株式会社ストライクは、M&A仲介サービスを通じて、国内の中堅・中小企業の成長を支える東証プライム企業です。創業から25年以上にわたり、後継者の不在などで事業承継課題を抱える企業と、事業買収を通じて新たな成長機会を得たい企業の間を取り持ち、日本経済の発展に寄与しています。
今回紹介するのは、案件獲得と成約に向けた取り組みの最前線に立つM&Aコンサルタントの「参謀役」ともいえるコーポレートアドバイザリー部で働く魅力です。同部所属の公認会計士、山田瞬が自身の体験を踏まえ、その魅力をお話します。
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山田 瞬
株式会社ストライク
コーポレートアドバイザリー部長
公認会計士
有限責任監査法人トーマツで、総合商社担当チームに所属し監査業務を経験。その後、野村総合研究所の経理部門に移り国際財務報告基準の導入業務などに従事する。日本郵政キャピタル、日本郵政で企業買収案件に携わりM&Aの魅力に開眼。2020年11月ストライクに入社し、現在はコーポレートアドバイザリー部の部長としてマネジメントに従事しつつ、公認会計士としてM&A案件の成約をサポートしている。
コーポレートアドバイザリー部は、会計士・税理士・弁護士などが集うプロ集団
——コーポレートアドバイザリー部の役割を教えてください
お客様と相対するM&Aコンサルタントを専門知識で支援するのがコーポレートアドバイザリー部の役割です。コーポレートアドバイザリー部には、私のような公認会計士のほかにも税理士、弁護士、司法書士、社会保険労務士資格を持つメンバーが所属し、200名近いM&Aコンサルタントから日々持ち込まれる会計、税務、法務にまつわるさまざまな相談に応えています。
——山田さんのお仕事内容は?
私は公認会計士ですので、M&Aコンサルタントが作成する株価算定書や企業概要書のレビュー、取引に伴うリスクの洗い出しのほか、取引スキームの構築などに携わります。また、M&Aコンサルタントでは手に余る専門的な課題がある場合は、お客様のもとに訪問してご説明したり、複雑なスキームが要求される案件の場合ですと、担当者として名を連ねたりすることもあります。
——どんな課題に向き合っているのですか?
売り手、買い手双方にとって公正な取引を実現するのが私たちの使命です。案件を進める過程や成約後に問題になりそうなリスクは事前に把握し、あらかじめ手を打っておかなければなりません。公認会計士は会計・税務の観点から、弁護士や司法書士は法務の立場から関連資料を精査し、問題点があればそれを指摘し、解決に向けてどのようなアクションを取るべきか具体的なアドバイスを行っています。
監査法人、事業会社を経てストライクへ。選択の理由は?
——ストライクに入社するまで、どのようなキャリアを歩んできたのですか?
新卒入社した有限責任監査法人トーマツでは総合商社の監査業務、野村総合研究所の経理部門で国際財務報告基準の導入に携わり、日本郵政キャピタルでベンチャー投資、日本郵政の経営企画部に移ってからはM&A業務を経験しました。ストライクに転職したのは2020年11月のことです。
——なぜ数ある選択肢のなかから、M&A仲介を手掛けるストライクに入ったのですか?
前職でM&A業務を経験し、そのダイナミックさに魅了されたからです。この経験でM&Aの実務に詳しい公認会計士はそれほど多くないことを知りました。M&A仲介を専門とするストライクで経験を積めば、公認会計士として面白いキャリアが描けるのではないか。そう考えて入社しました。
——ストライクに入社するにあたって、不安はありましたか?
ストライクは、これまで在籍したどの会社とも違い、営業畑を歩んできた若い社員が大勢いる会社です。当初は公認会計士としてどのように振る舞うべきなのかわからず不安を覚えたのは確かですが、幸いにもその不安は杞憂に過ぎませんでした。親身なコミュニケーションと丁寧な仕事を心がけたことで、すぐにM&Aコンサルタントと信頼関係を築けましたし、頼りにしてもらえるようになったからです。
——これまでの職場と際立った違いはありますか?
ストライクは、プライム上場企業とはいえ従業員数は200名程度。社長との距離が近く、毎月新たなメンバーが入社してくるような成長著しい会社です。自分とは異なるバックグラウンドを持つ人がたくさんいますし、年齢層が若く活気に満ちている。非常に学びの多い環境だと感じます。
M&A仲介は一生をかけて取り組む価値のある仕事
——どんなときに仕事のやりがいを感じますか?
売り手、買い手の双方がご納得いただける落とし所をご提示して成約が実現したときですね。立場の異なる両者のご要望に耳を傾け、条件に折り合いをつけるまでには多くのプロセスを踏む必要があります。それだけに、成約したときの喜びは格別です。丁寧に粘り強くご説明し「山田さんがそういうなら、その条件でお願いします」といったお言葉を引き出せたときは努力した甲斐があったと思いますし、改めて公認会計士としての責任の重さを感じます。
——仕事をする上で大切にしていることは何ですか?
法律や税務、会計ルールに則って「あるべき論」を語るのが私たちの仕事です。だからといって、正論を振りかざせばいいのかといえば、そんなことはありません。あるべき論を語るからこそ、相手の気持ちや理解の度合いに合わせた対応が必要だからです。案件を前へ前へと動かしていくのがM&Aコンサルタントなら、案件を正しい方向に導くのがコーポレートアドバイザリー部の役割。間違った情報を伝えるのはもちろん、誤解を生むような曖昧な表現は厳に慎まなければなりません。ですからコミュニケーションの量と質にはこだわっているつもりです。
——山田さんにとって「M&A仲介」とは?
仲間内ではよく、M&Aはビジネス、会計、税務、法務など、あらゆる知見がつまった「総合格闘技」のようなものだと表現しています。それだけに、会計監査や決算とはまた違った面白さ、達成感が味わえます。案件の成約によって、後継者不足や業績不振に悩む企業に新たな可能性を提示できるので、社会的意義が大きい仕事でもある。M&A仲介は一生をかけて取り組む価値のある仕事だと思っています。
ストライクで将来性のあるユニークなキャリアを築きませんか?
——今後どんなことにチャレンジしていきたいですか?
今後は、これまで培ってきた会計知識に加え、税務や企業価値算出に関する知見をさらに深め、お客様に価値あるサービスを提供したいと思っています。M&A市場は活況を呈しており、ストライクの事業も組織もどんどん成長しているので、いつかチャンスがあれば、M&Aに関連する新規事業の創出に関われたらいいですね。いつ声をかけられてもいいように、いまの業務で成果を出していければと思っています。
——最後に、士業に携わる読者の皆さんにメッセージをお願いします
公認会計士や税理士に限らず、士業に携わっている方には、ご自身の想像以上に多くの可能性があることを知っていただきたいですね。他の人が持っていない強みを作りたい、ユニークなキャリアパスに関心があるのであればM&A仲介はお勧めです。案件のステータスによっては忙しい時期もありますが、基本的には家族と夕飯をとれる時間帯には帰れますし、ライフワークバランスに優れたストライクで、ぜひ新しいキャリアを切り拓いてください。
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現在ストライクでは、法人営業経験者に加え、公認会計士、税理士、弁護士など、有資格者の採用を強化しています。後継者不足に悩み事業売却を考えているオーナーと事業拡大を狙う伸び盛りの企業をつなぎ、新しい未来を紡ぎ出す仕事に携わってみませんか。ストライクは高い専門性を持つ人材にふさわしい待遇と環境を用意し、皆さんの応募をお待ちしています。