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新卒入社から4年。ユニットマネージャーになった今、思うこと

Sun*の主軸サービスであるCreative & Engineering Unitで現在マネージャーをしている二人。2018年に新卒で入社した当時、日本拠点は30名ほどの少数精鋭組織で、Sun*で初めての新卒でした。制度も整ってない中、がむしゃらに「仕事」に向き合う日々でした。そんな彼らがこれまでSun*でみてきた景色を振り返ります。

長谷川 響馬/ITコンサルタント

高知県出身。慶應義塾大学理工学部卒業。在学中は物理学科に所属し、量子統計力学を専攻。2018年より新卒でSun*に参画し、DXCに所属。クライアントのDXを支援するプロジェクトに複数参加。システムリリースまでのプロセスのポイントを抑えプロジェクトを推進することができるコンサルタントとして活躍。2021年8月よりCreative&Engineering Unit Japan 01のUnit Manager。

中島 章吾/ITコンサルタント

福岡県出身。九州大学経済学部卒業。在学中はシンガポール国立大学への交換留学やスタートアップでの長期インターンに励む。2017年より、Sun*ハノイオフィスにてインターンとしてPMO業務に従事。2018年4月よりSun*に新卒で入社し、主に中途のエンジニア採用を担当。2019年4月よりDXCに異動し、現在60名規模のシステム開発のプロジェクトマネージャを担当。2021年8月よりCreative&Engineering Unit Japan 03のUnit Manager。

※DXC (DX Consulting Unit)・・・主に大手企業向けに、システム開発の上流工程から支援するチーム。2021年8月の組織改編によりCreative&Engineeringサービスに統合。

目次:

・数少ない同期
・コンサルタントとして、そして人として成長
・これまで学んだことを還元する立場に
・視座を高めることで見えてきたもの

数少ない同期

── 入社までの経緯を教えてください。

長谷川:
学生時代は物理学の研究をしていました。Fortranでプログラムを書いていたのですが、そこで計算機の力に驚愕しました。その時テクノロジーの力に感動し、IT業界に興味を持ち始めました。ITを学ぶことができ、かつさまざまなバックグラウントを持つ人が集まっている会社を探していたところ、Sun*を見つけました。能力の五角形のグラフがあったとして、一人一人は尖っているが、チームで見ると全体のバランスが取れて円になっているような組織に惹かれ、2018年ごろは新卒がいない状態の中内定をもらうことができて入社を決めました。

中島:
僕は元々人材系メガベンチャーから内定をいただいていました。1年で卒業予定だった大学院を半年で中退したこともあって入社まで半年間時間ができたので、海外でのインターンを探していました。10社ほどあったインターン先の候補から、自分がインターンに求める条件と照らし合わせて1つに絞ろうとしていましたが、結局条件を度外視して、「面白そう」という直感的な理由でSun*でインターンをすることを決意。ベトナムオフィスのひとつであるハノイへ行かせてもらうことになりました。ハノイオフィスでは半年間、採用に携わったり、開発の品質向上のためにツール導入を検討したりしていました。半年間のインターン経験を経て、漠然としていた「面白さ」がより明確になりました。そこで、内定先を辞退しSun*への新卒入社を決めました。


── 入社してからどのような業務をしていましたか?

中島:
インターンで採用業務をしていたのに加え、人との関わりが強いところで仕事をしたかったので新卒一年目は人事担当として活動していました。各部署へのヒアリング、採用施策の検討から実施など採用の一通りの業務を、数名のインターン生の手を借りながら行っていました。ただ自分自身開発経験が全くなかったので、他のメンバーの業務への理解度の低さを感じていたこともあって、一緒に食事をしたり面接に同席したりと密なコミュニケーションを取りながら、Sun*が求める人物像や開発手法について必死にキャッチアップしていました。メンバーが提供する付加価値が売上に直結するというビジネスモデルの中で、自分の活動が会社、クライアントひいては社会にインパクトを与えていることにやりがいを感じていました。

長谷川:
エンジニアとして入社したものの、やはり実務レベルの経験が全くなかったので、皆についていくことさえ大変でした。そこで、エンジニアリングに焦点を当てるのではなく、もう少し視野を広げるために営業について行かせてくださいと、当時営業を回っていたメンバーにお願いしました。コンサルの部署に配属される18年12月までは営業に同席してひたすら議事録を書いていました。

今思い返すと、当時はなかなかタフな時期を過ごしていたような気がします。でも、人はすごく良く、かつ会社は成長していたので、いい人が集まってもっといい会社になるだろうと思っていました。


── 数少ない同期ですが、お二人の関係性は?

長谷川:
月並みかもしれませんが、なんでも気兼ねなく話せる関係でしたね。同期ということもあり、仕事終わりに一緒に帰りながら色々なことを話していました。

中島:
たしかに。今後働く上で何を大事にすべきかとか、ボードメンバーの考えていることってなんだろうとか、長谷川との帰り道はそういったことを咀嚼する場でした。Sun*のカルチャーについて自分が言語化できないところをお互い壁打ちしながら確かめたり。4人の18卒入社メンバーのうち2人はベトナムにいたため、良くも悪くも長谷川しか同期がいなかったんですよね。当時のSun*だと、僕たちの一個上の世代が5歳くらい離れていたので、本当に数少ない貴重な同世代の仲間でした。

ITコンサルとして、そして人として成長

──ITコンサルタントになった経緯を教えてください。

長谷川:
自分の役割を模索していたところ、ITコンサルタントの先輩社員からDXC(旧組織体制)に誘われたのがきっかけです。せっかくの機会を逃したくなかったので二つ返事で、コンサルとしてのキャリアがスタートしました。最初はコンサル見習いとして構想策定・要件定義のサポートだったり、議事録を書いてそこから資料を作ったりしていました。

中島:
自分自身、エンジニア面接で熱く語る開発メンバーの話を聞く機会が多く、システム開発サイドへの興味も強くなっていたので、先輩に打診して、DXCに異動しました。


── DXCとはどのような組織でしたか?

長谷川:
カルチャーの話になりますが、DXCはスターウォーズのジェダイみたいな組織だと思います。ジェダイマスターがその弟子に技術を手取り足取り教えるようなことも、詳しい指示をすることもあまりない。敵を倒すために、各々の力量に合わせて役割分担をして連携していました。だから育てるというより、一緒に戦って強くなる、そんな関係性だと思います。

上司からも「自走できる人材になってほしい」とずっと言われてきました。その上でちょうどいい無茶振りをしてくれるんですよね。本当にギリギリ頑張ったらできる仕事を振ってくれて、無我夢中で完遂しようとする。そのために必要な情報やスキルは何かを考えて、自分でそれらを習得する習慣もつきます。厳しい環境での仕事を通してコンサルタントとしてレベルアップできたし、独学力も身につきました。

中島:
そうだよね。Sun*のベテランメンバーと仕事をする機会に恵まれていたので、そういった先輩方の仕事ぶりをみて、学ぶことがたくさんありました。それだけでなく、業務を通して企画〜システム構築〜プロモーション・営業というITビジネスの全体像を一気通貫で見ることができたのは貴重な経験だったと思います。

また、クライアントと同じ目線で事業推進に向けて伴走していくために、事業部長や事業部のメンバーと机を並べて仕事をする環境の中、クライアントに対して自分がどういうバリューを発揮できるのかを常に考えて仕事をしていました。自分がしていることを常にみられているという緊張感を持ちながら、一緒に事業を具現化していく。そんな良い経験ができました。

マインドセットの変化について思うところもあります。役員含めSun*のメンバーは自分の領域を制限しないんですよね。新しくやることを楽しむことができるし、新しいことの全体像を把握してアイデアを作っていくことができる。Sun*の先輩方の近くで仕事をすることで、新しいことを楽しむメンタリティと、物事を0から生み出していく方法が身につきました。それこそボードメンバーとの距離も近いので、彼らが高い視座で描く絵を間近で見続けることができたのも良かったと思います。

長谷川:
視座が高い人たちと一緒に仕事をしたことで気づけたことはたくさんあります。Sun*で「ダサい」というフレーズがよく使われるんですよ。たとえば「それってダサいよね」と言ってたしなめる、みたいな。でも「ダサい」の説明は誰もしない。だから「ダサい」の意味を自分なりに考えてきて、一つ腑に落ちた答えがあります。それは、「Give & TakeのTakeばかりするやつ」が「ダサい」ということです。逆にGiveをするやつがかっこいい。TakeしてもらってばかりでGiveをしないのはカッコ悪い。TakeされたらもちろんGiveするし、なんならTakeされてなくても能動的にGiveをする。それがSun*のメンタリティだと感じます。

そういうメンタリティを持ったメンバーを近くで見てきたことで、僕もGiveをするメンタリティが少し身についてきました。具体的には、スキルやノウハウを全社で共有・利用可能にするために、これまで蓄積したナレッジの継承活動を進めています。全社的に継承活動ができていないという課題はありつつ、会社としてなかなか手をつける余裕がなかった。でも継承活動は会社にとってプラスでしかないし、絶対にやらないといけない。だから自分から手をあげてこの活動を進めることにしました。Sun*に入って、周りにプラスの影響を及ぼそうとするメンタリティとそれを実践に落とし込む力を得ることができました。

これまで学んだことを還元する立場に

── ユニットマネージャーになったことで変化はありましたか?

中島:
まず、なぜ僕らがユニットマネージャーになったかの前段の話をすると、2021年の6月ごろに組織改変をする話があって、そこで若手メンバーを中心にマネージャーにしていく方針で動いていました。もちろん勝手に決められたとかではなく、事前に代表や旧マネージャー陣から「やらないか?」と誘っていただき、意思を持ってマネージャーとして関わっていく判断をしました。年齢問わず誰もがチャレンジできる環境であり、付加価値創出量の最大化を目指して、セオリー通り以外の選択肢があるSun*は面白いなと思います。

変化はもちろんあってマネージャーだから当然ですが、チームマネジメント業に注力するようになったことが一番の変化ですね。ただ、ユニットマネージャーの業務に加えてコンサル業もブレーキを落とさず継続しており、両立がなかなか難しいですね。

長谷川:
コンサルはプレーヤーとして、ユニットマネージャーはチームリーダーとして仕事をしているわけだから使う筋肉も全然違います。

中島:
確かに。その上で、自分の力だけでユニットの問題を解決しないように心がけています。例えば、会社のビジョンとそれがどのように業務に紐づいているか理解しきれていないメンバーを、ボードメンバーとご飯に行くときに誘ってみたり。メンバーがもつ悩みや障壁の解消を僕だけで完結させるのではなく、組織ぐるみで解消できるようにSun*のリソースを最大限活用する。それがユニットマネージャーとしての重要なところであり、やりがいでもあります。

会社のリソースを上手に使うのは難しいですが、求職者に応じて適切にメンバーを面接にアサインするといったような、一年目で担当し視座を高めることで見えてきたものていた採用業務が今に生きていると感じています。あとはやはり先輩方の背中を見てきたからこそですよね。ボードメンバーを見ていても、どのメンバーを引っ張ればお客様の課題を解決できるかという視点を持ちながら仕事をお願いしているなと感じます。そういう姿を見ながら仕事をできたのも、組織のリソースを最大限活用することに生きています。

長谷川:
僕はマネージャーとして、マネジメントしすぎないことを心がけています。例えば、Sun*にはわざわざチームビルディングのための施策を無理にしなくても、自ら協調性を育もうとするメンバーが集まっている。だから、自分はメンバー同士がチームビルディングできる状態になるための障害を取り除くにとどめています。最近だと、円滑に回っていないプロジェクトに入っているメンバーが多くて、チームビルディングどころではなかった。炎上の原因を突き止めてプロジェクトの体制を整理することで、プロジェクトが健全化してメンバーの雰囲気も明るくなり、チーム全体の空気も良くなっていきました。

その他のマネージャー業でもこの考えは生きています。性善説的思考で、人は放っておいたら正しい方向に進むと思っていて。でも時にはそうならない原因がどこかにある。その原因を取り除いてチームがうまく回る環境を整えるのが僕の仕事だと思っています。

視座を高めることで見えてきたもの

── これまでを振り返ってみていかがですか。

長谷川:
約3年半の社会人生活を振り返ってみて、最高だったと胸を張って言えます。なぜなら、今を全力で生きてきたからこそ、後悔は全くないから。あと嫌なことは忘れているからというのもあります(笑)。これからも「今年は最高だったな」と言えるようにひたむきに努力を積み重ねていきたいです。

中島:
これまで、正直自分の選択に自信を持てなかった時期もありました。元々内定をもらっていた会社に行っていたらまた違った人生になっていたんだろうなと。でもSun*で様々な業務経験を通して、Sun*に入ってよかったと思います。自分の選択を自分で正解にするという姿勢はもちろんのこと、やはり視座の高いメンバーに恵まれたからこそ、そのように思えていると感じています。

Sun*に入るという選択に自信がなかった時期は、自分のスキルがどうありたいとか、視座が手元のところまで落ちてしまっていた。他のメンバーと話す中で、中長期的な視点で物事を見たり、組織としてどうありたいかを考えたりする癖が身につきました。その上で、自分が価値創造をするためにSun*で何をするべきなのかを自然に考えることができるし、Sun*として価値創造のプロセスに携われていることを誇らしく感じています。

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