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「教育を変えるために、起業家を増やしたい。」入社2日目に社長へ直談判して新規事業を立ち上げたメンバーの思いとはー松尾慎太郎

プロトスターは、入社歴に関係なく、アイディアを形にできる環境があります。エンタープライズ事業部の松尾慎太郎さんは、入社2日目に新規事業の立ち上げを代表に直談判し、今まさに取り組んでいる真っ最中です。大手不動産会社を経て、プロトスターで新規事業の創出に挑戦している松尾さんに、プロトスターに入社した背景や事業に対する思いを聞きました。

「納得して入社したい」 内定4社を見極めるための軸

――現在、どのような事業に携わっているのでしょうか。

松尾:資金調達したスタートアップに対して、資金の使い方を最適化するためのサポートをする事業で、企業に私たちがどのような価値提供ができるのかをゼロから考えています。入社2日目に「新規事業を立ち上げたい」と代表に直談判したこともあり、新規事業立ち上げのチャンスをもらい、まさに立ち上げの真っ最中です。

実は、スタートアップの支援をしたいというのが、プロトスターへ転職した動機のひとつでした。なので、入社してすぐに希望していた働き方ができています。

ーー前職では、大手不動産企業で大規模な施設の事業企画やプロジェクトマネージャーを担当していたとのことですが、プロトスターへの転職を決めた経緯を具体的に伺えますか。

松尾:スタートアップを支援する仕事をしたいと考えた時に、起業して自分で事業を立ち上げるか、そのような事業に携われる企業に転職するかの2軸で検討していました。

転職活動と情報収集のために、転職サイトやエージェントを活用したりリファラルで紹介を受けたりして、合計100社ほどの企業と話をしました。その中から面接を受けたのが8社で、選考を進めると決めた4社から全て内定をもらいました。4社の内のひとつがプロトスターです。

最終的に起業ではなく転職を選んだのは、自分がゼロから立ち上げて仲間を募るよりも、プロトスターの優秀なメンバーと事業を進める方が、成功する確率が高く、よりスタートアップの力になれると思ったからです。

ーー100社に話を聞いたとのことですが、どのような軸で「自分の行きたい企業」「自分に合っている企業」を見極めたのでしょうか。

松尾:面接では「どういう思いを持った代表なのか」「どのような事業モデルなのか」に重点を置いて、話を聞きました。入社するからには自分自身が納得して不安な気持ちがない中で働きたいので、内定をもらった4社には、会社の締め会や社員の方とのランチなど、じっくり話をする場を設けてもらいました。

ランチでは、会社の課題や強み、代表に対してどう思っているのかなどについて、質問をしました。中には答えづらい質問もあったと思いますが、プロトスターはごまかすことなく正直に答えてくれました。その真摯な対応が入社の決め手のひとつになりました。

ーー大手企業からスタートアップへ転職することに懸念点はありましたか。

松尾:新卒で入社した企業がスタートアップだったので、働く雰囲気はある程度イメージできたため、そこまで大きな懸念点はありませんでした。
大手企業は守備力が高く、リソースや商標や契約周り含めて基盤がしっかりしています。一方で、多くの社員を抱えているため評価制度の変更や人員整理が難しく、その結果、新規事業に投資しづらいという課題があります。スタートアップは社員のリソースが少ない代わりに意思決定が早く、新しいことにチャレンジしやすい土壌があります。

スタートアップ→大手→スタートアップと渡り歩いている自分だからこそ、どちらのいい面、悪い面も学んできたので、今までの経験がバランスよく今の事業に活かせると考えています。

「教育を変えるために、起業家を増やしたい」交通事故が転機になった人生

ーー松尾さんがスタートアップ支援や新規事業の立ち上げに興味を持ったきっかけはなんでしょうか。

松尾:20歳のとき、交通事故に遭ったことです。自転車に乗っている時に乗用車に轢かれて、意識不明の重体になりました。運良く数週間の入院とリハビリを経て社会復帰できたのですが、その時に「せっかく自分の命が救われたのだから、人生懸けられるものを見つけたい」と。

人生を見つめ直したいという思いから、まずは海外へ行きました。15カ国以上の国を放浪した後に日本へ帰国し、興味のあった教育分野に関わりました。しかし偏差値を上げるための教育ばかりで本質的ではないと感じ、「日本の教育を変えるには今までと違うアプローチで変えていかなければいけない」と思いました。と思いました。

それを実現するには、僕の人生を費やしても難しいことは分かっています。しかし、「多様な生き方や働き方をする人が増えたら、教育自体も変わるのではないか」と考え、世の中に大きなインパクトを与える可能性のある起業家を増やしていくことが大切だという結論に至りました。そこから、スタートアップ支援を行いたいと強く思うようになりました。

ーー実際に入社した感想を教えてください。

松尾:スタートアップなので社内の仕組みは発展途上ですが、昨年から社員が一気に増えていて、仕組みを整備し始めています。そのため、これから基盤を整えながら、大きく成長していくフェーズなのだと感じています。

ーー新規事業を立ち上げている中で、印象的な出来事はありますか。

松尾:スタートアップの起業家と接していると、日々刺激を受けます。例えば、「休憩の在り方をアップデートしたい」という思いでプロダクトを開発をしている起業家がいるのですが、6年間トライアンドエラーを重ねて、最近ようやく、製品化に近付きました。長年、強い情熱を持って事業に取り組む姿勢は本当にかっこいいですし、僕自身学ぶことも多いです。

ーー現在は週2のオフィス出勤、週3のリモート出勤ですよね。コロナ禍でイレギュラーな働き方が続いていますが、社内のコミュニケーションで工夫していることはありますか。

松尾:オフィスに出社したときは、積極的に話しかけたり一緒にランチに行ったりして、なるべくメンバーと交流することを心掛けています。オンラインの場合は、毎朝実施されている15分の朝会を大切にしています。雑談や近況報告をする場なのですが、誰かしら面白いことを言うので朝から笑いが起こります。僕自身が話す時だけでなく、メンバーが話しているのを聞いているだけでも楽しいです。コロナ禍での転職ではありましたが、コミュニケーションの面で苦になったことはないですね。

情熱を持ち、成果に貪欲な人と0→1を作りたい

ーーなるほど! 朝会で笑いが絶えないのはとても素敵ですね。これからプロトスターに転職する人はどのような人が向いていると思いますか。

松尾:スタートアップということもあり、事業開発や人事、社内の仕組み作りなど、全てにおいて代表の意思決定が早いです。そのため、その変化を楽しいと思える人は向いていると思います。あとは主体性やリーダーシップがある人ですね。今いるメンバーはリーダーシップのある人が多く、与えられた業務をこなすのではなく、自ら進んで仕事を作っています。

ーー松尾さん自身は、どのような人と一緒に働きたいですか。

松尾:成果に貪欲な人ですね。自ら価値を作りたいという情熱があり、自分の言葉で自分の熱意を語れる前向きな人と、これから一緒に0から1を作っていきたいです。

ーーありがとうございます。最後に、今後の目標を教えてください。

松尾:日本では、年に約2,000社が資金調達をしています。資金調達を検討する時、多くの企業に「まずはプロトスターのサービスを利用しよう」と思われるような、業界のリーディングカンパニーにしたいです。

プロトスターに入ったからには、業界を変えるつもりで事業と向き合っています。同じくらい熱い思いがある人と一緒に働きたいので、私たちの熱意に共感してもらえる人をお待ちしております!

(取材・文/前田沙穂)

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