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"大企業"か"ベンチャー"か -両方を経験した僕がトモノカイに入った理由-

こんにちは。トモノカイ留学生支援部門の伊丹と申します。

トモノカイの留学生支援とは、日本に来ている外国人留学生が、【日本をもっと理解する】【日本をもっと好きになる】【日本でもっと成長する】機会を作ることを通して、日本の社会が抱えるグローバル課題の解決に貢献することを目指している部門です。

トモノカイの中では新規事業にあたる事業部になります。

私の自己紹介をさせていただきますと、新卒でインフラ設備関連の小さなベンチャー企業に入り、企画・営業のダメ社員ながら同期や先輩に何とか面倒を見ていただくこと3年、その後WEB媒体大手で大手顧客開拓担当として多方面から助けていただき何とかやること2年、その後トモノカイに入りもうすぐ2年がたちます。

日本の学校向けに、留学生と交流することで英語や異文化を学ぶ「異文化プログラム」というサービスの運営担当として、営業やプログラム開発など足りないところは全部やる"雑用係"が私の仕事です。立ち位置的には、たとえば部門会議で部門メンバーがお互いのいいところを言い合うような流れになったときも、私ひとりだけはダメだしの嵐を受けるような、そんな立ち位置でやっております。


学校での留学生との英語コミュニケーションプログラムの様子 写真はナイジェリア出身留学生

「ベンチャーと大企業、どちらに行くのがいいのか」

トモノカイも新卒採用を行っておりまして、先日選考を受ける学生さんとの座談会に出席しました。そのときに、選択肢の多い優秀な学生の皆さんから、「ベンチャーと大企業、どちらに行くのがいいの?」という質問がたくさん出ました。

ベンチャー、大企業といっても個別にまったく違うので、各会社ごとに比較するべきというのが結論ですが、大企業、ベンチャーの両方を経験してきた私の経験から、この問いについて言えることはあると思いますので、この機会にお伝えしてみたいと思います。

ベンチャー採用の言い分

・ベンチャーのほうが成長できる

・ベンチャーのほうが裁量が大きい

・ベンチャーのほうがしがらみがなくスピード感がある

・ベンチャーのほうが経営者と一緒に働くことで経営感覚が身につく

これらはベンチャー企業の採用でよく言われることです。これらは嘘ではありませんが、ベンチャーに特有のことではありません。

たとえば、成長という意味では確かにベンチャーには大企業ほどの信用がないため、個人の能力が試されるでしょう。また、人手が足りないため多くの業務をやる必要性はあるかもしれません。しかし大企業でも多くの仕事を巻き取って、自らを修羅場に追い込んで成長することはできますし、大きなビジネス・組織を動かす経験は大企業のほうが得やすいかもしれません。

裁量やスピード感、経営感覚という意味でも、私が前の大手の職場で預かっていた裁量の大きさや、事業部長とともにサービスを企画実行するスピード感、クライアントの経営課題に踏み込み企画を提案する面白さはベンチャー企業に劣るものとは思いませんでした。たとえば1億円の案件といった、同じ金額に対する判断について比較すれば、むしろ大企業のほうがスピード感はあるでしょう。

それでもベンチャーを選んだ理由

大企業にもベンチャー企業にもさまざまな会社があり、その選び方も、入った後の働き方も自分次第というのが今まで3社で働いた私の考えです。そういう意味で大企業も働く場所としていいなあと思っているのが正直なところなのですが、それでも2年前にトモノカイに移る決断をしてすごくよかったと思います。その理由も交えて、トモノカイという特定の会社に限った話にはなりますが、ベンチャーだからこそ実現できていることを最後に紹介しようと思います。私のバイアスもだいぶかかっていますが、少しでも仕事の雰囲気を感じていただけたらと…

■商人感覚が強くなり、スキル・視野が幅が広がる

大手に比べて、お金も人も含め、あらゆる資源が足りないということです。

足りないからこそ、何に注力すべきなのか、どの部分だけは大手に負けないのか、どの程度の投資に対してどの程度の収益を上げることができるのか、必死に考えなければなりません。そして「自分は営業だから」「自分は企画だから」というような枠にとらわれず、事業を成功させるために必要なことはすべて考え、やらなければなりません。

この点は1社目のベンチャーもトモノカイも同じですが、得意なことも苦手なことも全部やることで、個別のスキルが相互に組み合わさって、実務能力も視野もぐっと広がるように思います。

 部門では新卒1年目の社員でも収支や、自分の出張費までにも気を配りながら仕事をしていますし、ベテラン社員の仕事をどんどん巻き取ることが求められ、実際にそれが実現されています。

■自分で正解を作ることができる

トモノカイの留学生支援部門が挑戦する「外国人留学生」というテーマは、国策としても重要と位置づけられながら、今まで深く理解されていなかったテーマです。

 実際に数百人もの留学生一人ひとりと対峙すると、一般論としてもっともらしく言われている留学生についての常識がいかに間違っているかがわかります。メンバーが外国人留学生の本当の姿、実態を深く理解しているからこそ、さまざまな人、会社、学校から「トモノカイの見出した新しい正解」が求められます。狭い範囲とはいえ未開の分野に新しい答えをつくって行くことも、この仕事の醍醐味のひとつです。

■熱意を共有できる仲間が多い

 これは私がこの会社に移った最大の理由でもあります。

 多くの人が会社に集まると、どうしても何をすればいいかわからないという人、実績にあぐらをかいて挑戦しない人、とりあえず組織にぶら下がっていようとする人、威張る人なども一定数組織に含まれてきます。過去の自分もそうだったかもしれません。

 この会社に移って最も驚いたのはそういう人が一人もいないということです。社員みんなが自分の仕事に信念を持ち、学ぼうとしている。

 私自身は以前から事業を作りたいと思っていましたが、そのためには24時間365日事業のことを考え続けていることが必要だと思います。そういうことに対して後ろ指差されたり冷笑されるどころか、全員が協力し合って、互いの目標を実現し合おうとする。それに触発されてまた新しくやってみたいこと、挑戦したいこと、試してみたいことが出てくる。

手前味噌ながら、全員でこんなサイクルを実現できている会社はなかなかないんじゃないかと思います。


留学生が、外国人目線で地域の魅力を体験・発見し、自治体などへ提言するプロジェクトも。日本を熟知すると同時に母国の文化背景をもつ留学生の力が多方面に活用できる。

新卒の方や、新たな挑戦をされたい方へ

以上、私なりの観点から雑草的キャリア観について書いてきましたが、少しは参考になりましたでしょうか。

留学生支援部門でも一緒に事業を作っていく仲間を探しています。まだまだ発展途上ですので楽なことや与えられることより、苦労や報われないことのほうが多いかもしれません。それでも志を同じくして、一緒に事業、そして社会の未来を切り開いて行きたいという方がいらっしゃいましたらぜひ一度お話できましたらうれしいです!

株式会社トモノカイでは一緒に働く仲間を募集しています
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