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ダナン、というところ。

レッスンが休み期間中のGWを利用して、今度、新たに始めるインターンシッププログラムの地、ベトナム、ダナンに行ってきた。

去年、ハノイに行ったときには街の喧噪とそれが創り出すある種のカオスに圧倒された。そこには「みんな、生きているよ!」って感じの活気が漲っていて、ぐいぐいと何か正体の見えない力に街全体が引っ張られているような、そんな印象を持った。

ダナンの空港に着くと私が乗った成田—ダナンの直行便、日本からのチャーター便が東京、大阪から1便ずつほぼ同じ時間に到着していたらしく、日本人観光客で溢れかえっていた。人気があるとは聞いていたが、日本人の多さにまず驚く。

ダナンの街はハノイとは違い、とてもゆったりしているように感じた。川が街の中心部を流れていて、時折、心地よい風が東南アジア特有の湿気を優しく和らげてくれる。ちょっとほっとする瞬間がある街という感じ。

ハノイで最初に学ばなければいけなかったのは、次から次へとひっきりなしにやってくるバイクの波を乗りこなして道を渡ること。ダナンではその必要はない。もしかしたら、もうすぐそうなるのかもしれないが。おばさんトラベラー、安全に道を渡れることに胸をなでおろす。

目に付くのは建設中の建物の多さ。11月のAPEC開催に向けての建設ラッシュなのか。滑らかな海岸線に沿った砂浜には昔のダナンと今のダナン、そして未来のダナンが混在している。お椀型の漁船とビーチパラソル、そして建設中のホテル。ダナン、進化の真最中という感じ。

漁船で作業する漁師さんは網にかかった小さな魚と蟹をひとつひとつ丁寧にとってバケツに移している。そのすぐそばではいくつものビーチパラソルとチェアーが美しく、素朴な海岸の風景を心待ちにする観光客を待っている。そして背後にはそんな風景を楽しみにダナンを訪れる観光客を受け入れるためのホテルがいくつも建設中。

これから大きく変わっていくけれど、きっと変わらないものも大事にするのかな、この街は、などと考えながら、ぶらぶらビーチを1時間ほど歩いた。

9月から始まるインターンシップ。この地で我々がどう活動を拡げられるかはまだまだ未知数。きっと頭を悩ますことも、乗り越えられそうもないと思うような困難にもこれから多く直面するだろうが、きっと大丈夫、なんとかなるね、と自分に言い聞かせながら今回の旅を終えた。よい出会いもたくさんあった旅だった。みなさん、本当にありがとう。

また今度、9月にダナンに行くのを楽しみにしながら、そして、この地で多くの若者がインターンとして活動し、いつか近い将来、この地に住む人たちと一緒に何かを創り出していけるようになることを信じ、少しずつ前に進んでいる。

さて、わたしたちの活動、いよいよ始まります。

NPO法人Trellisでは一緒に働く仲間を募集しています
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