こんにちは。経営企画/Fintechグループ/管理グループ/人事採用担当の植村です。
結局何やってる人なの?と聞かれるので、Wantedly上では採用担当の帽子をかぶって行きたいと思います(一緒に働く仲間を絶賛募集中ですよ。)
先日のリリースやWantedly上でもお伝えしたとおり、この度のラウンドにて7億円の資金調達を実施し、設立から2年で合計13億円の調達額となりました。資金調達に関連することは、成立するまでは社員も含めてなかなかオープンに会話できないし私自身も全然知らないので、この機会にいろいろ聞いちゃいましょう。
▼調達に関するリリース
更なるサービス/プロダクト開発と改善へ。
ーーまずは今回の調達について聞かせてください。合計7億という大きな額の調達でしたが、どのような目的で実施されたのでしょうか。
今回の資金調達は、「建設現場を魅力ある職場に。」というミッション達成に向けて更にアクセルを踏むために実施しました。助太刀は5月から有料プラン「助太刀プロ」を、6月からは企業様向けのプラン「助太刀ビジネス」を リリースし、さらに便利に使っていただける機能やサービスがどんどん増えています。
しかし、我々が目指す「現場で働くすべての人たちにとってなくてはならないアプリになる」ためには、ユーザーである職人さんたちのニーズをくみ取り、更なるサービス・プロダクトの開発と改善を続けていくことが重要です。また、助太刀はこれまでマッチング率向上のために、東京圏と大阪圏に絞ってマーケティングを実施してきました。しかし次のフェーズではいよいよ、全国展開を進めていきます。
そのため今回調達した資金は、より多くの人に使ってもらうためのマーケティングとプロダクト開発のために使いサービスの向上を推進していきます。また事業の急成長に組織の拡大が追いついていないため、たくさんの仲間を集めるための採用にも活用していきたいと思っています。
ーーなるほど。今回の調達で大変だったことを教えてください。
資金調達はスタートアップの経営者にとって当然ながらとても大事な仕事の一つです。自分たちのビジネスモデルを投資家の方達に説明して、共感していただき出資していただくわけですから、自分たちの思いや社員のみんなが日々頑張って育てているサービスの進捗を、できるだけ正確に伝えられるよう資料づくりやプレゼンに全力を投入します。
助太刀の場合は金額的にはシリーズB以降くらいまで来ていますが、有料プランも開始したばかりで「MRR×何倍」のような単純な計算では投資判断が出来ません。その分様々なKPIや、数字には表せないサービスの魅力や将来実現する我々の姿を、鮮明にお伝えできるように努力しました。
また、これまで会社の成長ステージに合わせて、エンジェル投資家の方からVC、事業会社やCVCそして今回はファンドと様々な投資家の方とお会いしてきました。もともと金融系出身では無い私ですが、おかげでこの2年間でだいぶファイナンスは詳しくなりましたね…。大学や大学院(MBA)でも基礎的なことは習っていました。当時は全然頭に入ってきませんでしたが、我が身の事となると話は違います。やはり実践が最高の勉強ですね!
助太刀がなくてはならない世界をつくる
ーー改めて助太刀の目指す世界観を教えてください
私たちが目指す、助太刀の完成形は「助太刀をスマホに入れておけば、仕事が貰えて、応援も呼べる。材料、工具、建機リースも助太刀から頼めばその日のうちに現場に届く。支払いは助太刀カードでOK。工事代金は即日助太刀Payでコンビニで受け取れる」これさえあれば、現場の仕事は全部OKという、建設現場のプラットフォームのようなサービスを目指しています。そしてそれが完成すればまさに「助太刀経済圏」のような世界が実現できると思っています。
また、今回株主に加わっていただいた工機ホールディングス様とは、すでに「助太刀ストア」での協業の構想も見据えていて準備も進んでいます。
そして、広告事業である「助太刀Ads」では、職人さんに直接アプローチしたい多数の大手企業様から非常に多くの引き合いを頂いていて全てにお応えできないくらいの状況です。現時点でも、ともに職人さんを支援したいと日産自動車様や工機ホールディングス様、JT様などから広告を出稿いただいていており、他にも多数のメーカー様ともお話を進めています。
ーー助太刀は今後どのようなことに注力していくのでしょうか
広告事業やペイメント事業ではすでに始まっていましたが、我々の主力事業であるマッチングアプリの収益化が始まりました。先ほどもご紹介した「助太刀プロ」「助太刀ビジネス」などの有料プランのユーザーを増やしていくことに注力します。
また、組織についても今までは、私の指示で全員が同じボールを追っていく、中学生の体育の時のサッカーのような感じでしたが、これからは人数も増え、各部署の役割もより専門的になってきており、きちんとマネージャークラスを配置して強い組織を作る必要があると考えています。
この二つは同時進行で期限を決めてしっかりと達成していく計画です。
お客様や社員とともにビジョンを実現していく
ーー助太刀の強みや特徴、また弱みは何でしょうか
助太刀の特徴は、スピード感あるサービス開発です。
メンバーがサービスやユーザーに日々真剣に向き合うことで、アプリに関するニーズを把握しサービスに反映しています。いつも自発的にミーティングを設定してみんなで議論やブレストをやっていて、本当に頼りになるメンバーばかりです。
事業グループのバリューについてディスカッション
また、Fintech事業はセブン銀行様やクレディセゾン様、保険事業はあいおいニッセイ同和損保様、広告事業では日産自動車様や工機ホールディングス様など、各業界のリーディングカンパニーと協業して職人さんを応援する体制を取れているのも、助太刀のビジョンに共感してもらっているからであり助太刀ならではの強みだと思います。
ただし、まだ社員が10数名、委託先などを合わせても40名程度の体制なので、ビジョンを実現するにはまだまだ組織体制や組織力を上げていく必要があると考えています。有料プランを拡大していく、アプリを改善する、Fintech事業を強化する、上場に耐えうる管理部門を構築する、などやりたいことは山積みですが、人が足りなくて困っているのでこれが弱みだと考えています。
ーー今後どんな人と働いていきたいですか?
第一には助太刀のビジョン・ミッションに強く共感いただける人。スタートアップは外から見ると華やかに見えるかもしれませんが、中に入れば大企業では経験したことのないようなアクシデントや苦労がたくさんあります。それを一緒に乗り越えていくには、何よりまずはビジョン・ミッションへの共感が一番大切だと思っています。
そして自分の領域以外の仕事にも強い関心を持って理解しようとし、当事者意識を持って組織と向き合える人。成長意欲の高い人。こんな人材を求めています!
プロフェッショナルは大歓迎ですが、自分は完成している。その能力だけを活かしたいというタイプだと、どんなに優秀な人でも結局は合わないのかなと思っています。
ーーインタビューは以上です。ありがとうござました!
いかがだったでしょうか?
7億という資金調達を実施したわけですが、助太刀はまだ設立2年、社員十数名という会社です。
私自身も入社して3ヶ月ちょっとですが、事業や組織が目まぐるしく動きすぎて驚いています。また会社の仲間の知識や経験、アクションを見て自分の足りなさを感じることも多々あります。
でも毎日今までになかったことを経験する、というのはあまりないのではないでしょうか。昨日までできなかったことができるようになる、そんな成長実感とともに事業を行うことは本当に新鮮で楽しく働いています。
ゼロから事業を作り、組織を大きくしていく。そんな躍動感あふれる歴史をともに歩んでいただける方を広く募集しています。世界を変える事業をつくることを思えば、まだまだ創業期。
ぜひご応募お待ちしています!
(なんか前回よりまじめ・・・)
▼ただいま採用強化中の職種はこれ!