今回、インターンシップ体験記を書いてくれたのは、作業療法士を目指してTASUCにインターンシップに来ていた、大学3年生の”まさみさん”です!
TASUCには、実習が終わった後も、家族会や療育のサポーターとして、インターン継続中です。
子どもたちの発達に関わる作業療法士を目指して…
<実習の経緯>
私は子どもが好きで、障害があるということで生活が制限されている子どもの助けになりたいという思いがあり、作業療法士を目指して大学に進学しました。
そして2023年8月に、7週間TASUC国立教室で実習させていただくこととなりました。
教室の先生はもちろんお母さん方にも暖かく迎え入れていただき、様々なことを経験させていただけた7週間となりました。
<経験したこと>
実習では、ケースレポートを書くお子さんを一人決めていただき、その子を担当しながら、ケース以外のお子さんの療育を見学させていただきました。
ケースのお子さんがお休みの日は、他の教室に行ったり、特別支援学校に連れていっていただいたり、社会福祉法人にも行かせていただいて、様々な特性のあるお子さんや大人の方と関わらせていただいました。
<印象に残ったこと>
私のイメージとして“療育は一対一で関わり子どもに対してアプローチする”という印象をもっていましたが、TASUCでは療育は基本的に保護者同伴で療育を行っていました。
療育を行ったことが家庭や学校でできるようにならなきゃ意味がないから、そのためには保護者と協働することが必要不可欠であるというお話を聞きました。
そのお話を聞いて、療育で取り組むことは家や学校での困りごとであり、困っていることを詳しく知っているのは療育を行う支援者ではなく、保護者の人であるということを実感しました。
そして、支援者としてどうあるべきなのか改めて考えるきっかけになったため、印象に残りました。
<大変だと思ったこと>
ご家族との信頼関係を構築することが大変だなと思いました。
自分の言動一つで子どもの特性を受け入れて前に進める力を与えられるかもしれないし、逆に子どもの障害を受け入れる機会を奪ってしまうかもしれないと思ったので、家族との信頼関係を築くために知識を蓄え一つ一つのご家族と向き合うのは相当の努力が必要だと感じました。
それだからこそ、ご家族が前向きになったりすることでやりがいを感じられると思いました。
<実習先を探している学生さんへのメッセージ>
自分が少しでも興味ある分野に対して経験を積んで、後悔ない学生生活を送れるようお互いに頑張りましょう!!