研究開発エンジニア
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TIS株式会社
8/22より本日まで、2週間にわたり行われた「コミュニケーションロボットを利用して、対話システムの開発を体験するインターン」が本日終了しました。
本インターンでは、前半はPythonやGit、そして中核となる対話システムに関するチュートリアル、後半は企画の作成方法の説明と、チームに分かれての企画立案と開発、というように2つのフェーズに分けて進みました。
本日の成果発表会では、全3チームがそれぞれに開発した対話ロボットを発表しました。
塾の先生は結構忙しくしていて、生徒はなかなか質問ができなかったりします。また、逆に先生も授業のどの点がわからなかったのか、生徒から聞きたいところですがその時間が取れません。
そこで、対話ロボットを「架け橋」とします。生徒がロボットに質問をすると、ロボットは先生に質問を伝達するほか、その質問に答えられる、現在応対可能なほかの先生を紹介してくれたりする、というものでした。ちょっと開発の時間が足りず完成には至りませんでしたが、実際に塾の生徒にインタビューするなど、取材に基づき課題をしっかり設定して取り組みました。
お世話になった先輩や上司に、何を送ったらいいだろう・・・?と悩む方は多いと思います。実際、多くの人が1日以上は悩んでいるそうです。デパートなどにはギフトコンシェルジェなる人がいる一方で、ギフトに悩む人はそれ以上に多く、手が回っていないのが現状です。それを解決するのが、この「おくりびと」になります。※ちなみに、ここまで書いた内容はすべて学生自身がリサーチした内容です。
まずは送る相手の年齢や性別について、お客様に聞きます。それである程度相手のことを理解したら、そこからはおすすめの贈り物を紹介します。その中で必要に応じ追加の質問をすることで、より絞り込んでいきます(これはフリーワードによる絞り込みになっており、分類にはWatsonを利用しています)。実機でのデモもしっかり成功していました!
オタクもおしゃれになりたい。しかし、そんなお宅にとっての最大の障壁が・・・「試着室に入るときに店員さんに話しかけないといけない」こと!という着眼点から、試着室のスタッフをロボットに置き換えることで、オタクでも気兼ねせずに入れるようにするというものでした。
盗難防止のためのQRコードを使った試着室への入退室管理、商品タグを見せることで「入室している人」と「商品」からファッションチェックを行ってアドバイスをする、など多彩な機能が盛り込まれており、また対話管理も独自のフォーマットでファイル形式で書けるようにするなど開発面での工夫も凝らしているという、かなり高度なものに仕上がっていました。
ちなみに、ロボットは試着中には目を隠して後ろを向いてくれるという配慮もありました。
今回のインターンの特徴として実際にお店の様子を取材しに行くという点があったのですが、どのチームも積極的に取材をしていて、一回だけでなく複数回足を運んだチームもありました。そうして企画を練り上げて、こうして開発までもっていく、という工程を2週間でやりきったのは、見事、そして大変だったと思います。
そんなわけで最後は・・・
乾杯!で慰労会に突入です(お寿司も入りました)。
交流会には、メンター以外の弊社の社員も参加してもらいインターンでは紹介しきれなかったより深い話や、またTISでの働き方などについてざっくばらんな話が展開されました。
初日が台風でつぶれるという波乱含みのインターンで、学生たちにとっては毎日新しいことの勉強で大変だったと思いますが(プログラミングが初心者の方もいたので)、なんとか最後まで乗り切ってくれました。なお、インターンで使用した資料については、後日公開する予定です。参加できなかった、という方、この記事を読んでどんな内容だったんだろう?と興味を持った方、少々お待ちくださいませ!
また、TISでは次の冬のインターンの他、Tech-Circleという勉強会もほぼ毎月開催中です。イベントを見逃したくない!というかたはぜひconnpassやWantedlyでのフォローをお願いします。
最後に集合写真です(みんないい顔をしていますね)。お疲れさまでした!