- バーティカルSaaSのPdM
- BE、FE、フルスタック
- テクニカルサポート
- 他16件の職種
- 開発
- ビジネス
- その他
前回の代表取締役村田のインタビューにつづき、
今回はTAIANのテックリード・柳生にインタビューをしていこうと思います。
エンジニアとしての枠を超え、ビジネスサイドともディスカッションをし、”事業を”良くすることを考えながら働く。そんな柳生さんのエンジニアマインドを深掘ります。
<経歴>
早稲田大学卒業後、某大手電機メーカーを退職後、CyberAgentの子会社である株式会社マッチングエージェントに1人目の社員として入社し「タップル誕生」をリリース。その後も docomo Ad Network など7つのサービスの立ち上げを経験。フロントエンドからバックエンド、インフラまで幅広く経験。
<今までの開発言語>
バックエンド:Java / Kotlin / Scala / Go / Python / Ruby / PHP / Node.js
フロントエンド:React.js / Vue.js / jQuery / HTML / CSS / JavaScript / TypeScript
スマホアプリ:Dart (Flutter)
インフラ:AWS / GCP / CloudFormation / Terraform / Docker
TAIANと出会い、初めてブライダル業界に向き合う
Q.幅広い会社で働いてきた中で、どのようにしてTAIANに出会ったのですか?
A.物流の会社で働いていたときに、TAIANのCTO淀川さんと出会ったことがきっかけです。
淀川さんは、AI開発チーム・配送効率最適化を主として取り組んでおり、僕はECとの連携システムやドライバーと荷受人の連携システムの開発を主として取り組んでいました。同じ会社にいたので、僕の声が聞こえてきたみたいで。そんな中で淀川さんが声をかけてくださったのがきっかけです。
Q.6つのサービスを立ち上げ、たくさんの業界を経験してきた柳生さん。技術力の高い柳生さんは企業を選べる立場であったと思いますが、TAIANを選んだのはなぜなのでしょうか?
A.結婚式は人生において、一番幸せな日だと思っています。そして、それをITを使って、よりよい体験にできると思いました。結婚式にかかるお金って高いじゃないですか。「高いお金を払った分、本当に結婚式やってよかったね」という体験にできるんじゃないかという可能性に面白く感じ、惹かれました。
Q.技術的な観点よりは、事業に惹かれたんですね!
A.ブライダルを取り扱っている企業を探すという認識で探したわけではなかったです。次新しいこと何やろうかな~と探しているうちに、TAIANを通じてブライダルという領域を認識し、自身の人生の中で最も楽しかった日が結婚式だったことも思い出し、面白そうだなと思いました。
Q.「結婚式をITの力で盛り上げる」ということに魅力を感じて、入ってくださったんですね!エンジニアの方々は感覚よりも論理に強く、感情・感覚が大切にされる結婚式というジャンルに興味を持つイメージが正直あまりないのですが、エンジニアの柳生さんが思うブライダル業界・結婚式の魅力はなんですか?
A.エンジニアとして開発に関わる中で、自分がターゲットユーザーかどうかが、どれくらい本気でサービスと向き合えるかに関わってくると思っています。結婚式はみんな一度通ってほしいなと思っている道。多くの人が経験する中で、自分も例にもれずターゲットユーザーになれそうだなと思い、結婚式というジャンルに対して、面白く感じています!
「自分にユーザーとしての気持ちがわかるか」を大切にしていらっしゃるんですね!
エンジニアとして、「売れるもの」を作る
Q.ずばりTAIANでしかできないことの一つとして「クライアントと直に関わること」だと思っていただいている柳生さんですが、TAIANの環境が柳生さんにとってどんな価値をもたらしていますか?
A.自分が主役になれることがいいところだなと思っています。これ以上人数が増えてしまうと分業制が進んでいってしまうと思うので、このくらいの人数規模だからこそ、色々やらせてもらっていると思っています。
Q.「自分が主役になれる」に関してですが、仕事をしていく中で、言われたことをこなす方が簡単だと感じる人もいるので、自分が主体となって動くことは、時には労力が必要なこともあると思います。そんな中で柳生さんはビジネスサイドにも興味を持っていただいて、事業に対して情熱を注いでいただいていると思うのですが、そこまで「事業をよくしよう!」と思える理由はなんなのでしょうか?
A.結局、顧客が喜ぶ「売れるもの」を作らないと意味がないと思っていて、そのうえで、エンジニア力も、ビジネス力も、どちらも会社には必要だと思っています。やはり、自分たちのためにもなり、自分にとって納得できるサービスを作りたいです。また、取引先に対して、「こうやったら喜んでもらえるんじゃないか」とか、そういったことを考えながら毎日仕事をするのが楽しいですね!
おっしゃる通り、ビジネスサイドもエンジニアサイドも関係なく「自分たちが納得できるサービス」を作ることは大切ですし、柳生さんの素敵なところは、自分を常にターゲットとして置き換えて、エンジニアの知識と掛け合わせながらいいサービスを作り上げようとしているところだと、今のお話を伺って思いました!
“TAIANだから”得ることができた変化
Q.柳生さんはサービスの立ち上げも経験され、多岐に渡る企業に関わってこられたと思うのですが、そんな柳生さんにとってTAIANだから成長できた、変わったと思うことはなんですか?
A.事業をよくすることに、向き合えるようになったことが、TAIANに来てから変わったことです。
今までは仕事をしていく上で、お金を稼ぐことを考え、技術力を高めることを目標にしていました。ただ、技術だけやっても、何もはじまらないなと思いました。技術を使ってどうビジネスをするかが世の中に求められていることなので、自分の中で、「技術力を高める」というフェーズは一旦区切りにすることにしたんです。
▼TAIANメンバーと事業について話し合う様子
Q.柳生さんは営業チームの会話にも反応してくださったりと、TAIANの掲げている「エネルギーは好奇心」をまさに体現している存在だと思ったのですが、その原動力はどこから湧いてくるのでしょうか?
A.まず、あんまり仕事をしている感覚ではないことが大前提で、仕事というよりは、本気で遊んでいるのと似たような感覚です。
自分の人生を振り返ると、長所を伸ばすことをやってきたことが多かったです。
大学生から、社会人になるときに、「今のように好きなことばかりやることが、これからできなくなってしまうのかな」と不安に思っていました。
その後新卒で大企業に入ったときに、大企業の中の歯車のように感じ、「こんなんでいいんだっけ?」と疑問を抱き、スタートアップに移ったのですが、メンバーが目を輝かせながら働いていることにカルチャーショックを受けました。
以前はスタートアップ=不安定というイメージだったのですが、自分の長所を伸ばしながらのびのび働ける環境だと気づき、「好きなことをやっていいんだ!」と思うことができました。
Q.大企業からスタートアップに移って、働き方や仕事の姿勢などの面で、変わったところはありますか?
A.何をやるのかを自分から決められるようになることが、全然違うのかなと思います。大企業だと決められたことが自分に降りてくるイメージなのですが、スタートアップだと「まず何をしたらいいんだっけ」ということから決められて、自分も参加できるところが魅力だと思います。
Q.TAIANで働いていく中で、印象的だったエピソードは?
A.まりこさんと元気さんの人柄が本当に素晴らしいなと思っています。経営者はいろいろなことを隠したり、風通しが悪くなったりしがちだと思うのですが、率先して風通しよく、みんなが働きやすいような環境づくりをしてくださっています。
やはり、こういう人たちのもとに人が自然と集まってくるなと。他にもスタートアップで魅力的な会社はあったのですが、そのような組織の前に立つ人たちは「人を惹きつける力」があるなと思っていまして。自分にはそれはあんまりないかなと思っているので、うらやましいなと思いつつ(笑)、そういった人たちが喜ぶようなことを少しでもサポートしたいです。仕組みで解決するのではなく、自然に本人からにじみ出ている雰囲気でメンバーのモチベーションを引き出せるのは素晴らしいことだと思っています。
ぜひ、まりこさん元気さんに聞いていただきたかったですね(笑)
Q.楽しいな!と思った瞬間はありますか?
A.楽しいのは、いつも楽しいんですけど(笑)ちゃんと未来のために、前向きにディスカッションすることが楽しいです。できないことを話すのではなく、「どうやったらできるのか」をディスカッションをすることが楽しいです!
▼ディスカッションをする様子(一部加工を入れています)
前向きにディスカッションする。素敵ですね!ブライダル業界が衰退していると言ってくる人もいる中で、それを受け止めながらも、どう解決して盛り上げていこうとするのかというような、そんなポジティブなディスカッション。柳生さんの熱い議論をいつも聞いているので、こんな想いで取り組んでいらっしゃるんだなと感激いたしました!
どんなものを作り、事業推進していくのか
Q.TAIANで今後成し遂げたいことはありますか?
A.TAIANでということになると、ブライダルというものを軸にして、しっかり事業として成長させていかなくてはならないなと思っています。
結婚式の準備におけるシステムというものが、体系化されていない部分があり、プランナーの方ががむしゃらに頑張っていても、それが最大化されておらず、もったいなく感じています。頑張ったら頑張った分だけ、返ってくる世の中へ。頑張らなくていい部分はシステムで解決をしていく。今後、Oiwaiiが結婚式のスタンダードになってほしいです。
Q.結びに...柳生さんから伝えたいことはありますか?
A.エンジニアの方々に対してですと、「言われたものを作るのではなく、どんなものを作りたいのか」をエンジニアも一緒になって考えられるのが、TAIANだと思っているので、そういうことがしたい人が来てくれたら嬉しいです!
エンジニアとして、技術力の向上だけではなく、事業の成長にも情熱を注ぐ柳生さん。その背景には、「世の中に必要とされ、自分が納得できるサービスを作りたい」という想いがあることがわかりました。ブライダル業界をシステムの力で、もっといいものにしていくために。よりよいサービスを作り上げていきましょう!