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30歳。キャリアの分かれ道で、安定志向の僕がベンチャーに飛び込んだ理由と、その後。

個性あるツクルバメンバーひとりひとりのこれまでのストーリーや想いを紐解く「ツクルバメンバーズ!」。今回は、カウカモ事業部ディベロップメントチームで、事業者向けの販売支援や、個人の売却案件を担当している山口渉(2018年2月中途入社)にお話を聞いてみました。もともと安定志向の彼が、大手企業を飛び出してベンチャー企業のツクルバに転職するまでにどんなストーリがあったのでしょうか!?

リーマンショックで2度の就職活動を経験

タイトルにもある通り、元々は根っからの安定志向。実は親が公務員で、公務員など安定した職業につくように言われていました。しかし、大学の進路選択で選んだのは、建築学科。高校時代、ハウスメーカーに勤めて、戸建ての住宅をつくることに漠然とした憧れを持っていたのがその理由です。

学生時代の紆余曲折はあれど、就職活動では志望通りハウスメーカーに内定をもらうことができました。そんな時に起きたのが、リーマンショック。その影響で内定先に就職することは叶わず、二度目の就職活動をすることとなりました。

そんな苦い経験が、安定志向に拍車をかけ、2回目の就職活動は大手企業を志望しながら、会社の安定性、条件面を優先事項として会社選びをすることになりました。

そして入社したのが、不動産メディアを中心に事業を展開する前職です。

前職では、広告営業を経験したのち、自ら提案したリノベーションに特化した新しいメディアの立ち上げを任せられ、後半の4年間は新規事業開発にあたっていました。比較的保守的な文化の会社の中で、自分のアイディアを受け入れ、任せてくれた当時の上司には今でも感謝しています。


△ 大学時代のサークル活動で、新生活をスタートさせる学生向けの物件紹介の活動をしていたことが、のちに不動産業界に興味を持つきっかけとなった。(写真はサークル活動の様子)

30歳の節目に、転職を決意したある1つの想い

そんな中でも、立ち上げたサービスが形になっていく中で、段々とモヤモヤした思いを抱えるようになりました。

「本質的なユーザー体験をデザインできているだろうか?」

「SEO対策など、小手先のテクニック重視の運営で、本当の価値を届けられているだろうか?」

そして、「自分は今、仕事に全力投球できているだろうか…?」

30歳を迎え、その思いはさらに強くなってきました。そんな時、「これからの20年、30年間、仕事とどう向き合っていくか?」を改めて考え、1つの結論にたどり着きました。それは、「将来子供ができて、ある程度大きくなった時に、自分が自信を持って、胸を張って誇れる仕事をしていたい」ということ。これが、転職を決めたきっかけとなりました。

安定志向の僕が、ベンチャー企業に飛び込むまで

自分が熱中できて、子供にも胸を張れる仕事を求めて始めた転職活動ですが、やっぱり安定志向の僕は、当初大手企業を中心に見ていました。大手企業の中でも、新規事業などチャレンジングなことができる部署を中心に何社か話を聞きに行ったものの、いまいちピンときませんでした。

そんな時、Wantedlyを使った企業探しをスタートし、たまたま興味を持ったベンチャー企業に話を聞きに行ったところ、働いている人の熱量に圧倒されたんです。

前職時代のあるプロジェクトで、Web系のベンチャー企業とご一緒したことがあり、その時に感じたワクワク感に似たものを覚えました。もしかしたら、その時から、熱量高く、イキイキと働く姿に羨ましさや憧れがあったのかもしれません。

そんなことに気付いたタイミングで出会ったのがツクルバでした。

前職で近しい業界にいたのでカウカモのことは当然知っていたし、かなり意識をしていたのですが、正直、働く場所の選択肢としては考えていませんでした。しかし、改めて考えてみると、カウカモでは、徹底的にユーザー目線に立って、本質的なユーザー体験のデザインをしている姿勢が外から見ていてもわかる程で、前職でのモヤモヤを払拭して没入できる面白いサービスに違いないという確信を持ちました。それに加えて、選考プロセスを通じてお話ししたメンバーがとにかくイキイキとしていて。「面白いサービス」と「素敵な人」が揃っているなら、もうここでチャレンジするしかないんじゃないかと。


△オープンオフィスイベントの様子。ツクルバでは、採用の候補者やメンバーの友人などを招いたオープンオフィスイベントを定期的に開催しており、社外の方にツクルバで働く魅力を伝える機会となっている。イベントの場で多くのメンバーとフランクに話すことで、面接だけでは伝わらない普段の雰囲気や、メンバーの想いを深く知ることができた。


もちろん不安もありました。ぶっちゃけた話、給与は多少下がりましたが、それでも、人事部長からきちんと人事制度について丁寧に説明してもらい、会社として、これから拡大していく基盤づくりにきちんと取り組んでいることを理解できたことと、奥さんからも「帰ってきて、なんだかなぁ~と、もやもや働いている姿を見るよりも、イキイキ働いている方が良い」と言ってもらえて、最終的に決意することができました。

「まずはやってみればいいじゃん」という気持ちもあったと思います。前職で、ある程度力をつけてきたつもりだし、ダメだったらまた次にいけばいいじゃん、と(笑)

そして今、思うこと、伝えたいこと。

そうして入社したツクルバで任されたのは、リノベーション住宅特化の流通プラットフォーム「カウカモ」の、toB向けサービスをメインに取り組んでいるディベロップメントチームでのお仕事です。主に、顧客となる不動産再販事業者様への営業と、ご自宅を売却したい方向けの売却相談を担当しています。

近い業界からの転職ですが、地続きの業務もあれば、全く未経験の、新しい仕事もあり、試行錯誤の毎日です。特に、入社3ヶ月が経った最近では、任せられる範囲も増え、なかなかチャレンジングな日々をおくっており、「これがベンチャーか…!」と、早速洗礼を受けています。(笑)

だけどやっぱり、やりたい事にすぐにチャレンジでき、いろんなリアクションがクイックに返ってくるような刺激的な環境はベンチャーならではだと思いますし、ツクルバのように、尊敬できる人たちと切磋琢磨しながら、チームになって大きな目的に向かって走れる会社はなかなかないと思うので、自分の決断は間違っていなかったと思います。

今はまだ、奥さんと自分だけの家庭なので、無理をできる部分もありますが、ツクルバの先輩パパ達を見ていると、子供が生まれたらそうもいかないな…!という気持ちもあり、近い将来を見据えて、家庭とのバランスをうまく調整しないといけないという直近の課題は感じているところです。(笑)ただ、転職を考えるきっかけとなった「子供に誇れる仕事をしていたい」という目標を忘れず、これからも頑張りたいと思っています。


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事業開発・物件企画・法人営業
不動産マーケットを変えるカウカモの物件プロデューサー
カウカモは、中古リノベーション住宅に特化した流通プラットフォームです。 中古住宅のリノベーションプロデュース、物件情報をコンテンツとして発信するメディアの運営、そして顧客の物件案内や売買仲介を担うエージェントサービスまで、リアルとオンラインを複合したサービスを展開しています。 =事業紹介記事= ・「東京で暮らす」をアップデートする(CEO村上インタビュー) https://goo.gl/7zkEhD
株式会社ツクルバ



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ツクルバの若きマネージャーが考える「仕事」と「生き方」
【前編】設立9ヶ月のツクルバに第2号社員として入社した理由
【後編】ツクルバ第2号社員が、社員数100名を迎えた今思うこと
現場系ヘルメット女子がアパート大家さんをはじめてツクルバに行き着いたワケ

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