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スタイルポートの品質改善における継続的な取り組みとその成果

スタイルポートの品質改善における継続的な取り組みとその成果

こんにちは。スタイルポートの品質改善リーダーを務めております岡田です。今回は、当社が品質を維持・向上するために行っている取り組みとその成果についてご紹介したいと思います。

品質維持の難しさ

スタイルポートにおいて、品質は最も重要な要素の一つです。品質が高ければ、顧客満足度や信頼性が向上し、競争力や収益性も高まります。逆に、品質が低ければ、クレームやリコールなどのトラブルが発生し、企業イメージや費用面で大きな損失を招きかねません。

しかし、品質を維持することは容易ではありません。特に、複雑で多様なソフトウェア開発においては、多くのルールや手順を覚えて守らなければなりません。また、会社によっては、ドキュメント整備がされていなかったり、明文化されていなかったり、実施者の属人的なノウハウに依存することもあります。これらの問題は、作業者の負担やミスを増やし、手戻りや遅延などの原因となります。私自身も過去にこのような現場を経験してきましたが、精神面的にも良くありませんでした。

STYLE PORTのチャレンジと成果

そこでスタイルポートでは「最小限のルールを覚えるだけで品質が維持できるように改善する」という方針のもとで取り組みを進めています。そして、これらの取り組みにより、品質向上と作業効率の向上が実現されました。

具体的には、以下のようなアイデアを採用し、効果的な品質向上に取り組んでいます。

  • プルリクエスト作成時に、ブランチ名に応じたLabel(例:バグ修正・機能追加等)を自動付与
  • プルリクエスト作成時にAssigners(担当者)を自動指定
  • プルリクエストの記載フォーマットを統一し、必須項目を自動出力することで、リリース前のチェック漏れ(事故)を未然に防ぐ
  • OpenAI API(ChatGPT)というAI技術を用いて、自動コードレビュー(コードのバグ早期発見)を行う
  • Release Note(ソフトウェアのバージョン更新履歴)作成時に、自動的にジャンル分け(例:新規機能・改善点・不具合修正等)を行ったフォーマットで出力する

これらの施策によって、作業者はブランチ名のルールを覚えることで自動的に品質が保たれると同時に、作業者自身の手間が省け、本来の開発業務に集中することが可能となりました。結果として、品質向上だけでなく、開発効率の向上も実現し、顧客満足度や競争力の向上にも繋がっています。

今後もスタイルポートは、品質改善に継続的に取り組むことで、お客様に信頼される製品を提供し続け、企業価値の向上に努めてまいります。弊社の取り組みが、お客様のビジネスにお役立ていただければ幸いです。

おわりに

スタイルポートの品質改善における取り組みとその成果をご紹介させていただきました。私たちの経験と努力が、皆様にも参考になれば幸いです。品質向上は終わりのない挑戦ですが、スタイルポートは常に最善を尽くし、お客様に喜んでいただける製品を開発し続けることをお約束いたします。これからも、お客様の期待に応えるべく、技術力や品質管理体制の向上に努めてまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

それでは、最後になりましたが、お読みいただきありがとうございました。
次回は継続的品質(CQ)という考えについてお話してみたいと思います。

今後とも株式会社スタイルポートをどうぞよろしくお願いいたします。

スタイルポートについて

スタイルポートは「空間の選択に伴う後悔をゼロにする。」をMissionに、「グローバルで利用される3Dコミュニケーションプラットフォーム」をVisionに掲げ、住宅販売の変革を目指し唯一無二の空間コミュニケーションプラットフォーム『ROOV(https://styleport.co.jp/roov/)』を開発、提供しています。

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