テレイグジスタンス(TX)の社員紹介企画第4弾は、
事業開発チーム最年少かつテレイグジスタンス新卒第一号の村尾宙俊さんです。
今回は、前編として「入社の経緯」について深掘りします。
なぜ、新卒でTXに入社するという決断に至ったのか、その背景に迫ります。
まずは、自己紹介を簡単にお願いします。
村尾宙俊です。2001年生まれで、奈良県西大和学園中高より、神戸大学経営学部に進学しました。
大学在学中の2022年12月から約1年半、大学を休学しフルタイムでTXでのインターンを経験しました。
その後復学期間を挟み、2025年1月からTXに復帰した後に新卒入社することになり、現在は小売向け飲料陳列ロボットの事業開発業務全般に従事しています。
大学の休学に踏み切ってまでインターンを始めたきっかけは何だったのでしょうか?
きっかけは自分の生い立ちに遡ります。
私の父親は東大阪で金属の加工業を営んでおり、幼い頃から、いずれは自分が会社を継ぐものだと思っていました。また、家族団欒の場で会社の話をすることも多く、小さな頃から”ビジネス”と”ものづくり”への関心が自然と芽生えていきました。
そういった背景から、大学入学後はビジネスに近い何かがしたいと考え、生協学生委員会という学生団体に入り、大学生を集めてイベントを開催したり、学生向けの冊子を作成したりというようなことをしていました。他方、生協は営利団体ではないという理由から"お金を稼ぐ"ことができないという制約があり、稼がなければいけない中でのきったはったのビジネスの第一線に身を置きたいという気持ちが強くなっていきました。
そんな気持ちからインターンを探していた時に偶然話した父の従兄弟の多鹿さん(代表の富岡の元同僚)に紹介してもらった企業がテレイグジスタンス株式会社でした。真に優秀な人間が本気で取り組んでいる環境があると聞き、最先端の環境で、ものづくりのビジネスを学びたいという一心から面接に応募し、翌週から東京での仕事が始まりました。
実際にインターンとして働いてみて、期待していた経験は出来ましたか?
期待以上でした。
はじめは、ロボットの社会実装という今まで経験したことのない長大な目標の前に圧倒的な無力感を覚えました。あらゆる物事の進むスピード感がとてつもなく早く、最初に任されたのはエクセル作業だったのですが、そのような一見単純に見える作業でも自分のパフォーマンスは、質的にもスピード的にも、TXに求められるレベルに遥かに届いていないと感じていました。
広範な仕事のアウトプットを圧倒的な速度で求められるため、なんとか食らいつく中で徐々に自分が成長しているという実感があります。一方で、その間に会社自体も急成長していくため、常に自分が出せる一歩先の成果が求められ続ける最高の環境です。
さらにTXにおいて特徴的なのは、誰もやったことのない挑戦を会社としてしているため、経験豊富な先輩方でさえも未体験のことが常に起きているということです。
そのため、インターンになったばかりの自分でさえも型を作っていかなければいけないタスクがある状況でした。例えばインターン生として初めて取り組んだコンビニの棚割りを作成する業務では、ロボットが陳列しやすい棚割りはどのようなものかを考えて、要素抽出し、フォーマットに落とし込みました。
1インターン生であっても、誰も正解を知らない中で、理由を持って小さな決断をし続ける必要がある業務が身の回りに溢れていることは、自分にとって最高の成長機会でした。
TXへの入社の決め手はなんですか?
一番は、この人たちと働きたいと強く思ったからです。
本当に尊敬できる先輩ばかりで、そんな彼らが生み出すカルチャーの中に自分の身を投じたいと思いました。その特徴を自分なりに纏めてみると次の3つになるかと思います。
一つ目はメンバーの皆がとにかく優秀なことです。
出身企業はさることながら、それだけでは測れない頭の良さを日々感じています。例えば自分の上司は高校時代に東大模試十傑だったそうで、名実共にマルチタスクができるタイプです。
二つ目は事業のダイナミズムです。
自分が思いもよらない方法でビジネスが進んでいきます。日々、よくその選択肢を消さずにアウトプットできるなと感動を覚えるほどです。イメージで言うと、ロボットの機能を足したいけれども、それをするとコストがあがってしまうがどうしようか。よし、一から新しいロボットを作ろう。もちろん間に合うよね?(え、今から?……いや、よく考えてみたら間に合うか……?)みたいな感じです。
三つ目は全員の当事者意識が非常に高いことです。
一人一人がギリギリもしくは半ば不可能とも思える目標を抱えていて、人生をかけてそれらと向き合っています。自分は、人生の意味の大部分は仕事にあると考えているので、人生をかけて仕事に取り組める環境があることは、非常に有難いです。また、それだけの当事者意識を持った人間が集まっているからこそ、ひりつく緊張感が常にあるのもTXならではだと思います。
そんな環境でこの人たちと渡り合っていけるくらい強い人間になりたい、と思ったことが入社の決め手です。
(後編に続く)