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エンジニアに新しい道を記すために。新卒としてSun*を選択した理由

古川優人/ ビジネス総合職
高等専門学校を経て大阪大学大学院工学研究科に進学する。2022年3月卒業予定。大学院ではまちづくりの研究に従事。研究以外では、起業家支援活動やWeb開発アルバイトに注力する。2022年4月Sun*にビジネス総合職として新卒で入社予定。

目次:
・研究を研究だけで終わらせたくなかった
・エンジニアリングとビジネスの垣根を越えて
・プロボノ活動で出会いが好きになれた
エンジニアの道は「開発」だけではないことを伝えていきたい

研究を研究だけで終わらせたくなかった

大阪大学大学院ビジネスエンジニアリング専攻でまちづくりの研究をしていました。具体的には、地方でベンチャー企業を創出できる地域の仕組み・地域づくりについて追及していました。そのなかで、地方で事業を創出された方にヒアリングさせていただき、地域で行われている起業の支援と特徴を調査していました。

大学院ではビジネス寄りの研究をしていましたが、元々私のバックグラウンドはエンジニアリングにあります。大阪大学大学院に入る前は、科学実験が好きだったこともあり、日常に起こっている現象について、実験を通して疑問を解決していくことを突き詰めたいと思い高等専門学校に7年間在籍していました。高専では、多重ホログラムや介護ロボットの技術についての研究に従事。しかし研究を進めるうちに、私が研究していることは世の中で使われる可能性はほとんど無いと気づいてしまい、研究へのモチベーションを失いました。

私にとって研究とは、社会的に需要があるもののいまだに検証されていないからこそやる意義があると思っています。実際、私が当時やっていた研究も社会的需要は必ずある分野で、かつ未検証だったため意義は大いにありました。ただ、その研究で開発した技術は、誰かに見つけてもらえないと社会で活用してもらえません。私は自身が開発した技術を、実用的な場面で活用してもらえる状態に昇華させることができずに埋もれてしまうと感じてしまいました。

同時期に先生からの紹介でビジネスコンテストに出会い、せっかくならということで研究の合間を縫って、自身の開発していた技術をテーマに出場することに。研究をビジネスに昇華させることを初めて体験したことで、埋もれてしまいそうな技術を世の中で使ってもらうためにできることはたくさんあると確信しました。そこから研究開発した技術をどのようにビジネスに落とし込むかに興味を持つようになりました。そして高専卒業後、ビジネスも工学も学ぶことができる大阪大学大学院ビジネスエンジニアリング専攻に進学することに決め、今に至ります。

エンジニアリングとビジネスの垣根を越えて

ビジネスとエンジニアリングの掛け合わせに興味を持った私は、ビジネスを創り上げることもでき、エンジニアとして開発もできる会社を探し始めました。就職活動時は同級生と情報交換をしたり、短期インターンに複数参加したりして、自身の知見を深めていきました。そして、修士1年の1月に、研究室のOBの方からの紹介でSun*と出会います。実際に話を聞いてみると、Sun*には職種という区切りが明確にはない。かつ職種横断的なプロジェクトの進め方をすることでビジネスとエンジニアリングがお互いの力を助長しあっているなと感じたため、選考を受けることにしました。

面接では、学業で取り組んでいた内容、課外活動、そして個人的な趣味についての話をしました。学校でビジネスとエンジニアリングの両方を学んだこと、そこで得た学びをビジネスコンテストや起業活動、ボランディア活動といった場でアウトプットをし続けたことを伝え、ディスカッションのようなことを行ったりもしました。また、面接を担当してくださった方が、漫画やアニメが好きな方が多かったということもあり、その話で盛り上がりました。ただの雑談で終わるのではなく、なぜその作品が好きなのか・好きになった原点は何か・そしてその漫画はどのように私自身のマインドセットや考え方に影響しているのかなどを深堀してもらいました。趣味の話から学業の話まで、色々なことを深く掘り下げて会話をすることで、自身の考え方の根幹への解像度がグッと高まっていき、非常に貴重な場だったという印象が残っています。

3回の面接を経て、ビジネス総合職として内定をいただけることになりました。職種を掛け合わせる可能性を大切にしていることに大きく共感したため、Sun*に新卒で入社することを決めました。

プロボノ活動で出会いが好きになれた

入社までの期間は、まちづくりの研究やWeb開発のアルバイト、プロボノとして起業家イベントの運営に注力しています。研究を通してある起業家の方にヒアリング調査をさせていただいた時、起業というのは、起業するからかっこいいのではなく、起業するほど信念を貫き通すからかっこいいということを伺うことができました。やりたいことが既存の場所でできるのであればそこでやった方が確実にいい。理由はそこでできるという実績がすでにあって、確証があるから成功する確率が高いから。けれども私の場合は、既存の環境では実現できないからこそ起業を選択したというお話を伺うことができて、自身のやりたいことと実現できる環境への見つめ方を考えさせられました。

また、起業家イベントで水族館の関係者と出会ったことがきっかけでアクアポニックスという新たな趣味を見つけたりなど、自身の活動を通してたくさんの出会いがあり、その出会いの数だけ発見があるのかと感動しています。実は、これまで人と話すこと・新たに人と出会うことはあまり得意ではありませんでした。しかし研究や課外活動を通して、人と出会うことで新しい価値観を見つけたり、自分1人では体験し得なかったことができたりすると気づくことができて良かったと思います。

エンジニアの道は「開発」だけではないことを伝えていきたい

将来、私と同じ境遇のエンジニアに対して、エンジニアの道は開発だけではないということを伝え、彼/彼女たちが歩める新しい道を作りたいと考えています。具体的には、エンジニアの卵へのインターンシップ仲介サービスを作りたいと思っています。エンジニアとして必要とされるような場所へインターンに行くだけでなく、ビジネスを考える、またはエンジニアが営業を行うなど、新しい働き方を見つけることができるようなインターンシップ先を紹介できるサービスを未熟ながら構想しています。

そのためにまずは、エンジニアが培ってきたスキルが事業創出においてどのような場面で大きく貢献できるのかを、自身の目で確かめたいと思っています。そして学んだことを活用して、多くの事業を生み出していきたいです。

Sun*はエンジニアとビジネスという二つの領域を股にかけて働くことができる数少ない会社だと私は思っています。エンジニア視点で事業創出に携わることで、今までなかった発想を事業に加えることができる可能性が広がります。また、職種間の距離が近いため、意見の相違を最小限に抑えることができ、円滑に事業をつくりあげることができます。事業を創造するのに最高の環境がSun*にはあり、そこで多くの事業を生み出す経験ができることに非常にワクワクしています。

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