こんにちは!
サンカクキカクのライター、小林です。
サンカクキカクは、田園風景が広がるのどかな自然と都市環境を兼ね備えた街・福岡県久留米市に拠点を置くデザイン会社。今回は、そんな地方で活躍する弊社のWEBチームメンバーにインタビュー!
一人目は新卒入社で、現在WEBチームリーダーを務める菊竹さん。
二人目は中途入社で、WEBクリエイターとしてのキャリアを経て、現在クリエイティブマネージャーを務める島田さん。
・サンカクキカクの「WEBデザイナー」ってどんな仕事をしているの?
・地方で「やりがいのある仕事」はできるの?
・まだまだ若い会社だから、働きにくいんじゃないの?
などなど、新卒×中途の二つの視点から、気になるトピックに触れていきます!
サンカクキカクの「WEBデザイナー」ってどんな仕事をしているの?
ーまずは現役のWEBデザイナーとして働く菊竹さんにいろいろお伺いします!
菊竹さんはデザイン専門学校を卒業して、新卒で入社されたんですよね?
菊竹さん:
はい。WEBデザイナーとして新卒で入社して、今年で4年目になります。
ー最近、特に楽しかった仕事はなんですか?
菊竹さん:
進行中の案件ですが、自社HPのリニューアルです!
メインの進行は今年入社したばかりの新卒社員さんが担当してくれていますが、私もサポート役として関わることになりました。自社案件ということで表現の自由度が高く、チームで「こういう風に動かせたら面白そうだよね」「これも試してみたいね」などアイディア出しからかなり想像を膨らませることができて、ワクワクしました。
ーチーム仲が良くて楽しそうです。
菊竹さん:
そうですね。実際に制作を進めていくと「映像もあった方が見栄えがいいよね」という話になって、映像チームに協力を依頼すると、こちらの意図をしっかり汲み取ってくださって、快く引き受けていただけました。アイディアを実現するための協力を周りからいただけて、チームプレイによって作品のクオリティが上がる、その一体感がとても楽しくて心強いです。
ーチーム全体で作品のクオリティを押し上げている実感があるんですね。
自社案件とクライアント案件に違いはありますか?
菊竹さん:
自社案件と比べると、クライアント案件はクライアントの要望や使用素材、納期、予算など、ある程度の条件が伴います。
だからやりにくいという話ではなく、与えられた条件の中で、クライアントの課題解決のための思考を深めデザインに落とし込んでいく、その過程が好きです。
思考が煮詰まることもありますし、生み出す苦しみもありますが、その分クライアントに喜んでいただけた時は本当にやってよかったなって思います。
ーサンカクキカクは地域のクライアントが多く、対面でのやりとりが多いですよね。
菊竹さん:
はい。クライアントの思いを直に聞けて、制作物に対して直接反応がもらえる機会がたくさんあります。距離が近い分緊張もしますが、「クライアントの力になれている」という実感も得やすく、それがやりがいになっています。
ー仕事でワクワクする時ってどんな時ですか?
菊竹さん:
ずーっとワクワクしてます(笑)
WEBの世界は日々目新しい技術が更新されていて、チーム内でよく「こんな技術を習得したよ」とか「最近WEBでこんな表現が流行ってるよ」といった話をします。それを実際にクリエイティブにどう活かすか試行錯誤する時間が好きです。
ーWEBチーム内で頻繁に情報共有をしているんですね。
菊竹さん:
そうですね。私は主にWEBデザイン専門でコーディングなど技術的な仕組みは詳しくないので、コーダーさんやフロントエンジニアさんの協力をもらいながら制作しています。完成した後に「また一つ表現の幅が広がったね!」といった感動をみんなで味わえて楽しいです。
そして、そんな挑戦を「やってみようよ」と後押ししてくれる周りの雰囲気があるので、それはチームの良いところだなって思います。
ーどのようにデザインの引き出しを作っていますか?
菊竹さん:
WEBのギャラリーサイトを見たり、海外のサイトをチェックしています。海外サイトの方がトレンドを追いやすく、世界のデザインに触れることで刺激を受けています。
ー菊竹さんの作業風景を見ていると、WEBだけではなく、グラフィックデザインの引き出しも多いなと感じています。最近は、店舗型ふるさと納税®︎『ふるさとズ』のロゴ制作もされていましたよね。
菊竹さん:
日頃はWEBデザインを担当していますが、稀にグラフィックデザインも任せていただきます。
▲店舗型ふるさと納税(R)『ふるさとズ』は、訪れた土地の店舗や施設にて、その場で直接寄附を行い、その場ですぐに返礼品を受け取れる「現地でできるふるさと納税サービス」です。
ネットショップ感覚で返礼品を選ぶのではなく、訪れた現地の魅力を通してモノや体験の返礼品を選んでもらい、寄附に繋げます。よりマチを体感しやすいことが特徴的で、現地の魅力を通してマチ・自治体のファンを増やすことを目的としたサービスです。
ーロゴのコンセプトをお聞きしたいです!
菊竹さん:
その土地ならではの魅力を現地で味わう『ふるさとズ』は、寄附者が実際に町を訪れて、「自分の応援したい町に寄附できる」というふるさと納税の本来の趣旨に沿った素敵なサービスだと思います。
そしてこのサービス最大の特徴は、「訪れた土地で直接寄附を行い、その場で返礼品を受け取れる」という「現地感」だと思いました。この「現地でできるふるさと納税」というサービスを直感的に伝えるために、現地をイメージさせる「マップのピン」をモチーフに起用しています。
ー丸みのあるテイストが親しみやすくて、馴染み良いですよね。
菊竹さん:
ロゴの形は黄金比を用いて設計しています。形に説得力を持たせたくて、感覚的な「心地よさ」の追求ではなく、論理的に形の「心地よさ」とは何かを考えました。
▲黄金比で設計されています。
ーブランドカラーに使われている桜色にはどういった意図がありますか?
菊竹さん:
この色は「甚三紅(じんざもみ)」といいます。
「甚三紅」は、江戸時代に着物の染め色として使われた日本の伝統色で、庶民達の愛好色として広まった色なんです。『ふるさとズ』が親しみを持たれて、日本全国に広まっていくようにとの想いを込めてこの色を起用しました。桜を連想させるカラーでもあるので、「全国に花を咲かせていく」という意味も込めています。
ーありがとうございます。
サービスの良さや特徴をしっかり捉えて、その思いをすごく丁寧にロゴに込めている様子が伝わりました。目に入る要素全てに意味があるデザインですね。菊竹さんがいつもどのようにデザインを練っているのか、その思考過程をのぞくことができて勉強になります!
経験者からみるサンカクキカクのWEBデザイン
ーお次は、中途入社の元WEBクリエイター島田さんにお話を伺います!
まずはこれまでの経歴をお伺いしてもよろしいですか?
島田さん:
よろしくお願いします。僕はこれまでWEBデザイナー、コーダー、ディレクターの経験を踏んで、現在クリエイティブマネージャーとしてサンカクキカクに中途採用されました。
ー前職でもWEB制作に関わっていたと思いますが、サンカクキカクはデザイン会社としてどのような特徴があると思いますか?
島田さん:
LPやバナーなどの限られた部分だけをメインとするWEB制作会社も多い中で、サンカクキカクはサイト立ち上げやリニューアルの案件割合が多く、要件定義や情報設計も含めたWEB制作の上流工程から下流工程まで一貫して携われるところが特徴かと思います。
上流工程から携わるということは、制作業務だけではなく、戦略全体を見直す視点が要るので、クライアントの課題解決により深く関わることができているんじゃないかと思います。
ーサンカクでWEBデザインをやることの楽しさはなんだと思いますか?
島田さん:
WEB制作者として一番魅力的なことは、上流工程から下流工程まで一貫して携われるところです。それと、写真や映像を自社で用意できるのは魅力だと思います。欲しいと思った画を自社で撮ることができるので、用意された素材に表現を縛られることが少ないですよね。
ー逆に会社として、課題に思うところはありますか?
島田さん:
まだ会社が若く社員も多くないので、社員の育成機会・経験が足りてないなと感じます。
育成の仕組みがしっかり整ってくれば、サンカクキカクらしいWEBデザイナーをしっかり育てていけるのかなって思います。
ー「サンカクキカクらしいWEBデザイナー」とはどのような人でしょうか?
島田さん:
サンカクキカクはクライアントとの距離が近いので、上流工程からデザイナーが携わる機会が多いんですよね。制作だけに注力するのではなく、クライアントの課題解決を目指す視点を持ったデザイナーが「サンカクキカクらしい」と言えそうです。
あと、もう一つ大切なことは、素材の準備も含めて制作にこだわれる人です。
手元にある素材ありきではなく、より良いクリエイティブにするために、画の1枚にこだわれる人。その素材を用意する労力を惜しまない人です。
ー島田さんにとって、地域で働くことの醍醐味はなんですか?
島田さん:
地域の面白い企業や文化をとことん深堀りできることです!
地域のクライアントと関わる中で「この製品って、この地域で作ってたんだ!」と驚くような世界有数の企業に出会うこともあるんですよ。それに、とっても魅力的な事業をしているのに、世間的にあまり知られてない企業もたくさんあります。そういった地域企業の魅力をどんどん深堀って、どんどん世間に発信していきたいなって思いますね。
これから目指す未来
ー菊竹さんのこれからの目標は?
菊竹さん:
実はWEBリーダーになったばかりで、リーダーとしての役割とは何かということを常々考えています。今はまだ個人プレーの名残があって、自分の仕事だけに集中してしまうこともあります。視野を広く持って、チーム全体はもちろんのこと、会社全体の利益も考えながら物事を判断できるようになりたいです。
チームメンバーは個性的で、各々強みがあります。一人ひとりが自らの強みをしっかり発揮できるような機会、挑戦できる機会を用意したいです。WEBの仕事が楽しいなって思ってもらえる空気づくりができたらいいなって思います。
ー島田さんはいかがでしょうか。
島田さん:
WEBチームに限りませんが、制作チームが自分達で仕事をとってこれるようになってほしいと思います。会社のデザイン実績を見て「このデザイン会社に頼みたい!」と、企業からの直接依頼が増えたらうれしいです。
現在もその経路での案件受注はありますが、もっと制作チームの成果が大きく目立ってばんばん受注が入る、そんなチームに育っていくといいなという思いでいます。
ーお二人とも、ありがとうございました!
地方に暮らし、地方で活躍するサンカクキカクのWEBチーム。
サンカクキカクならではの仕事の醍醐味、そして若い会社ならではの課題、それぞれの目標をお伺いすることができました。
株式会社サンカクキカクでは一緒に働く仲間を募集しています
これからWEBデザイン事務所への転職を検討している方、クライアントと近い距離で仕事がしてみたい方、チームで仕事をする楽しみを得たい方、素材作りから制作に携わってみたい方…などなど、
少しでも弊社のWEBチームに共感できることがあったり、興味が湧いてくださった方は、お気軽にご応募ください!
カジュアル面談は、双方に知り合い、お互いに不明点や不安感をなくす時間にできればと考えています。
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