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開発者&経営陣インタビュー

みなさんこんにちは!東京インタープレイ(株)企画広報部のうさみです。

今回は、会社設立メンバーとしてわが社を牽引し、主力商材であるPDFビューア「SideBooksアプリ」と「SideBooksクラウド本棚」の開発者でもある、専務取締役・開発部マネージャー 今村 泰裕に「創業に至るストーリー」「開発秘話」「今後について」などをインタビューしました。

なお、今回のインタビューは、当社がコロナウイルス感染拡大予防の観点からリモートワークを導入している都合で、Web会議システム「Zoom」を用いて実施しました。

<プロフィール>

今村泰裕(いまむら やすひろ)

東京インタープレイ(株)専務取締役・開発部マネージャー

東京商船大学(現:東京海洋大学)商船学部流通情報工学課程 卒業。

2012年7月 技術担当役員として東京インタープレイ(株)設立

2021年4月より現任。


———どんな仕事をしているか、果たすべき役割をおしえてください。

開発部としては、

・SideBooks製品版開発

・アプリやクラウドシステムのインフラ維持のメンテナンス作業

が主な業務です。アプリ・クラウドサービス共に、サービスを安定してユーザーに提供することや、ユーザーに提供しているサービスが常にフレッシュであるよう維持することに注力しています。

専務取締役としては、旧態依然とした就業スタイルを見直し、従業員のみなさんが働きやすいクリーンな就労環境の整備に努めています。


———東京インタープレイ(株)創業とSideBooks開発の経緯は?

2010年は、日本でAppleからiPadの販売が開始され、「電子書籍元年」と呼ばれた年です。タブレット端末の登場とともに流行しつつあった「電子書籍」に対応する電子書籍関連の人気アプリを開発しよう、という話が仲間うちで持ち上がりました。

メンバーは、今村、当社の代表取締役の米田、社外取締役の入野、その他2名の計5名。

当時、電子書籍用の有料アプリの相場が¥1,000前後と高額で、機能はPDFファイルをアップして閲覧するだけというものが主流でした。そこで、電子書籍リーダーを無料で配信すれば人気になるのでは?と、都内某所のファミリーレストランに集合し、あれこれ戦略を練りました。

その結果、2010年12月に完成・リリースしたのが、PDFビューアアプリ「SideBooks」です。

Appストアにアプリをリリースと同時にプレスリリースを配信したところ、毎日コミュニケーション(現:マイナビ)にアプリ使用レビューを掲載いただしました。そのことで、他社ニュースサイトに記事が転載されたり、Twitterでリツイート多数..と爆発的な反響が続き(いわゆる『バズった』)、おかげさまで数日後、AppStoreの無料アプリ総合ランキング1位となりました。あれから10年が経過し、今ではDLが300万を超え、世界中のみなさまから愛されるアプリとなりました。

開発したアプリの人気が出たことがきっかけで、アプリと連携するクラウドシステム「BackShelf」を構築。それらを事業展開していこうというタイミングで、ジョイントベンチャーとして2012年7月に「東京インタープレイ(株)」を設立しました。その後、「BackShelf」を「SideBooksクラウド本棚」と改名。

それからというもの、着実に顧客数を増やしていき、地方自治体・民間企業を含め、今では500超のお客様にご利用いただいています(※2021年8月時点)


———まさに「人と会社に歴史あり」ですね。それでは、会社全体と開発部の雰囲気をおしえください。

会社全体的には、男女ほぼ同数で、役職・社歴・年齢・性別関係なくコミュニケーション出来るオープンな社風です。そのため、余計な物事にとらわれず、各々自分のやるべき業務に集中出来る環境です。

と同時に、絶えず変化する世の中の動向に常にアンテナを張り、古い成功体験にとらわれず、走りながら業務改革を続け、スタッフ全員が共通認識を持って同じ方向に向かって業務にあたっている点も、会社が成長し続けている要因のひとつだと思います。

開発部は、ユーザーの要望についてどう応えるか、ユーザー目線をもちつつ、自主性をもって業務にあたることが求められる環境下です。個性的な人間で構成されていますが、各々尊重し合っていますよ。(笑)

ズバリ言うと「成果主義」なので、結果さえ出してくれれば、細かいことは言いません。

メンバー全員フルリモートで、やりとりはzoomやチャットツールが主です。そのことに特に不便は感じていませんし、むしろ円滑に業務遂行出来ていると思います。


———仕事の魅力・醍醐味を感じる瞬間などをおきかせください。

取扱っている商材が自社開発で、わたし自身が本の虫だったので、開発条件に縛りがなく、自分が使いたいものを開発出来る点です。ただ、独りよがりにならないように、常にユーザー目線を心がけて開発しています。

また、新しい技術がリリースされる度に探求心くすぐられて、SideBooksに実装できるかどうかか実験出来る点も楽しいですね。


———一番苦労したことやその苦労を乗り越えた方法をおきかせください。

SideBooksのWEBシステム部分の開発業務を一時期外注していたことがありました。その業者が、ある日突然逃亡して連絡がつかなくなってしまったんです、開発途中にもかかわらず!しかも、途中まで作られたソースコード確認してたら、とんでもないデタラメなもので。システムも張りぼてで。。

当時、SideBooksクラウド本棚を開発するにあたり、支援してくださる企業があって、開発スケジュールも決まっていたので、スケジュール通りに作業進行しなければならずでした。そんなこんなで、私は休日を返上、睡眠を削って、リリース期日までに何とか間に合わせたという。。

かなりの力技ですよね(苦笑)。ちなみに、これは会社黎明期のエピソードであって、現在スタッフにこのような労働を強いているわけではありませんので、くれぐれも誤解のないようにおねがいします!


———嬉しかったこと、成功体験があればおきかせください。

アプリを売り込むべくプレスリリースを配信した後に、バズったことですね。

通常、プレスリリースを出しても大きく取り上げられる可能性はほとんどなく、反響があることを全く期待はしていませんでした。(笑)

そのため、うまくいったというのは結果論なんです。運がよかった。

ただ、これがなかったら、今の東京インタープレイの繁栄も、SideBooks導入ラッシュはもなかっただろうと思うと、深く考えずではあったものの行動に移して良かったなとしみじみ思います。

行動しないことにはその後に繋がっていかない=運を引き寄せられないんですよね。


———仕事をする上で大切にしていることはありますか?

「絶対にやってはいけないミスをしないこと」。

そのために、作業開始時点で熟慮する。想像力を働かせることを意識しています。

開発におけるミス=仕様・設計にかかわってくるので。

基本設計を間違えてしまうと、後で行き詰ってしまいますからね。

例えば、インフラ整備の点だと、サーバーを落としてしまわないように細心の注意をしていますし、バージョンアップ作業時には、実行ボタン押す前にチェック怠りません。あとは変なコマンド打ち込まないように、とか。とにかく致命的なミスを侵さないように細心の注意払っています。


———基本中の基本を怠らない、というのはどんな仕事にも共通することですよね。

———会社全体、開発部、個人的なもの含め、今後どのような仕事をしていきたいかおきかせください。

会社全体では、先述しましたが、引き続きスタッフのみなさんが働きやすい環境整備をしていきたいです。

開発部門としては、人員増員したいですね。私は開発から手離れしたいです。

個人的には、開発から手離れした暁には、SEとして、開発部門の作業全体の整備に注力したいです。今現在は、プログラマー的な業務にあたっているので。。


———求職者のみなさんへのメッセージがありましたらお願いします。

東京インタープレイ(株)の開発部門では「コミュニケーション能力がある人」を求めています。

ここでいう「コミュニケーション能力」とは

・自分が頭で考えていることを的確に相手に伝えられること。

・お客さんの言うことをよく聞き、理解してカタチにできるできること。

です。これは、スタッフ間での意思疎通においても重要ですね。

あと、技術者として「新しいことにチャレンジし続けることが好きな人」。

先進的な技術を要する環境下において、これも重要な特性ですね。


———貴重なお話しをお聞かせいただきありがとうございました。

   新しいメンバーが増えて、一層会社の成長が加速することを願っています。

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