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何をするかより誰とするか。

TOWN株式会社に入る前

「起業」

中学生のとき、歴史シミュレーションゲーム「信長の野望」にハマる。セーブデータを解析して、データを書き換え、ゲーム上は有り得ない能力最大の武将を作るぐらいハマる。

このゲームを作ったのが光栄という会社で、もともと一人で作っていたことを知り、自分たちでも作れると思い込んで、友達2人と会社ごっこをはじめる。3人の名前の頭文字を取って、会社名を決め、お絵かきソフトや歴史シミュレーションゲームを作って、友達に配る。佐々木、加藤、永井で、SAKANA社(現在、休眠)。

高校生のとき、数学の文章問題を解くことにハマる。他の科目のノートがすべて数学の計算ノートになる。東大入試の数学がすぐに解けず、3日ぐらいかけて解いていたが、難しくても3日かければ解けることを学ぶ。将来起業すると高校生の友達に話してから、あだ名が社長になる。

大学生のとき、創業メンバー金子、古森、別府と出会い、この優秀な仲間とインターネットサービスを一緒に作りたいと考える。卒業後、ファミレス(ジョナサン)で事業計画も書かれていないペライチ程度の資料で起業のプレゼンをし、会社をつくる。

現在

「受託事業からクラウド事業へ」

創業時はホームページ制作やシステム開発の受託事業を中心に行い、徐々に仕事が増え、順調に売上を伸ばす。ただ、数千万円の大きな仕事を請け負うようになると、社内のメンバーが時間に追われて疲弊していくのを感じるようになる。皆の負担を減らすために、時間管理を強化したが、仲間を監視しているようで凹む。

中央集権でなく、一人ひとりが自分の強みを発揮し、自分から仕事を創り出す組織を模索する。それにはビジネスモデルからひっくり返すしかないと結論に至る。時間に追われず知識を追う事業として、労働集約型の受託事業から知識集約型のクラウド事業へ事業転換を行う。

売上の半分近くを占めていた受託事業から撤退したため、業績へのインパクトは大きかったが、2年で売上を回復。これから更に上を目指して、クラウド事業を拡大していく。

TOWN株式会社について

「ビルド」

まずつくりはじめることで、最初に立てた計画や分析ではわからなかった新しい問題解決や価値創造を誰よりも早く発見することができる。

「メンバーシップ」

メンバーがいるから一人の力では到底出来ないことを成し遂げることができる。メンバーと一緒に成し遂げることで、より大きな感動を得ることができる。

「シンプル」

体制や発想、デザインなどを複雑にせず、無駄を省き、分かりやすさを追求する。単純化することでスケールしやすくなり、また不慮の事態でも小回りが利くため、臨機応変に対処することができる。

「オープン」

売上、経費、利益、役員報酬などの数字すべてをリアルタイムに公開している。一人ひとりが自分で道を切り開いていくには、自分がいる環境の状況を正確に把握している必要がある。

今後どういうことをしていきたいか

「スケール」

事業の寿命は長くない。生態系で生き残るのと同じように、事業の多産多死を行う。それには自分だけの力では到底出来ない。メンバーの一人ひとりが最大限に力を発揮できる環境を提供していく。そして、永続的に成長する企業をつくる。

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