H・Mさん/デジタルイノベーション本部 Designユニット(2016年入社)
2016年に新卒入社し、2019年のチーム発足時からDesignユニットに所属しているHさん。Designユニットの仕事内容やチーム内の雰囲気、今、求められている人物像についてお伺いしました。
東京海上グループのUI・UXにおける課題を解決するのが、Designユニットの役割
――Hさんのお仕事内容を教えてください。
主な役目は、東京海上グループのWEBサイトをリニューアルすることで、UI・UX上の課題を解決することです。
例えば、「お客様からのお問い合わせの電話が増えている」という課題がある場合には、WEBサイトのリニューアルを通じて、お客様をうまく誘導し、疑問を解決できるよう促すといったことをしています。
―WEBサイトのリニューアル全体を担当するんですか?お仕事の幅が広いですね。
そうですね。コーディングなどは、他のチームにお願いしますが、カスタマージャーニーマップの作成からワイヤーフレームの作成、ページのデザイン、効果分析、その後の改善作業など、リニューアルの工程全体に関わっています。ただ、私はチームのメンバーとペアで仕事を進めているので、仕事の幅は広いですが、お互いサポートしながら進めていますので、やり難さを感じることは少ないですね。また、Designユニットではスキルマップを作成していて、メンバーそれぞれの得意分野を可視化しています。デザインやUI・UXの設計、開発、リサーチ、分析など、ちょうどバランスよくスキルがカバーされているので、苦手な領域の仕事については他のメンバーからサポートを受けることもできて助かっています。
―ちなみに、Hさんの得意分野は何ですか?
得意分野と言い切ってしまうほどの自信は無いのですが、以前から効果分析のスキル習得には力を入れています。WEBサイトをリニューアルするうえで、効果分析とその結果をもとにした改善作業はとても重要です。なので、WEBサイトをリリース後には、必ず、Google Analyticsを用いてページの遷移率やクリック率などを分析しています。場合によっては、ABテストなどを実施して、仮説を検証することもあります。当初は、日々変化する数値を追うだけでも苦労していましたが、最近ではスムーズに仮説を立てられるようになり、スキルの向上を実感しています。
週1回4時間のワークショップが急速なスキル向上を促進
――Designユニットとして、スキル向上のために取り組んでいることはありますか?
はい。週1回、Designユニットのメンバーが集まって、4時間ほどスキル向上のためのワークショップを行っています。
――4時間!?それを週1回のペースでやっているんですか?
そうです。でも、かなり穏やかな雰囲気のワークショップなので、重荷に感じることはあまりないです。実際に、「ワークショップでこんなことをやりたいです!」と提案するのは若手のメンバーが多くて、メンバー同士の交流の場にもなっていると思います。
――ワークショップでは、具体的にどのようなことをするのでしょうか?
例えば、「Weekly UI」というプログラムを行っています。Weekly
UIでは、毎週、「キャッシュレスアプリ」や「ヘルスケアアプリ」など、特定の分野をテーマとして設定し、そのテーマに適したUIを考案して、メンバー間で発表し合うプログラムです。一口にUIといっても、サイトの特性や目的によってデザインの仕方が大きく異なります。そうしたデザインのバリエーションを身につけるためにも、Weekly UIはとても役に立っています。また、同じテーマ、同じ時間内で制作物を作るため、自分が他のメンバーに比べて、何が苦手で、何の作業に手間がかかっているのかといったことが明確になります。スキル向上を図るうえでも有効なプログラムだと思います。
あとは、社内で開発中のWEBサイトやアプリのデザインに対して、メンバー全員でディスカッションしたり、他社でデザイナー経験のあるメンバーに、デザインやWEB制作の知識をレクチャーしてもらったりしています。Designユニットは、一人を除いて、全員が新卒入社のメンバーで、さらにエンジニアからの転身組でもあるため、デザイン業界の常識やトレンドに不案内なところがあります。なので、そういった知識を共有してくれる中途入社の方の存在は非常にありがたいですね。
――社外から新たな風を吹き込んでくれる存在を求めているわけですね。
はい、まさしく!保守的なイメージの強い保険・金融業界のデザインを革新することがミッションと感じているので、業界を変えていきたい方や新たなスタイルや価値観を持った方は大歓迎です!
「『保険会社っぽいデザイン』を覆してくれる仲間を求めています」
――Hさんは、具体的にどのような方をDesignユニットにお迎えしたいですか?
経験豊富な方だと嬉しいです。先ほど言いましたが、メンバーの多くがエンジニアからの転身組のデザイナーのため、「経験」という点ではやや乏しい部分があります。特に、私個人としては、他部署との連携やプロジェクトの進行など、ファシリテーションに不安を覚えることがあるので、その部分をカバーしてくださる方だと非常にありがたいです。
あとは、私たちの固定観念を打ち崩してくれるような方がいいですね。私自身、この会社で勤務するなかで「保険会社のデザインといえばこんな感じ」といった考えが、知らず知らずのうちに凝り固まっているのを感じています。「そんなの時代遅れですよ!」「今のトレンドはこうですよ!」といった勢いで、既存に捉われず私たちの凝り固まった思考を覆してほしいなと期待しています。
――最後に、この記事をお読みの方にメッセージをお聞かせください。
Designユニットが所属するデジタルイノベーション本部は、東京海上日動システムズがデジタル時代にふさわしいイノベーションを創出するために設立されました。そのため、親会社含め全社的な期待を受けていることはもちろん、他の部門をリードして、社内のマインドを変革していく役割も担っています。つまり、自分のアイデアや価値観を発信し、社内に影響を与えていくチャンスでもあると思うので、そうした取り組みにご興味のある方はぜひ仲間に加わってほしいです!