みなさま、初めまして!代表の 田村 です。
ストーリーをご覧いただき、ありがとうございます。
本日は、新規事業についてのストーリーです。
聞き馴染みのない言葉もあるかもしれませんが、できる限りわかりやすく、写真もたくさんお見せしながら共有できればいいなと思いますので、最後まで読んでいただけると嬉しいです。
私たちタキテック株式会社は、電子部品の輸入商社として、世界の最先端技術を日本に届けてきました。
携帯電話基地局や人工衛星、防衛分野まで、幅広い分野で私たちの取り扱う製品が活躍しています。しかし、私たちの挑戦は電子部品だけに留まりません。新たに取り組んでいるのが、飛行機の「メンテナンス、リペア、オーバーホール(MRO)」です。
この挑戦の背景には、どのような思いが込められているのか...?
※MRO(メンテナンス、リペア、オーバーホール)とは?
主に産業機械、航空機、インフラ設備、車両、またはその他のシステムの維持管理に関わる重要な活動を指します
なぜMRO事業に挑むのか?
創業以来、タキテックが大切にしているのは「お客様の求めるものを、求めるカタチで届ける」という理念です。これまでは電子部品を通じてその使命を果たしてきましたが、近年、私たちが目を向けたのは航空業界。飛行機やヘリコプターの整備を通じて、より直接的に社会の安全を支える新たな挑戦です。
特に、防衛省との取引をきっかけに始まった軍用輸送機のMRO事業は、当社にとっての転換点となりました。この事業を通じて、飛行機を新品同様の状態に復元するだけでなく、より効率的でリーズナブルな整備の実現を目指しています。
吉本さんがかっこいい!
タキテックだからこそ実現できる挑戦
では、なぜタキテックがこの分野で挑戦できるのでしょうか?その理由は、当社のもつ独自の強みにあります。まず、商社としての「目利き力」と「調整力」。世界各国から最適な製品やサービスを調達し、それを日本のお客様に届けるノウハウが整っています。
さらに、アンテナ設計や電子部品の開発を通じて培った「技術力」も大きな武器です。単なる調達にとどまらず、技術的な提案やカスタマイズにも対応できるため、飛行機やヘリコプターの整備という新分野でもお客様の期待に応えることができています。
マレーシアとの連携で築く未来とは
色々な国で飛行機を直す許可が降りている認定工場があります。アメリカ(一番大きい)・ヨーロッパ、アジア(3拠点あり)などです。
当社がMRO事業を始める際に選んだ拠点は、アジアの航空整備ハブであるマレーシア。ここで、高度な技術を持つ現地のパートナーと協力し、効率的かつ高品質な整備を行っています。
つい最近は、飛行機のエンジン修理が完了したので完成検査を実施しにいきました。どういう形で出荷するのかを目視検査したり、タグなどのチェック、テストデータを見て揃っているかどうかなどです。
こういったことの先に何があるかというと、例えば、震災時に滑走路がなくても物資輸送に活躍したヘリコプターは、これからの災害対策や物流においても重要な役割を果たします。
今後は、マレーシアとの連携をさらに深め、5年以内には日本国内でも整備事業を展開することを目指しています。防衛省や海上保安庁、消防庁と連携しながら進めていきたいです。
顧客からは「工期が短い」「価格がリーズナブル」といった点でも高い評価を得ています。国内では飛行機を修理できる会社が限られているため、順番待ちの解消にも寄与しているんです。
特に印象深いのは、現地の技術者たちの修理の専門性は大変高いこと。アメリカの整備会社にも頼られるレベルに達しているそうです。
空を支える挑戦を、共に!
私たちのMRO事業は、これからより具体的に進めていく方針です。
現在、日本国内でMRO事業を展開するため、格納庫の確保や機材のリース、認定取得といった準備を進めています。この事業が軌道に乗れば、売上規模が一桁変わるほどの大きなインパクトをもたらすと考えています。
「飛行機の修理を日本でも。」
グローバルな連携を強化しながら一歩ずつ進んでいきます!