより、今まで自分が知らなかった世界、興味もなかったような遠い世界のことを自分ごととして捉えられるようになったと思います

また、取材したことを国内で発信するための活動として、オリジナルのフリーペーパーを作ったり、写真や映像を通して現地の様子を伝えるイベントを企画したりしました。中でも、自身が取材したインドの社会問題を写真展を通して発信したときに、はるか遠くのことだと思っていた世界が身近になったり、写真の向こう側の世界との距離が縮んだりするような感覚をたくさんの人々に届けられたと実感しました。同時に、異なる考えを持ち、異なる人生を歩んできた人々が集まり、一つの想いを共有することのできる「場」の持つ力を実感しました。このような経験を通して、人が新しい価値観に出会って行動が変わるような体験を生み出すことや、そのような出会いを通して社会をより良くしていくことに魅力を感じ、そんな仕事がしたいと思う中で出会ったのがツクルバでした。

ツクルバは「『場の発明』を通じて欲しい未来をつくる」というミッションのもと、主力事業であるカウカモを通じて、衣食住における「住」、すなわち「住まい」をより自由に、より自分らしく選択できる社会にしていくチャレンジをしています。カウカモというサービスに初めて出会ったとき、「カウカモを通して1人ひとりの自分らしい選択を後押ししていくことが、自然と社会をより良くしていくことにつながっていく」という社会性の高い事業であることに大きな魅力と共感を覚えました。さらにCEOの村上をはじめ、選考の過程でお会いしたメンバー全員が、この事業を本気で社会の当たり前にしようとしている、新たな文化やムーブメントをつくろうとしている本気度にも感銘を受けました。このサービスが当たり前になった世の中を想像したときに、今よりももっと良い社会になっていると信じることができましたし、社会をより良くするための文化や選択肢との出会いを提供するような仕事がしたいという自分の動機と重なり、迷わず入社を決めました。

学生時代に、仲間と企画・開催した野外写真展での一枚

「顧客志向でサービスを設計する難しさと楽しさ」を知った

ー 次に、ツクルバに入社されてからのお話を教えてください。入社されて1~2年目はどんなお仕事をされていましたか?

新卒で入社して初めて配属されたのがカウカモ事業部のオペレーション企画を行う部署でした。この部署は、マーケティングチームがWebサイト・アプリ等を通じて集客したお客様をカウカモエージェントへとバトンパスする工程で、状況によって変化するマーケティング戦略に合わせながら、「どのようにお客様をエージェントに繋ぐと、顧客体験と生産性が最大化されるか」を考え、オペレーションを最適化することをミッションとするチームです。カスタマーサポートのメンバーに安定的に業務を行ってもらうための施策を考えたり、カウカモエージェントが最も効率的に接客を行えるように、システムを導入してビジネスプロセスを安定化させたり、といった「お客様を集める」マーケティングと「実際にお客様を接客する」エージェントの中間にあたる領域全般の企画を行っていました。

ー 新卒の社員が行う仕事としてはかなり難易度が高い業務で、様々な成功体験と困難があったと思います。その中で、特にどんな時にやりがいを感じましたか?

1年目に経験した「カウカモセミナー※のオペレーション改善プロジェクト」が印象に残っています。カウカモではサービスのあらゆる領域で顧客志向を大切にしていますが、その考え方を肌で感じ、理解するきっかけとなったプロジェクトでした。

具体的には、当時のカウカモセミナーは「お客様がセミナーに申し込み、参加し、実際にエージェントと住まい探しをはじめていく」というサービスの流れに対して、実際の応対プロセスが顧客ニーズにマッチしておらず、セミナー自体の満足度は高いにも関わらず、その後顧客が離脱してしまうという課題がありました。その課題に対して、お客様のニーズを事前にヒアリングし、そのニーズに合わせてその後のプロセスをご提案するように応対プロセスを変更することで、離脱率を大幅に改善することができました。

そのプロジェクトの過程で、セミナーに申し込みをされた50人以上のお客様に自分から電話連絡を取り、ヒアリングを通してニーズを探るトライアルを実施したのですが、これが大きな経験で。当時1年目の自分にとっては実際に生のお客様の声を聞く重要性を理解しておらず、顧客理解が浅かったことに気付かされました。このトライアルを通して、セミナーに申し込まれたお客様の顧客像や潜在ニーズをよりクリアに捉えることができ、本質的な改善につながったとともに、カウカモが大事にしている「顧客志向」が自分の中で腑に落ちた感覚がありました。今振り返ると、「顧客志向でサービスを設計することの難しさと楽しさ」を学んだ貴重な経験だったと思います。

※住まいの購入を検討しているお客様向けに、住まい購入の基礎知識やカウカモのサービスについてご紹介するセミナーのこと

ー 現在はどのような業務を行っていますか?

現在は、カウカモ事業の事業推進担当として、データ分析やプロジェクトマネジメントを通じて事業の成長を加速させる、事業推進業務を担当しています。具体的には、現在100名規模になったエージェントサービス部(カウカモにおける営業部署)の営業の再現性を高め、カウカモエージェントのパフォーマンスを最大化させるための仕組みづくりに注力しています。1〜2年目に比べると更に責任のある領域を担当させてもらっており、システムマネジメント、ナレッジマネジメント、データ分析等、幅広い手段を用いながら事業推進を行っています。「どうすればより良い顧客体験を提供できるか?」について様々な角度からアプローチしているので、選択肢が多い分考えることや検証すべきことが多く、大変なことも多いですが、よりやりがいをもって働けています。


2022年8月に行われた、年に一度の全社会にてメンバー部門の年間MVPを受賞

「もつを自由に、かえるを何度でも」の実現に自らの手で貢献するために

ー 今後のキャリアビジョンについてお聞かせください

ビジネス企画職能のスキルアップを通して、事業の中核を担える存在になり、カウカモ事業を住領域のスタンダードサービスへと進化させる、その根幹を支えていきたいと思っています。

カウカモが提供している「中古住宅×リノベーション」という選択肢は、個人の自己実現の側面においても、社会のサステナビリティの側面においても、非常に魅力的であると考えています。つまりカウカモを通してこの選択肢を当たり前にしていくことが社会を良くしていくことそのものだと思いますし、そのために事業ビジョンである「もつを自由に、かえるを何度でも」を実現したいと思っています。現在は、事業の戦略を達成していくための施策を考え、現場で実行していくことを業務としていますが、今後は自分が主体となって戦略立案から実行まで高いレベルで推進することで、事業ビジョンの実現に自らの手で貢献していきたいと考えています。そのために、まずは目の前の仕事を120%で打ち返し続け、ビジネス企画職としてのベーススキルを高めることを意識しています。

「等身大の決断」でより良い未来を

ー 最後に就活生の方に向けたアドバイスを伺いたいと思います。就職活動の際にご自身の中で大事にされていた考え方はありましたか?

等身大の決断かどうか」を大事にしていました。ここでいう等身大とは、これまでの人生との連続性や大事にしている価値観との共通性を見出したうえで、「なぜこの会社を選ぶのか」という問いに対して、誰かの言葉を模倣するのではなく自分自身の言葉で語ることができる状態だと思っています。

結果的にどんな会社に入社することになったとしても、その選択を正解にできるかどうかは自分次第です。心の底から腹落ちした状態で決断することができれば、納得感を持って働くことができるので、自分の下した選択が必然的にどんどん正解だと感じられるようになっていくと思います。

まずはこれまでの人生の中でどんな出来事があったのか、どんな時に感情が動いたのかを思い出して整理し、会社のミッションやカルチャーと照らし合わせたときに違和感がないかどうか徹底的に考えてみることをおすすめします。この記事を読んでくださった方それぞれにとっての「等身大の決断」ができることを祈っています。


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