みなさん、こんにちは!
制作部マネージャーの島田です。
日中の暑さもいくらか和らいで来ましたが、いかがお過ごしでしょうか。
熱帯夜続きの季節も過ぎ、朝晩は秋の気配も感じるほどの涼しさなので気温差で体調を崩されぬようお気をつけくださいね。
さて、サンカクキカクはシルバーウィーク最終日の9/25(日)に第10回 Dr.BUNBUNという久留米で開催された子ども向けイベントに参加しました。
小学生を対象に、デザイナーの仕事を体験してもらうブースを出店してきましたので、準備中の思い出と一緒に、当日の様子をレポートいたします。
CREATER'S DELIGHT
きっかけは6月頃に「こんなイベントがあるので制作部門で何か出しませんか?」と社長から声をかけていただいたことでした。
普段はクライアントのお悩みに応じたクリエイティブを提供するのが弊社のサービスなので、なかなか「自由に何か作って良いよ」と言ってもらえる機会はありません。
今やり取りを見返すと、考えてから言ったとは思えないぐらいの早さで「面白そうですね」と反応していたので、何も考えずに反応した可能性が半分ほどはありますが、レポートを書いている手前、クリエイターとして自由に、何かを創る機会をもらえる喜びを本能的に感じて「面白そうですね」と反応したことにしたいと思います。
返事をしたのは良いものの、よく考えると当時入社2ヶ月目だった私は周りのデザイナーに「ぶん投げる」という荒くれ者のコマンドは使用できないと冷静になり、自分で準備をすることにしました。
ライヴラリぃ
「まぁイベントは9月だし、ゆっくり考えるか」と思っていたのですが、「そうは問屋が卸さない」という言葉がココぞとばかりに襲いかかってきます。(世ノ中ヨクデキテマスネ)
早速企画書を提出せよ。とイベント主催側から伝えられ、「子ども向け」「楽しい」「デザインを学ぶ」といういくつかのキーワードから、「そうだ、お絵かきアプリを作ろう」と割と(?)安易なアイデアをそのまま企画書として提出しました。(しちゃいました)
サンカクキカク入社前もWeb制作に携わっていたこともあり、困ったときにはみんなが愛して止まない「ライブラリ」たちが助けてくれると信じていました。(必死に探した...)
一方的な愛(必死さ?)が通じたのか、無事に候補をいくつか見つけ、業務ではなかなか導入しそうにない「Fabric.js」というライブラリを使うことに決めました。
Fabric.js:HTMLのcanvas機能を拡張するJSライブラリ
http://fabricjs.com/
ライブラリが決まったとはいえ、日本語文献が少ない中で機能を実装していくのは割と苦労しました。(スキルの問題...汗)
当日は作ったものを印刷して持ち帰れる体験を提供したかったので、一旦SVG形式で書き出せるようにするのに地味にひっかかりました。
「ぶん投げる」を封印したので、ぼちぼちツールを作っていきましたが当日までになんとか間に合いました。
(当日使うデザインデータや資料周りは色々と手伝ってもらいました。関係者のみなさま、ありがとう!)
(なんとか準備間に合った)
SUNCAC BE-BOP!
当日は10:00〜16:00までの間に5コマ(1コマ1時間)を設定し、各回5名ずつを受け入れる予定で準備をしていました。
が、3ヶ月ぶり2度目の「そうは問屋が卸さない」状況に襲われます。(え、私、襲われすぎ...)
10:00〜11:00のコマは誰も来ず...。周りの他社ブースには1組、2組入っている様子です。
何も言ってはいませんが、「え、もしかして、誰も来ないんじゃ...?」という焦りを全員がなんとなく感じ取ったようで、アドリブ合戦が始まります(笑)
・このブースで何を提供するのかわかりづらい
・目を引く掲示が無いから入りづらい
・「受付」と書いてないのでわかりづらい
もはやアドバイスなのかクレームなのかわからないような意見具申が次々に舞い込みます。
もうそれぞれが自由に紙や付箋を駆使して、ブースをカスタマイズしていきます。
客引きと言って周囲のブースを見回り、ちゃっかりパンフレットをもらって楽しんで帰ってくるスタッフもおり、正にアドリブ多めのBE-BOPな弊社ブースとなりました。
(弊社ブース、貧相すぎんか。次回はブースも頑張る)
(違う。喜ぶのはアナタジャナイ。)
また逢う日まで
アドリブが功を奏したのか11:00以降は大盛況となり、デザインに興味を持った子どもたち30名弱に、デザインの基本となる整列・近接を説明しつつ、ブラウザ上で簡単なレイアウト・着色作業を体験してもらいました。
最初はなんだろう?といった感じでキョトンとした面持ちの子どもたちが、いざ作業を始めると集中して楽しそうに作業をしており、子どもたちの飲み込みの速さと高い集中力には驚きました。
お手本となるデザインも渡していましたが、中には完全オリジナルでデザインする子どもも数名おり、発想の豊かさに教えているコチラが学ぶこともありました。
当日、ブースに来た子どもたちといつかまた、今度はデザイナーとして逢う日が来ると良いな。とぼんやり思いつつ、イベントは終了しました。
おわりに
当初なんとなく「面白そうだな」と感じた今回のイベント出店でしたが、自分自身が企画・準備・運営の全行程で中心になる機会自体がレアなので、最後まで自由にやらせてもらい、予想通り「面白かった」経験となりました。
当日の予想外の連続に都度対応していく「現場感」も振り返ると楽しかったです。
今回の機会を提供してくれた会社と協力してくれたスタッフや当日遊びに来てくださった方々にとても感謝しています。
そういえば、当日はYouTube Liveの中継が来てくれなかったので、この場を借りて(?)弊社の求人募集をさせてもらいます!!
サンカクキカクでは、面白い日常をつくるために真面目に制作と向き合うスタッフを募集しています!
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追伸
今回の記事を読んで、某アーティストが思い浮かんだら、たぶん同じ年齢層だと思います!
イベント企画から最後の本レポートまで随分自由にさせてもらいましたので、しばらくは真面目に大人しく業務に邁進いたします。
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