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美容医療の口コミ・予約サービスを支える男性スタッフ座談会(後編)

 前回の記事に引き続き、今回もCTOの小尾さんをファシリテーターに迎え、コンテンツチームでディレクターを担当する篠原さん、エンジニアの益田さん、そしてセールスを担当する音羽さんの4人による座談会の様子をお届けします。

「美容整形」は手段の一つでしかない

ーー小尾:美容医療を受ける人が居なければ僕たちのビジネスは成立しません。とはいえ「整形した方が良い」と言いたいわけではなくて、あくまで「悩みを解消する手段の一つに整形があるよ」という気付きを与えていきたいのですが、この微妙なニュアンスをどれだけ正確に発信できるか? ということが今後の課題になると思ってます。そのあたり、コンテンツチームはどう考えていますか?

ーー篠原:まず個人的なスタンスとしては、美容医療・美容整形によってコンプレックスを解消できて人生が豊かになる可能性が高いのであれば、整形した方が良いのではないかと思っています。
 ただ、美容整形には体の負担だけではなく、人によっては精神的なダメージを受けるリスクもあるので、あくまで中立的で客観的に「人生を豊かにするための手段の一つに”美容整形”があるよ」という姿勢でサービスと向き合っていますし、そのメッセージを外に向けて発信し続けなければならないと考えています。
 そういう意味では、トリビューにはある種の安心感があるんですよね。会社として美容医療を推奨しているわけではなくて、あくまで美容医療という「選択肢の一つ」を提案しているに過ぎないじゃないですか。

ーー小尾:そうなんですよね。トリビューの経営者としてこのようなことを言うのも変かもしれないのですが、僕も美容医療に対しては「悩んでるんならやった方がいいとは思うけど、やらないで済むならやらない方が良い」という考えです。

ーー益田:僕も同じ考えですね。さすがに夜も寝られないほど容姿に悩んでいるのであれば「美容医療という手段を選んだ方がいいのでは?」とは思うけれど、推奨したいわけではないし、だからこそ客観的な情報を届けられるサービスにしていきたいです。

サービスにとっての成功は売上だけではない?

ーー小尾:そういう意味では、美容医療って容姿の悩みを解消する手段なので「体」に意識が向いてしまうことが多いけれど、どちらかというと「心の健康」に貢献している側面が強いですよね。

ーー音羽:たしかにそうですね。小尾さんが面接の時に「”トリビュー”はマイナスをゼロにするサービスなんです」と言ってくれたことが個人的にはすごく刺さってます。”トリビュー”って生活に欠かせないわけじゃないけど、それがあることによって今まで自分自身のことをマイナスに評価していた人が他の人と肩を並べられるようになるというか。

ーー益田:それでいうと、極端な例かもしれないんですが、「”トリビュー”のおかげで美容整形しなくて済んだ」という人が出てきても、それはそれでサービスとしては成功だと言えるんじゃないかなって思います。

ーー小尾:それは嬉しいですね。”トリビュー”を通じて客観的で正しい情報を手に入れることで、結果として「美容整形をしない」という判断をしたとしても、サービスを提供した価値がそこにはあると思います。
 もちろん美容整形をする人が増えなければ僕たちのビジネスは成り立たないんですが、整形するかどうかの最終的な判断はご本人に委ねたくて、だからこそ正しい判断ができるように客観的な情報発信をしていきたいし、そのためのプラットフォームである”トリビュー”を育てていきたいんです。

トリビューで働くということ

ーー小尾:今回集まってくださった方々って、それぞれ全く違うキャリアを歩んできたじゃないですか。そうすると、それぞれの仕事へのモチベーションや価値観も違ってくるのかなって思うんですが、そのあたりいかがですか?

ーー益田:ぶっちゃけたところ、僕はそんなにデカいスケールのことは考えてないんですよね。たとえば「世界進出する!」とか。数年後には市場の状況だって変わるし、その時々に合わせて柔軟に目の前の課題を解決することに意識を向ければ良いんじゃないかなって思います。
 それでいうと、トリビューの場合は”トリビュー”というサービスを使ってくれるユーザーないしユーザーになりえるターゲットが社内に居るので、

「誰のためにプロダクトを作っているのかわからない」
「ユーザーに喜ばれているのかどうか実感が持てない」

ということが無いんですよね。自分が関わったプロダクトを実際に使うユーザーが身内に居るので、「誰のためにプロダクトを開発しているのかが分かる」というのは自分にとってモチベーションになってます。
 同時に、プロダクトを作るエンジニア側の人間としては「この機能を開発すると誰がどんなシーンで笑顔になってくれるのか」ということを想像しやすいので、そこから逆算して開発に取り組むことができる点も仕事のやりがいに繋がっています。

ーー音羽:私も個人的な話をさせてもらうと、トリビューの「なにも整っていないような状況」というのは魅力的だと思うんですよね。ある程度の体制ができあがった組織でキャリアを積んできた自分としては、これまで自分が培ってきたものをトリビューの組織運営にすぐに生かせるんじゃないか、バリューを出せるんじゃないかって思いました。
 逆に言うと、このように組織が整っていない状況を楽しみながら、当事者意識を持って関わることができる人は今の会社のフェーズに向いていると思います。

ーー篠原:”トリビュー”って、個人にとっての大きな課題を解決できるサービスだと思うんですよね。だから、なんとなく「社会貢献したい」っていうようなスタンスではなくて、純粋に目の前の身近な人の課題を解決するために何ができるか? ということを考えられる人は向いているんじゃないかと思いますし、そういう考えを持った人が集まっている印象があります。

ーー益田:あと今日の座談会みたいに「会社やサービスについてメンバーと話す時間が苦痛じゃない」というのはトリビューの魅力だと思います。サービスについて真面目に話をすることも、お酒を飲みながら雑談をするのも。
 トリビューの人たちとは素直に思っていることを話せる関係性だし、そもそも一人一人が”トリビュー”というサービスについて自分なりの考えを持っているし、そこはこの会社の良いところだと思っています。

ーー小尾:たしかに、サービスを利用する当事者ではないにしても、サービスの改善に向けて自分の意見や考えを持つことができやすいのは、この会社の特徴かもしれないですね。

ーー益田:そういう意味では、”トリビュー”って分かりやすいサービスだと思うんですよ。だって、「美しくなりたい」というニーズは顕在化されてるじゃないですか。そこに対して「美容クリニックが持っているブラックボックス化した情報を透明化する」という分かりやすい方法でソリューションを提供しているし、だからこそ僕自身も納得感を持ちながら仕事ができていると思います。

ーー小尾:仕事において「納得感」は僕も大切にしていることの一つなので、益田さんにそう言っていただけて安心しました。
 みなさん、今日はありがとうございました。最後になにか言い残したことないですか?

ーー益田:この座談会、居酒屋でやろうよ(笑)


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