こんにちは。助太刀のiOSエンジニアの赤星(あかほし)です。
GWも終わってしまいましたね。ごゆっくりお過ごしできましたか?
私はGWピークにシェア原チャリを借りて神奈川を攻め、行きたかった温泉は満員で入れず、8時間かけておしりを痛くするだけの旅をするという充実したGWを過ごしました。
それはともかく、私はこのGW中、謎の焦燥感を抱えて過ごしておりました。ずっとその理由を考えていたのですが、乾燥機を回している最中にその正体に気がついてしましました。
私、実は他のエンジニアとまともに会話できていないのでは?と...
前回、私はインタビュー記事にて「長期的なチーム作りや技術選定に関われるような人材になりたい」などと得意気に言ったにも関わらず
(前記事をご参照ください)
https://www.wantedly.com/companies/tokyo-rocket/post_articles/114971
iOS以外について恐ろしいほどに何も知らなすぎるという事実に気がついてしまいました…。
思い起こせば、ある機能の実装について話していたときに
私「それって負荷等は大丈夫なのですか?」(←この質問がそもそもざっくり)
エンジニア「負荷って何?サーバーの?DBの?」
私「あー、どっちもです」(←よくわからんからどっちもと答えている浅はかさ)
エンジニア「~~~(なんか答えてる)」
私「あー、でしたら大丈夫そうですね」(←理解度30%)
こういったその場しのぎの会話の積み重ねが、私と他のエンジニアの間に、実はとんでもない溝を作っているのではないか。それは非常に嫌だ。寂しい。
このブログ記事を今ご覧いただいている皆様の中には、もしかしたら今の私と同じような境遇の方がいらっしゃるかもしれません。
安心してください。私もです。
これはまずい。非常にまずい。
気づいてしまったらすぐに対処しなければ、ということで前置きが長くなりましたが、私と同じように「アプリケーション側はなんとなく分かるけど、サーバーサイド、インフラサイドをほとんど知らない」「もっと他のエンジニアと仲良くなりたい」という方の為に、私の学習記を上げていきたいと思います。今回は皆さん大好きAWSについてです。(この記事は私の完全な思い込みによりスタートした企画であり、弊社エンジニアは真摯に私の話を聴いてくれるとても素敵な方です)
初心者向け公式勉強会に参加した
皆さん愛さずにはいられないAWS。勿論弊社も愛用させて頂いているのですが、正直私はその理由がピンと来てませんでした。EC2とかS3とか名前はかっこいいですよね。
何かを知りたいと思った時、それを作った人に聞いてみるのが一番手っ取り早いです。ありがたいことにAWSが公式で公開されている初心者向けの勉強会「AWSOMEDAY ONLINE TRAINING」というのがあったので、試しに参加してみました。初心者向けと書いてあるので、きっと私のような人間も参加を許されるはず....。
結果から申しますと、かなり充実した講義内容でした。この講義、実は3時間を超える長丁場の講義で、AWSの基礎となる仮想WebサーバーのEC2、データストレージのS3、ロードバランサのELB、データベースのRDS、その他多数のサービスについて大まかを理解することが出来ます。しかも無料。AWS様...!!。
他にも多くのイベントが公開されています。興味のある方は是非チェックを。
https://aws.amazon.com/jp/about-aws/events/?sc_channel=em&sc_campaign=Seminar%20201805&sc_medium=em_84489&sc_content=event_ev_field&sc_geo=japn&sc_country=jp&sc_outcome=event&trk=em_84489&mkt_tok=eyJpIjoiTVRNMllUQXhOall3TlRnMyIsInQiOiJKeE9rQWswYzVCN0pwbFVaRFJIY2lcL3dEb3hNUjM2a1RIZno3RGtRTTAzc3kwZk0yQUFlYVhJdVhmXC9mYUdQdHNDXC9ZaFFwTWZcL3YyV1ViSWtGd2duNFZoelN0SDdGeExCNTVpQUVnSDhqRnUrUmdZcWFLRUFhMGFTUG9McWZ2Nm0ifQ%3D%3D
講義が終わった余韻から、一つ一つ解説したい気持ちありますが膨大なので、今回は自分の疑問に自分で答える形式でアウトプットしていきたいと思います。
Q . AWSってなんでそんな愛されてんの?
A . コストが低いし、運用しやすいから。
初期投資0!使った分だけ値段がかかる方式の為、コストが低い!
この講義ではAWSの利点について「資本の支出を変動費に切り替える」と表現されていたのですが、どういうことかというと「初期投資不要で、使った分だけが費用となる」ということです。なのでスペックの低いインフラでサーバーを構築しておいて、必要な時のみスケールアップを行えば、費用を格段に抑えることができます。また規模の経済の利点を得れることもポイントのようです。すなわち、AWSのユーザーが増えれば増えるほど、AWSの提供価格が下がるということです。実際に2017年の段階で通算60回も値下げを実行しています。
サーバー立てるのにわずか5分!運用の負担を軽減!
運用面においても大きな利点があります。まずはインフラ構成が容易なことです。わずか5分で新しいサーバーを立ち上げることが可能です。また事前に必要なサーバーのスペックを予め計算する必要もありません。必要なときに必要な分だけのリソースをその場で作れることは、自社でサーバーを抱えるのと比べかなりの運用コストを下げることができ、革新的ではないでしょうか?
Q . AWSはどういった組織に向いてるの?
A . サービスをすぐに出して効果検証したい会社や、あらゆるコストを削減したい会社
それらを踏まえて助太刀が、引いてはスタートアップがAWSを選ぶ理由を自分なりに考えてみました。前提として、スタートアップの提供するサービスは、不確定要素が多い状態でスタートします。その中でサービスの成長に応じて徐々に形を変える必要がある。限られた条件と予算の中で、どのような手段を取ることが出来るのか、その引き出しの多さがサービスの成長曲線を左右します。何が言いたいかというと「スタートアップ、引いては新規サービスにおいては、事前に詳細を予想するよりも、状況に柔軟に対応できるAWSのようなクラウドサービスが適していそう」ということです。
また、自分達で言うのもアレですが、助太刀は実は結構な勢いで成長しています。それこそ1日に100人ペースで会員数が増加している状況なわけです。そして今後更に大きくPR施策を打っていく中で、最初からアクセスを予測して、サーバーを設置して、などとオンプレミスでサーバーを設置することは、時間と労力、そしてリスク的にも避けたいものだと思います。
ということで、今回はAWSの概要、そしてAWSを導入すべき組織について自分なりにまとめてみました。まだ私自身、インフラ構成に関しては勉強し始めたばかりですが、また一歩他のエンジニアと会話できるようになったのではと思います...!!(この記事は私の完全な思い込みによりスタートした企画であり、弊社エンジニアは真摯に私の話を聴いてくれるとても素敵な方です)