少子高齢化や産業構造の変化などを背景に日本でも企業間のM&A(合併と買収)のニーズが急拡大しています。株式会社ストライクは、1997年に中堅・中小企業を対象としたM&Aの仲介業者として創業。これまで1,700件以上(2022年3月現在)のM&Aを成立させた東証プライム上場企業です。
ストライクには様々なバックグラウンドを持ったメンバーが集っています。
今回はストライクの高松オフィスで勤務する横山が、地方銀行からストライクに転職しようと思ったきっかけやストライクで働くことのやりがい、また今後の展望についてお話します。
横山慶
株式会社ストライク
四国営業部
1990年、岡山県生まれ。岡山大学卒業後、地方銀行に入社。地元の中小企業に対してファイナンス面の提案やビジネスマッチングなどのソリューション営業を担当。2020年3月にストライクに入社。
「地方に貢献したいと思っていた」働く社員の人柄や価値観に共感したことが入社の決め手
―― まず、横山さんが転職しようと思ったきっかけを教えて下さい。
前職での銀行業務にはやりがいを感じており、特段大きな不満はなかったのですが、30歳手前で今後のキャリアについて考えるようになりました。
支店の営業担当はどちらかというとゼネラリスト的な立ち位置で動くことが多く、専門性の高い領域に関しては本部や外部パートナーに委ねる必要があったため、一個人として価値提供ができる人材になりたいと思うようになりました。
また過去に取引先が廃業されてしまったことや、銀行でもM&Aに携わっていたことから、M&Aというソリューションに興味を持つようになりました。そこでM&A業界に勤める友人からいろいろと話しを聞く中で、M&A業界で働くやりがいや面白さ、またスペシャリストとして活躍できそうだと感じたことが転職のきっかけでした。
―― 様々な選択肢がある中で、最終的にストライクを選んだ理由や決め手は何でしたか?
面接の際、銀行員時代に経験した取引先の廃業をM&Aであれば助けることができたのではないかと話したところ、その場にいた方々が一緒になってどうすればよかったかを考えてくれました。
面接の場でここまで一緒に考えてくれるとは思ってもいませんでしたから、真摯に向き合ってくれたことが嬉しかったですし、ストライクで働く人たちの人柄や価値観に共感したということが大きな決め手になりました。
また、ストライクには有資格者も多く在籍しているので、幅広い知識・経験を身につけられると思ったことも理由のひとつでした。さらに、私は岡山出身で地方貢献にも興味がありました。銀行員時代に高松でも勤務していた経験を活かして地域を盛り上げたいという想いから、ストライクに入社することを決意しました。
M&Aはお客様と毎回「はじめまして」の仕事。いかに信頼関係を築いていくかが大切
―― 高松オフィスでは1つの案件を複数名体制で進めていくことも少なくないそうですが、その理由を教えて下さい。
高松オフィスは現在4名体制で、案件の探索から成約までを一貫してご支援しているのですが、常勤体制が整ってまだ2年ほどしか経っておりません。個々で経験を積むことはもちろん重要ですが、部署としての経験値がまだ浅いため、高松オフィス全体で知識・経験を共有していこうというのが基本的な考えとなっています。
そこで1つの案件を複数名の体制で進める他、案件の内容を部署内で共有し、メインの担当者以外でも案件にいつでも携われるようにしています。
―― 1つの案件が成約に至るまでに数ヶ月かかることも珍しくない中、どういったことが日々のモチベーションややりがいに繋がっていますか?
M&Aは成約することで1つの案件が終わるため、いつも同じお客様がお相手となるのではなく、毎回「はじめまして」からはじまる仕事です。そのため、大切な会社を譲渡するという重大な意思決定をしていただくまでに、お客様に合わせてどう信頼関係を築くかを考え、実行していくことが求められます。
また、後継者問題に長年悩まれている一方で、M&Aに踏み出せないお客様も多くいらっしゃいます。そこで私たちからM&Aの価値をあらためてご提案し、地道にコミュニケーションを取りながら信頼関係を築き、最終的に案件が成約に至ったときは大きなやりがいを感じます。
成約してお客様に喜んでいただくという経験は何事にも変えられない喜びですし、私自身は一番はじめの成約の経験がいまだに日々のモチベーションになっています。
なお、案件の成約後には代表の荒井から「お疲れさまでした」といった労いの言葉や案件の総評などがもらえるのですが、そうした社内からのフィードバックもモチベーションに繋がっています。
―― これまでに担当した中で、印象に残っている案件があれば教えて下さい。
四国の山奥で事業をされている企業があったのですが、「後継者がいないから」とM&Aに興味を示していただきました。そのお客様の企業は高松オフィスから片道2時間ほどかかる場所だったのですが、M&Aを進めていくには実態の把握含め、細かいヒアリングが欠かせないので、直接コミュニケーションを取るために足繁く通いました。
Web会議で進めることもできたかもしれませんが、お客様はWeb会議に慣れている方ばかりではありません。また、地方ではいまだにM&A自体に不信感を抱かれることも珍しくないため、信頼関係を築くためにも面と向かってお話することが大切だと思っているからです。
お客様もお相手が見つかるか不安だったと思いますが、地方の業界動向や外部環境、お客様の細かいニーズなどを把握していたので無事に成約に至ることができました。地域に根ざしているストライクだからこそ成約できた案件だと感じています。
様々なバックグラウンドを持った仲間がいるからこそ、自身の知識・経験の幅を広げられる
―― 横山さんが感じる高松オフィスの風土、またストライクという会社の魅力を教えて下さい。
高松オフィスは香川や周辺エリア出身のメンバーが集っているため、「M&Aというソリューションを使って、地元を盛り上げていこう」という共通のマインドを持っています。向いている方向がみんな同じだからこそ、仕事が進めやすいですし、前向きな議論ができる風土があると感じています。
また、ストライクは上場しているとは言え、まだ組織として若い会社です。そのため、「こういったことがやりたい」と声を上げれば会社として取り組んでくれますし、自主性を大切にしています。
日々の営業も個人の裁量で任されているため、自分で動きたいように動けます。逆に言えば、仕事を与えられるということはないため、主体的に動くことが求められます。主体的に動けばみんなが応援してくれて、サポートが得られるというのはストライクの魅力だと感じています。
そして、様々なバックグラウンドを持った人たちが集まっていることも魅力の一つです。高松オフィス内だけでなく、本社や他の支社のメンバーとも相談ができ、税務や法律的な相談をすることもできます。様々な業界出身者がいるので、お客様の業界を理解するための話を聞くことができるのは、とても良い環境だと感じます。
―― 横山さんの今後の展望を教えて下さい。
地方では、まだまだM&Aに対する間違った認識や不信感があります。しかし後継者問題や人口減少、業界の先行きといった将来への不安に悩まれている地方の企業は多いため、M&Aという手段を通じて後継者問題の解決や成長企業の後押しなど、四国全体の活性化に繋げていきたいと思っています。
―― 最後に求職者の方へメッセージをお願いいたします。
ストライクは「世界を変える仲間をつくる。」というミッションを掲げており、1つの会社ではできないことも、ふたつの会社が一緒になることで成し遂げられるというM&Aの本質的な価値を表しています。それは仕事でも同じです。
成約に至るまでには想定しないことが多々起こり、常に何かしらの困難に立ち向かわなければなりません。しかし、ひとりで悩まず、支え合いながら一緒に困難を乗り越えていける仲間がストライクにはいます。
お客様の大切な事業を扱う責任の大きな仕事ですが、無事に成約に至ったときのお客様の喜ぶ姿を見たときは、とても大きなやりがいを感じます。まだまだ地方ではM&Aが発展途上だからこそ、M&Aを通じて一緒に地方を盛り上げたいという方のご応募をお待ちしております。
ストライクでは、現在金融機関や事業会社などで開拓型の法人営業を経験した皆さんを広く募集しています。後継者不足に悩み事業売却を考えているオーナーと事業拡大を狙う伸び盛りの企業をつなぎ、新しい未来を紡ぎ出す仕事がここにあります。成長著しいM&A市場で新しいキャリアを築きませんか。ストライクはそんな皆さんの期待に応える仕事とやりがいを提供します。