こんにちは、TOMAPの広瀬です。
TOMAPではZeroPlusという、プログラミングスクールを運営しています!
今回は、そんなZeroPlusを卒業後、一人前のフリーランサーや、エンジニアコミュニティ運営者として多彩にご活躍されている、個別生の霧生さんにインタビューしました!
個人で稼げるスキルを身につけたかった
広瀬:青空の下、公園の芝生とイケメン。完璧ですね!
霧生さん:逆光気味ですけどね(笑)
広瀬:カメラマンの腕の見せ所ですね。(笑)ではインタビューを始めさせていただきます!
霧生さん:よろしくお願いします!
広瀬:まず、「プログラミングを勉強してみよう!」と思った背景を聞いてみたいです。
霧生さん:僕は大学2年生の時から1年間、Webマーケティングのインターンをしていて、そこでWordPressを利用したサイト編集をしていました。そのときに、HTMLやCSSにもふれ、面白いなと感じたのがきっかけです。
広瀬:そうなんですね!そういえば霧生さんは受講開始2週間で1万ピクセルくらいのサイズのサイトを模写してましたもんね…。僕らも最初びっくりしました。(笑)
霧生さん:そうですね。(笑)僕自身の目標として、受講開始から2ヶ月以内に案件を獲るという目標があったので、最初からアクセル全開でしたね。
広瀬:「フリーランスになりたい」というのは最初から考えていたのですか?
霧生さん:そうですね。まずは自分1人の力でお金を生み出すという経験をしたかったです。就職するにしても、その力は社会に出てからも必ず役立つと思っていました。
広瀬:自分の身一つでお金を生み出せる人が、社会に出てバリューを発揮できないわけがないですもんね!
色々なプログラミングスクールを検討されてたと思いますが、ZeroPlusを選んで頂いたのはなぜですか?
霧生さん:主に二つの理由です。一つ目は、就職目的のプログラミングスクールは調べるとたくさん出て来ましたが、僕自身の目的が就活ではなく、個人で戦えるスキルを身につけたかったことです。
もう一つは、ちょっと言いづらいので記事にするときはオブラートに包んでください。(笑)
大学で経営学を学んでいて、キャリアアップ事業のほとんどのマネタイズが、生徒がスキルを身につけた後、企業からの紹介料というのは知っていました。実際に多くのプログラミングスクールがその形態をとっている中、ZeroPlusはビジネス目的よりも生徒に対して真摯に向き合ってくれるスクールだと思って決めました。
広瀬:そのまま書いちゃいますね。(笑)
霧生さん:TOMAPさんが大丈夫なら良いです。(笑)
環境に依存するのではなく、自分との戦い
広瀬:霧生さんは個別生でしたが、実際に集団レッスンの生徒さんと比べてどうでしたか?
霧生さん:そうですね…やっぱり切磋琢磨できる仲間がいるとモチベーションに繋がると思います。実際に集団レッスンの生徒さんの勉強会に参加させてもらったりしましたが、みんな楽しそうにやっていました。
広瀬:霧生さんなりのモチベーションの保ち方とかありますか?
霧生さん:コツとかではないですが、そもそもスクールに頼りきりな姿勢は良くないと思っていました。例えば、東大を目指したい人が有名塾に入るだけで東大に受かるか、と言ったらそんなことはないと思います。あくまで自分の努力次第です。だから僕はスクールのサービスは「独学のサポート」というふうに捉えて学習を進めました。
広瀬:素晴らしい考え方だと思います。もちろんスクールでは教科書で学べないことも教えてはいますが、まったく自主学習をしなければその内容は自分のものにはできませんしね。
プログラミングに対するモチベーションが落ちたこととかありましたか?
霧生さん:学習中は特にモチベーションが落ちることはありませんでしたが、初めての案件を受注した時に、僕の技術力が低く、納期を何度も延ばしてしまったことがありました。その時はもう「自分には無理だ。」と諦めかけてしまっていたことがありました。
広瀬:最初の案件とか全然割に合わない額でやってましたもんね…。ぶっちゃけた話ですが、当時の状況を時給換算するとどのくらいになるんですか?
霧生さん:時給100円です。(笑)当時は初心者なので低単価で受注し、なおかつ僕の作業スピードも遅かったからですね…。今だったら時給単価1000円くらいになっていると思います。
広瀬:じゃあフリーランス活動開始当初はすごく苦労されていたのですね。ちなみに僕もフリーランス時代、半年間無給だったことありました。(笑)
霧生さん:それはやばい(笑)
広瀬:ちなみに最近は時給単価に換算するとどのくらいですか?
霧生さん:最近は時給3000円くらいでお仕事を見積もらせて頂いています。
広瀬:たった半年間で時給100円から3000円まで上がったのは凄いですね!ちなみに在校生の方から、「初心者フリーランサーの間は低い金額を見積もりますが、どのタイミングで見積額を上げるべきですか?」という質問を受けたことがありますが、霧生さんはどう思いますか?
霧生さん:僕個人的な考え方ではありますが、まずは見積額を上げるよりも、自分の作業効率を上げて時給単価を上げる意識を持った方がいいと思います。同じ単価でも作業移管が短ければ短いほど時給単価は上がります。それを繰り返し、自分の中で「これ以上作業時間が減らず、時給単価が上がらない。」と思った時点で単価を上げて見たらいいんじゃないでしょうか。
広瀬:その考え方が自己成長と収入が比例するので一番良い気がします!
フリーランスWebエンジニアとしての歩み
広瀬:2月にフリーランス活動開始してから11月現在までの流れを教えてください!
霧生さん:まず、2月の時点ではクラウドソーシングサイトを介して2件ほど案件を受注していました。その案件をこなす上で知り合ったデザイン会社の方から直接案件を頂けるようになりました。最初こそやっぱり単価2、3000円程度のLP制作などでしたが、4月に初めてHPの制作案件を8万円ほどで頂けました。
広瀬:まだちょっと相場よりは安いかもしれないですが出世ですね!(笑)
霧生さん:8万円の案件の時給単価は400円くらいでした。5月中旬からは月単位のプロジェクトに誘われ、約22万円で契約を結びました。時給が1000円になりました。(笑)
広瀬:大出世ですね。(笑)でもフルリモートの案件でしたよね!時給は普通のバイトと同じくらいかもしれませんが働き方は自由ですね!
霧生さん:そうですね。そこはやっぱりフリーランスの醍醐味だと思います。今は卒論なども抱えているので新規の営業はしておらず、収入は月20~30万円ほどです。Web制作のみに集中できればもっと上を目指せるかもしれませんが、税金面なども考えて2019年はそのくらいで留めるつもりです。
広瀬:充実していますね!実際にフリーランスになってみて、プログラミング技術以外に必要だなって思ったことはありますか?
霧生さん:会計やコミュニケーションは大事ですね。個人事業主という括りである以上、一般的な会社と同じように納めなくてはならない税金があります。
コミュニケーションに関しては、中にはクライアントとの間に仲介を立てて直接関わらないような形態を選ぶフリーランスの方もいらっしゃいます。ただ、僕は直接クライアントと関わる機会がたくさんあったので、日常会話だけでなく、ビジネスコミュニケーションの質が求められることが多かったです。
広瀬:僕も税金とかわからずに放置したら所得税をたくさん払った経験があります...。そういえば、霧生さんは他にもプログラミング学習コミュニティなどの運営もされていますよね。
霧生さん:「次世代ラボ」(https://twitter.com/jisedai_labo) を運営しています。3月に次世代ラボ代表から誘われて、ただ勉強会を開いただけなのですが、やはり自分が初心者からプログラミングを学んで来た経験を活かして、挫折しない環境を創り上げることにやりがいを感じています。
広瀬:たまにZeroPlusの生徒さんも勉強会にお邪魔しているみたいで、お世話になっております。(笑)
プログラミングもあくまで手段
広瀬:既に大学生ながらフリーランスとしてご活躍されていますが、今後はどういったキャリアプランを描かれていますか?
霧生さん:4月に総合職に就職するので、Web制作は仕事では一旦行いません。
広瀬:意外にもIT業界ではないと聞いて驚きました。
霧生さん:直接関係のある業界ではありませんが、僕の夢として、海外で働きたいというのがあったからです。内定先は3年目から海外派遣されます。それと、僕にとってのプログラミングはあくまで手段であり、コードを書くことがなくても、ITの知識やプログラミングの考え方は必ずどこかで役に立つと思っています。もちろん、就職した後でも余裕があればコードを書きたいですし、就職するまでは全力でWeb制作をやっていきたいです。
広瀬:霧生さんらしい考え方ですね!Web制作における今後の課題などはありますか?
霧生さん:今後は技術力よりも、「相手のことを考えられる」ようになりたいと思っています。UI、UX設計を始め、SEOやサイト運用にまで気を遣ったWeb制作を進めていければと思っています。
広瀬:配慮のある仕事をできる人は、どの業界でもいわゆる「できる人」と言われますよね。そういえば、Webマーケティングのインターンの経験がフリーランスに役に立ったことはありますか?
霧生さん:実際に運用までを依頼されたことはまだありませんが、既にサイトを持っている企業からそのサイトの運用についてのご相談をいただいたことはあります。
広瀬:コンサルみたいですね。(笑)
霧生さん:そうですね。まぁ、僕コンサルそんな好きじゃないんですよね。(笑)
Webコンサルも認知度が上がって来ましたが、完全にクライアントのことを考えられているかと言うと、無責任な方もいたりして。個人だとなおのこと責任が伴うのも怖いですね…。
広瀬:確かに。責任の持てない仕事を受けるのは怖いですね。
これからフリーランスプログラマーを目指す方へ
広瀬:最後になりますが、これからプログラミングを学ぼうと思っている人たちに対して何かアドバイスをお願いします!
霧生さん:楽ではないです。本当に。責任も伴います。きついことなんてたくさんあります。でもそこで諦めて辞めないでほしいと思います。
Progateを終えて模写をするときもつまずく。模写を終えて実務をするときもつまずく。時給が100円になることもあります。それでも、期間を決めたりして、そこまではやり抜いてほしいです。そこをやりきれれば突破口は見えます。もちろん、最初から案件が取れたりしてうまくいく人もいますが、そういう人でもつまずくポイントは必ずあるので、強い気持ちでやり切ってみてください。
広瀬:凄くいい言葉です。ありがとうございました!
霧生さん:こちらこそありがとうございました!
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