みなさんこんにちは。
今回は、ベトナム語について少しお話しさせて頂きたいと思います。私も自分でベトナム語のテキストを購入して自学習してみたり、ベトナム人の友達に英会話ならぬベト会話?をレッスンしてもらったりと奮闘していますが、その時に気づいたことなどについてお話ししたいと思います。そこについて考えると私達とは逆にベトナム語→日本語の方向で学習しているベトナム人たちをお助けするヒントも見えてくるかもしれませんね。
①文字
かつてベトナムに存在していた阮王朝時代では、公式文字として漢字が採用されていました。しかし、フランスの支配が強くなると次第にアルファベットを使用した
「クオック・グー」
という独自の方式で記されるようになりました。
「Việt Nam」
といったように、元来のアルファベットの上下に特殊な記号があります。この記号で、のちの章で紹介する「声調」であったり、「a」の発音であっても記号の有無で日本人では識別しにくいような微妙な違いを表現します。ベトナム語を学習している上で正直最初は結構この記号はシカトして、アルファベットのみ追ってる状態です。(単純計算すると声調だけでも アルファベット26個×6声調 もあるので正直手が回らないです。。。)
上記で述べた通りベトナムではかつて漢字が用いられていましたが、友達曰く「今の若者はほとんど読めない」そうです。漢字の使用が続いていれば、日本人にとってのベトナム語、ベトナム人にとっての日本語はかなり身近なものになっていたでしょうね。
②発音
ベトナム語を習得するのが難しい最大の理由がこの発音です。声調とは、音の高低で単語の意味を変えることを意味します。中国語はこの声調が4つ、タイ語は5つ、
そしてベトナム語はなんと6つもあります。
https://www.youtube.com/watch?v=WrYBGYoTvYc
言われれば何となくわかりますが、実際会話の中で聞き分けるのは至難の技ですね。。。中国人の日本語を聞くときに「ああ、中国人の日本語だ」と感じる方が多いと思いますが、これは声調言語特有の癖に起因するみたいですね。同様にベトナム人が話す日本語や英語には独特のアクセントが付いていることが多いです。
https://www.youtube.com/watch?v=AhKxOGZ_Dbg
動画の彼はかなり日本語が上手ですが、所々に独特のアクセントを感じること出来ると思います。
また僕の経験談でになりますが、ダナンのとある企業のインターンで、ネイティヴ英語講師のレッスンをベトナム人らと受ける機会があったのですが、「shampoo」等の「sh」の発音で苦戦している人が多く、「si」サウンドになってしまう方が多かったです。実は「sh」は日本語学習する上で結構大事な事で、「さしすせそ」の「し」はご存知の通り「si」ではなくて「shi」ですよね。寿司(sushi)も(susi)だとイメージ的には「寿C」みたいな発音になります。
こんな感じで言語の違いから来る発音の難しさって結構ありますよね。僕ら日本人は当然声調なんか最初は全く理解できないですし、英語の「L」と「R」の違いを聞き分けるのさえ結構難しいことですよね。逆にそこを克服する、克服させることが言語学習や言語指導の醍醐味だったりしますね☆
長くなりそうなのでこの辺で一回区切ります!!!
黒岩