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【代表インタビュー】助太刀が創業1年にして5.3億円の調達を行えた理由

こんにちは!

弊社助太刀は先日、シリーズAの資金調達を行いました。それがどのようにして行われたのか、またこれからどうなっていくかを率直に聞いてみました。

ーー今回の増資で累計5.8億円を調達しました。どういった点がこの結果に繋がったと思いますか?

創業1年以内で決算書もない、アプリもリリースしたばかりでトラクションもない状態だったので、大型調達が珍しくない昨今の状況を考慮しても、やはり弊社のケースは、異例だろうなとは思っています。

VCや事業会社によって出資の理由は違いますが、共通するところとすれば大きく3つあると思います。
一つは「社会的課題に取り組んでいる」
二つ目は「マーケットが大きい」
三つ目は「マネタイズがしっかりしている」以上の3つです。

ーー「助太刀」の社会的価値や将来性は、どのように見られていると思いますか?

建設業に直接携わっていなくても、それが国にとって大事な産業であり、巨大で、ICT化が遅れており問題がたくさんありそうということは誰でも感じることができると思います。

さらに、そこには法律や業界特有の慣習などの問題があったため、改革を志した企業が参入してきても今までうまく行ったことはありませんでした。しかし、もしそこを変えることが出来れば、絶対に社会を変えることができる。そして、建設業がない国はない。だから世界を変えることになる。そんな我々のビジネスモデルに共感してくれたんだと思います。

ーーそもそも我妻さんは「助太刀」をなぜ始めたのですか?

僕はもともと大手電気工事会社で施工管理の仕事をしていました。そして自身でも電気工事会社を11年経営しています。レガシーの産業でデットファイナンスで堅実に事業を伸ばしていくというのは、雇用の創出などという意味では意義がありますが、やはり「下請け」になってしまうんですよね。そのため一番大事な経営の自由度が無くなってしまい、10年間ずっとモヤモヤしながら経営していました。そして10年の節目に、立教大学のMBAに行きました。そこで共同創業者のイシンと出会い、様々なビジネスモデルを考えました。そして2017年3月の卒業と同時に会社登記をしたんです。

しかし、アイデアはあってもモノがないということで二人でプログラミングスクールに通うことにしました。そして半年で今の助太刀のプロトタイプを作り卒業制作として発表しました。すると、発表直後から多数のVCからお声がけいただき、シードで5,000万円の資金調達をし道玄坂にオフィスを借りてスタートしたんです。

ーー「助太刀」の今後の展開は?

元々は建設現場のマッチングアプリとして始めた「助太刀」でしたが、セブン銀行とのアライアンスにより、職人さんがその日の稼ぎをその日のうちに、全国のセブン銀行ATMで受け取れる「助太刀Pay(現金受取)」が生まれました。僕もこのサービスを実際にやってみたのですが、ATMで番号を入力しただけでお金を受け取れたのにはちょっとした感動がありました。財布すら出さずに手元に現金があるって新しい体験ですよね。

これを皮切りに私たちが目指すのは「建設業界のプラットフォーマー」です。具体的にどういうことかというと「助太刀」で現場を見つけて、人が足りなければ「助太刀」で応援を呼ぶ。材料や道具やリースは「助太刀」で頼めばその日のうちに現場に届く。帰りには「助太刀Pay」で金をおろして帰れる。まさに、これ一つあれば現場の仕事は全てOK。社会人が会社に入るとワードやエクセルなどのアプリケーションを何の疑問もなくルールとして使うように、なければ仕事にならないようなもの。これを目指しています。

ーー今後の展開を実現するため、現状と今後の課題は?

急成長中の助太刀ですが、やはりプロダクト、コーポレート共に人材不足です。軍資金も優秀な人材も集まり、広いオフィスにも引っ越して、いよいよ勝負はこれからというところですが、まだまだ人手が足りません。

ーーどのような人がこれからの助太刀に必要ですか?

僕は採用基準としてこれができないから採用しない、ということは言いません。ただしどんなに優秀な人間でも自分の今できることしかやりませんという人は不採用にします。会社自体が新しいことにチャレンジしているステージですので、そこで働く人間も新しいことにワクワクしてどんどんチャレンジしていって会社とともに成長していってもらわないと困るわけです。

それと、カルチャーフィットをとても大事にしています。具体的には裁量権を持って責任ある仕事にチャレンジしていく感性を持っている人ですね。いま社内には役割を与えたら自分で仕事をどんどん作り出していくようなタイプが多いです。逆に自分の限界を自分で決めて「自分なりにはやっていますので」と諦めてしまうような人は、合わずに去っていきます。

ーー助太刀にジョインするメリットや面白さは?

ワクワクとやりがいは保証します。
あとメンバーですね。本当にいい奴しかいません。助太刀社員の特徴としてはスタートアップ出身者は多くありません。ほとんどが大学卒業後に大手企業に勤めて、1社経験で助太刀に飛び込んでくる人がほとんどです。
みんなバックボーンが本当にバラバラで面白いんですよね。それぞれの分野ではスペシャリストとして活躍してきたメンバーですが、自分の知らない世界を毎日目の当たりにして「お前すげーなー!」と言い合っている、そんな光景が助太刀の日常です。

ーー最後に代表の熱い一言を

「助太刀は、産業の根幹に入り込み、産業を再定義する本質的なGame Changerだと思っています。小さくまとまらず、大きく成長してください」

この投資家から言われた一言が、僕が迷った時の支えになっています。

助太刀は国内で、マッチングからペイメント、そしてプラットフォーム事業までを3年以内に完成させて、必ず海外進出します。狙うのはASEANで人口が1億人以上で平均年齢が若い国。この先建設ラッシュが予想されるベトナムやフィリピン、インドネシア、あとタイもいいですね。建設業の産業革命で社会を、いや世界を変えるベンチャーで一緒に働きましょう。

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