当社では、新型コロナウイルスが脅威となった2020年4月から在宅勤務を本格的にスタートさせました。
IT業界(情報通信業)では、他の業界と比べても導入が進んでいるという統計も出ているようですが、当社もスムーズに導入ができた方ではないかと思っています。
当社がスムーズに導入できた理由として、大きくは3点あったと思います。
まず1点目はコロナ禍以前から在宅勤務に関する就業規則を整備していたことです。育児介護に限定したものではありましたが、基礎となる就業規則がありましたので、限定を外し誰でも在宅勤務をできるよう変更するのにあまり時間はかかりませんでした。また、社内システムのWeb化を進めていたこともあり、慌てて準備が必要なものは少なかったように思います。
2点目は、セキュリティ面です。当社では以前からセキュリティ対策としてUTMを導入していましたが、当社のUTMにはモバイルVPN機能があり、これを利用することで会社の外部から社内へのアクセスをセキュアな環境で行うことができました。また、全てではないですが、社内のデスクトップPCをノートPCへ置き換えを進めていましたので、PCの移動もスムーズにできました。
最後に3点目は、会社(当社代表)の意向かと思います。当社では、お客様と社員自らの生産性向上の実現をミッションとして掲げています。生産性を向上させられるのであれば、業務を行う場所がどこであっても構わないというスタンスの会社を目指したいという思いがありました。
結果、現在では本社、佐賀事業所で勤務していたメンバーの8割以上が原則テレワークを行っています。コロナ禍以前では難しかった遠隔地で勤務している社員もおり、社員のテレワークに対する満足度も8割を超えています。コミュニケーション面の課題など改善が必要なこともありますが、今後コロナが終息した後でも、原則テレワークの方針は変えることなく継続していく予定です。