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最良のレコメンドでコンテンツマーケティングをサポートする - Outbrain

Outbrain Japan株式会社(以下アウトブレイン)は2006年に創業、米国のニューヨークに本社を構え、世界50カ国以上のパブリッシャーやマーケターにレコメンデーションプラットフォームを提供しています。月間10億人以上の人々に同社のコンテンツレコメンデーションが利用されています。営業部統括部長の伊藤 祐氏に、アウトブレインのサービス内容のご説明をいただきました。

「DISCOVERY」の思想をベースに80ものアルゴリズムを設計

はじめに日本での実際のユースケースが紹介されました。メディアコンテンツで、一見するともともとそこに並んでいるように見えるコンテンツですが、裏側では80近くのアルゴリズムを用いてコンテンツの出し分けが為されています。べースにある考え方は「DISCOVERY」=コンテンツと出会う楽しさをデジタル上で実現するという思想です。

各アルゴリズムは、メディアの記事のテキストと広告主側のコンテンツ内テキストの関連性(「コンテキスト」)、ユーザーの過去90日分のコンテンツ消費動向を加味したうえでの「パーソナライズ」、他ユーザーの「傾向」、そして「セレンディピティ」といった4つの要素を基にしています。

アウトブレインの強みは、グローバルに展開するビッグデータを基にしたレコメンドエンジンの開発に加え、プレミアムメディアとのネットワークにあります。日本では約350メディアにて幅広いユーザーとリーチコミュニケーションを取ることが可能です。クライアントの目的に応じて、ターゲティングやインバウンドなどのサービスを提供しています。

4つのコンテンツ配信手法でコンテンツマーケティングをサポート

アウトブレインの機能的な側面として、コンテンツの配信手法が4つあります。

1つ目は「ベーシック配信」です。提携350メディアのどの記事下にコンテンツを配信するとCTRが高くなるかを自動調整します。2つ目は「KPIO(KPI Optimization)」という、コンバージョンデータを基にしてどこに何を出すとコンバージョンを最大化できるかを自動調整する機能です。3つ目は「カスタムオーディエンス」、いわゆるリターゲティング。最後に、最新の機能として「インタレスト拡張」があります。過去90日分の消費傾向のログに基づき、類似ユーザーに優先的にコンテンツを提供するというものです。

加えて、エンゲージメント計測の領域では、「TRENDEMON」や「TRIVER」といったツールも紹介されました。

展望 ― 「TREASURE CDP」とのグローバルでの連携

現時点ではアウトブレインのサービスと「TREASURE CDP」とは未連携ですが、「複数のクライアントより1年以上前から連携リクエストをいただいています」(伊藤氏)。

よくある要望としては、「TREASURE CDP」で既に管理している会員セグメントを使って、既存会員のロイヤリティを向上したいということ。アウトブレインでも同様の機能はあるのですが、過去さかのぼって管理している会員に対してのアプローチはできません。 一方で、ロイヤル会員のセグメントを拡張し新規会員を増やしたい、というリクエストも非常に多いとのことです。先に紹介したインタレスト拡張機能と「TREASURE CDP」との連携で、それが実現できると考えています。

最後に、既存アプリインストールユーザーをWeb上のコンテンツでマインドシェアを高めて再活性化していきたい、というものです。これらのリクエストは、海外でも施策化したいというクライアントも多く、今後本格的な連携を進めていきたいと考えています。

https://www.outbrain.com/jp/

トレジャーデータは2018年、デジタルマーケティングの祭典「TREASURE DATA “PLAZMA”」を開催します。「Network Showcase」の規模を拡大、デジタルマーケティングの最新トレンドを提供し、デジタルトランスフォーメーションを加速させるイベントです。2018年2月19日からスタートします。イベントサイトでプログラムの詳細を紹介しています。

Treasure Data, Inc.では一緒に働く仲間を募集しています

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