【社員紹介#16】アプリエンジニア 牧 宥作
こんにちは!ブランディング&マーケティング担当の小坂です。今回は、アプリ開発エンジニアの牧 宥作をご紹介します!
慶應義塾大学大学院 理工学研究科を修了後、『ルナルナ』や『ラクマ』など人気アプリの開発に携わりながら、iOSエンジニアとしての腕を磨いてきた牧。当社からスカウトメールを受け取るまで『ストアカ』のことは全く知らなかったそうです。
「iOS開発をメインとして深く極めながら、他のサービスに携わる業務にも精通する "T字型人材" を目指したい」と公言する彼が、当社にジョインした理由は一体何だったのでしょうか。
2019年9月に入社してから1年半あまり。現在の取り組みや成し遂げたいこと、働き方など、さまざまな角度から話を聞いてみました。
CtoCサービスに興味を持ったきっかけは「インターフェース研究」
―牧さんは大学院では、モノとモノ・人とモノ・人と人の壁をITによって狭める「インターフェース」について研究していたそうですね。どうしてこの分野を極めようと思ったんですか?
実は幼い頃、コミュニケーションが本当に下手で、苦手意識を持っていたんです。自分の言動で友達に嫌われてしまって後悔することも多々あり、その度に反省し、悩みながら言動を自力で変えてきました。こうした経験があったので、人の言動にITを導入することでコミュニケーションを円滑にする「インタフェース研究」があることを研究室見学時に知って、すごく興味を持ちました。
研究室時代は、FCW(Face-to-face Collaborative Work)という研究グループに所属して、対面環境での支援に関する研究を行っていました。
特定の対面環境下、例えば旅行の窓口受付(店員と客)やオーケストラ(指揮者と演奏者)など、役割が異なる人同士がコミュニケーションを行う場において、ITシステムを導入することでコミュニケーションをサポートする、というような研究です。
―今、お話を聞いていてとても『ストアカ』に関連性がある内容だと感じました!
そうだと思います。前職でもCtoCの代名詞ともいえるフリマアプリの開発に関わっていたこともあり、転職時期には「CtoCサービス」の会社を探していました。そこで巡り合ったのが『ストアカ』でした。正直、スカウトメールを受け取るまではこのサービスを全く知りませんでした。
「『ストアカ』で仕事がしてみたい」と思ったもう一つの理由は、教育事業だったこと。私がインタフェース研究に出逢うまでに何をやりたいかずっと悩んでいたように、人が自身に合った学習テーマに出逢う機会ってそんなに多くないと思うんですよね。加えて、教育については個人的に課題感を以前からすごく持っていたので、漠然と教育系のサービスをつくりたいなと考えていたんです。
自宅作業用のデスクまわり。快適なリモートワークのためにPCスタンドなどを完備。
生徒ユーザーのみならず、“先生ケア”を大切にしていることに共感
―入社して1年半以上経った今、改めて『ストアカ』をどんなサービスだと感じていますか。
手前味噌になってしまいますが、とても良質なサービスだと感じています。自分自身、ライティングなどいくつか講座を受けてみて「大人になっても学べる機会があるということの大切さ」を実感しましたし、こうした場を提供するサービスに携われていること自体光栄に思います。
特に、先生のケアを重要視している企業姿勢が素晴らしいと思っています。ストアカでは、生徒ユーザー向けのサービス機能や、問い合わせ窓口であるカスタマーサポートが充実していることはもちろんですが、代表をはじめ、社員がSNSなどを通じて日頃から先生1人ひとりと密にコミュニケーションをしていたり、先生になりたい人向けの講座を開いていたりと、先生のケアをしっかり行なっています。
活躍している先生を年に1度表彰する「ストアカアワード」に参加したとき、「ストアカ」というサービスが先生たちにすごく愛されていることを知って。だから厳しいスタートアップ業界の中でもストアカは続いているんだと実感しました。
iOSエンジニア以外の領域も幅広くこなす「No Border」の体現者
―個人的には、牧さんが当社のカルチャーにかなりフィットしている印象があります。特にバリューの1つである「No Border」を限りなく体現していますよね!
弊社には社員向けにバリューズというのが設けられており、その1つに「No Border」があります。「職種やポジションなどのBORDER(枠)にこだわらず、自ら中心に立って課題に取り組み、仲間と一緒に悩み助け合おう。」という意味です。
私はiOS開発をはじめ、AndroidやWebの開発、アプリチームのマネジメント、CS調査依頼や社内イベントの企画など、幅広い業務に携わっています。元々 "T字型人材" を目指していたこともあり、個人的には「やりたいようにやらせてもらえてるな」と思いつつ、周囲からは「No Borderしてるね」と言われることが多いです。
―そういえば、アプリの検索機能リニューアルも、牧さんが企画提案から改修まで一気通貫でやっていましたね。
はい、まだAndroidしか実現できていませんが、検索機能のリニューアルを企画から開発までやらせてもらいました。現状の課題、ストアカにとっての理想など、企画に必要な調査・提案をまとめてマネジメント会議に通して、開発も全て担当しました。
iOS開発がメインにも関わらず、大きな機能開発をAndroidで実現するプロジェクトということで、スタートアップっぽいなと思いつつ、大変ではありましたが無事リリースすることができました。結果的に検索利用率が約4倍になり、企画にもAndroid開発にも自信が持てるようになりました。
このような成果を上げられたのも、また、企画から携われたのも、CTOの森田さんのサポートの力が大きいです。自由な裁量で仕事をさせてもらえている上に森田さん自身がアプリもWebもエキスパートな方なので、何でも質問・相談させてもらっています。1聞いたら10返してくれる方なので、自分の想像を超えた知見を得ることができ、いつも本当に助かっています。
子育てしながら働けるフルリモート環境。だからこそ、成果には貪欲に
―コロナ禍となってからフルリモート体制となりましたが、働く環境についてはいかがですか?
働く環境は、控えめに言って最高です。約1年前に第一子が生まれたのですが、残業はあまりないですし、コロナの影響もありフルリモート体制になったため、子育てと仕事の両立が問題なくできています。
保育園に入れる前、子どもが日中泣き止まないときはどうしても仕事が中断してしまうのですが、上長に「適宜勤務調整していいですよ」と言ってもらい、子どもが寝てからその日分の作業をこなした時もありました。特に子持ちには素晴らしい職場環境だと思います。
―社員同士の日頃のコミュニケーションについてはどうでしょう?
今、Zoomを使った「社内向けのラジオ」が週1回ペースで配信されているんですが、これがとても面白くて。他のオンラインの社内交流イベントって「Zoomなどに入ったら何か話さなきゃいけないのでは」と思いがちで、なかなか人が集まらなかったり、イベントを続けていくのが難しかったりします。でも「ラジオ形式」だとZoomに入るハードルが低く人が集まりやすいんです。
毎回社員からゲストを1人呼んで、インタビュー担当者がさまざまな話を掘り下げてくれるので、ただ聞いているだけでその社員のことを知ることができますし。フルリモート勤務にすごく合ったイベントだと思います。もちろん自分がゲストの時は話しますが、インタビュアーに聞かれたことを話すのみなので、気軽に参加できてとても良い仕組みだなと感じています。
自宅勤務では、たま〜に長男もリモートワークに参加。
T字型フルスタックエンジニアの立場で、新サービスを“ゼロから”つくりたい
―「No Border」の体現者として、コミュニケーションのスペシャリストとして活躍する牧さんですが、今後、成し遂げたいことは何ですか?
将来、サービスをゼロから立ち上げたいと考えていて。そのために日々業務をこなしながら、「サービス開発に必要なことをすべて理解する」気概があります。
大学の時から情報系の学科に所属してプログラミングの勉強をしていますが、実は何十回も挫折をしました。最初はプログラミングがとにかく分からなかったですし、同じ学科の人は自分よりも優秀な人ばっかりで。正直エンジニア以外の職種で就職しようと思っていた時期もありました。
でも、研究室で「自分が作ったモノを、使ってくれる人が価値を感じてくれる」ことの喜び、何百時間もかけてつくりたい機能をプログラミングで実現できた達成感は忘れられなかったこと、そして何より「自分が今まで経験してきたことを利用しない手はない」と思い直し、エンジニアになる決意をしました。
そこで改めて自分でサービスをつくれるエンジニアとなる上で目標を持とうと思った際、「サービス開発に必要な知見を持つ『フルスタックエンジニア』になれば、サービス全体を俯瞰して見ることができ、ユーザーにITで価値を届けるアプローチができる」と思い、目指すことにしました。
とはいえ開発全分野においてエキスパートになる「フルスタックエンジニア」には、何度も挫折した自分がなれるわけがないとも感じ、今までで自分が一番できるようになったiOS開発を軸に、他の分野にも広く精通する "T字型" の 「フルスタックエンジニア」を理想像にすることにしました。
ある程度経験を積んだら、「暮らしに寄り添う」「毎日利用してワクワクする」「人の悩みを解消できる」そんなサービスを近い将来、出すことも目標の一つです。
―楽しみにしています!牧さん、ありがとうございました!
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