日本全国に「おしえる」「まなぶ」コミュニティを根づかせる“地域コーディネーター”ってどんな仕事?――関西・福岡・北九州で活躍中の3名に直撃してみました!
【社員紹介#10】地域コーディネーター(写真左から脇山理子・藤谷真利子・味岡美希)
こんにちは!ブランディング&マーケティング担当の小坂です。
ストアカはオンラインサービスですが、まなび自体は人と人がリアルに会って対面形式で行われます。だからこそ、弊社ではユーザーとのコミュニケーションを大切にし、みんなで一緒にサービスを成長させていくことを目指しています。
今回は、中でも各地域で先生(おしえる人)とのコミュニケーションを担い、「おしえる」と「まなぶ」を結び、全国津々浦々で“ストアカコミュニティ”の輪を広げていく――『ストアカ』に欠かせない重要な役割を担っている「地域コーディネーター」の3名にインタビューを行いました!地域コーディネーターの役割とは何か? 仕事の楽しさ、やりがいなどを存分に語ってもらいました!
【プロフィール】
味岡美希(関西エリア担当)
新卒でWeb広告代理店に入社。VCアソシエイトや社内広報、社員教育などを経験した後、滋賀県にUターンし、フリーランスとなる。『ストアカ』には2017年、関西エリアの地域コーディネーターとしてジョイン。並行して地元滋賀県や日本茶のPR活動も行っている。新しいことに挑戦するのが大好き。
脇山理子(福岡エリア担当)
求人広告代理店の法人営業を経て、福岡にUターン。『ストアカ』とは、現在、コミュニティマネージャーを務めるシェアオフィス『HOOD天神』https://hood-tenjin.com/ で出会い、2016年より福岡エリア担当・『ストアカ』初の地域コーディネーターとなる。
人と会って、話しながら、コミュニケーションの輪を広げ、コミュニティを動かしていくことにやりがいを感じている。
藤谷真利子(北九州エリア担当)
2018年より『ストアカ』北九州エリアの地域コーディネーターとして活動。所属するNPO法人里山を考える会では北九州市の事業である「いきがい活動ステーション」を受託。キャリアや特技を生かして“おしえたい”人へのサポート活動を行っている。いろんな人が能力を活かせる場、“フラットにまなびあう”コミュニティづくりを目指している。
「おしえたい人の背中を押す」「先生同士が交流できる場をつくる」――フェーズによって違う地域ごとの取り組み
―『ストアカ』の地域開発プロジェクトが開始して3年。みなさんの活動は、ストアカで講座を開催する“先生”になってくださる方を探したり、講座内容の相談にのったり、先生同士の交流会を企画したり…かなり多岐に渡ると思います。あらためて、今の取り組み状況について聞かせてもらえますか?
藤谷:北九州は2017年3月の立ち上げで、私が地域コーディネーターとして活動し始めたのがちょうど1年前ぐらいなのですが、当時は登録講座数が30ほど。「新規で先生になってくださる方を最優先で探す」という方針でスタートし、今もおしえたい人の背中を押し続けているという段階です。
「まなびの選択肢を増やし、自由に生きる人を増やす」というミッションに共感してくださる人が多いので、サービス内容だけでなく、ミッションやスタートした背景なども積極的に伝えるようにしていますね。
味岡:関西も立ち上げから2年で、サービス自体がまだまだ知られていないので、私自身がエバンジェリスト(伝道者)だと思って活動しています。「『ストアカ』ってこんなに奥深いサービスなんですよ。こんな活用方法もありますよ!」といろいろな場所で地道に伝えています。
すでに『ストアカ』を知っていて「おしえたい」という気持ちがあってもなかなか一歩を踏み出せない人に関しては「大丈夫、できますよ!」と“しっかり背中を押せる”存在でありたいな、と。
脇山:福岡は「おしえたい人の背中を押す」フェーズから「先生同士が出会える場づくり」へと移りつつあります。『ストアカ』で成功体験した先生が増えてきたことで、自然と「おしえる」「まなぶ」の輪ができつつあるんです。
例えば、先生同士でコミュニケーションを取っていたりコラボ講座を開いていたり。ある先生は「『ストアカ』の人って思われるぐらいに、他の先生からいろんな質問をいただくんですよね」とおっしゃっていて。その時に「あぁ、だから最近、私に問い合わせが来ないんだ」と気づきました(笑)。
身近にいて寄り添いながら、先生たちの活躍をサポートするのが地域コーディネーターの役目
―日ごろから意識して心がけていることはどんなことですか?
脇山:先生とお話する時に、必ず「いいところ」を見つけ、その場で伝えるようにしています。例えば「話し方」や「思考法」など、講座コンテンツ以外で秀でている部分は、意外とご自身でも気づいていないケースが多い。だからそれに気づいていただくことが素敵なキャラクターをさらに際立たせるきっかけになるんです。
味岡:確かに先生の長所を見つけたり、やりたいことを引き出して形にするような“プロデュース的な視点”は大切かもしれませんね。
関西では近鉄百貨店とのコラボ企画で『女性のための講座シリーズ』を開催しているのですが、先生から「女性限定の講座はやったことない」「せっかくあべのハルカスでやっているのに、集客に苦労して……」というような相談を受けることがあります。
そんな時、まずやるのは先生の“真意”を聞き出すこと。「どんなことがお好きなんですか?」「どんな講座をやってみたいですか?」と問いを重ねることで「季節限定の講座がやってみたいかも」というような意向が出てくる。そこでさらに「夏だったらこんなカラーがウケそうですね」「インスタではこんなものが話題です」といった情報を提供することで、これまでとはまた違った講座が誕生して、結果的に集客もできて。
先生方も講座づくりにひとりで立ち向かっているので、悩みや不安に寄り添い、同じ目線で考え抜く――先生と私は“チーム”だと思って行動しています!
藤谷:私も“すぐに相談に乗れる身近な存在”であることに、地域コーディネーターの価値があると思っています。北九州市は65歳以上のシニアが30%以上と、政令指定都市の中で最も高齢化が進んでいる街ということもあってか、パソコンやスマートフォンの操作が苦手な人も多く、Webで完結するだけのサービスではハードルが高いように思います。「こういう講座をやりたい」「オンラインの登録でつまずいている」と気軽に相談できる存在になることで、温もりのあるサービスだと感じてもらえたらいいなと。
先生交流会でストアカと北九州市の協働について説明する藤谷
「人生が変わった」「ブレイクスルーできた」……たくさんの“ありがとう”が明日への活力に
―地域コーディネーターのみなさんが、すごく親身になって先生と接しているのがお話からも伝わってくるのですが、誰からもらったどんな「ありがとう」が嬉しかったですか?
味岡:本当にたくさんあるんですが……コワーキングスペースの方からもらった「ありがとう」が嬉しかったですね。
『ストアカ関西』と同時期に立ち上がったスペースで、毎回、先生向けワークショップを開催させてもらっているんですが、先生たちが講座で利用していることもあって、2ヵ月後まで予約でいっぱいだそうで。「面白い先生が集まって、講座をやっている場所」というブランディング的な側面においても貢献できているようで、本当によかったなあと。
藤谷:私は先生からいただいた「ありがとう」ですね。もともと整理収納関係の仕事をしていた方だったのですが、高齢のご両親のお世話が気がかりで、活動を広げられなくなっていて。そんな時に『教えたい人向けワークショップ』に参加して、先生登録をしたことで、生活スタイルが一変したそうなんです。
先生としての活動をきっかけに仕事の依頼が増えただけでなく、資料作りやボイストレーニングなど、おしえるために必要なスキルを他の講座で身につけることで心も豊かになって。そうして忙しく充実した日々を過ごしていたら、ご両親が身の回りのことを自ら進んでやるようになったと。その方から感謝の言葉を伝えられた時、素敵なお仕事をさせてもらっているなぁと心から思えましたね。
味岡:すごくいい話ですね!私も副業でヨガの講座を開いていた先生が、独立された時に「『ストアカ』に出会わなければ、こうして好きなことに向き合える人生にはならなかった」とお礼を言われたのが印象に残っています。
脇山:先生から感謝されると、毎回ジーンと心に染みますよね。
福岡では、活躍している先生に“おしえるためのスキルシェア”をしてもらう「先生交流会」を定期的に開催していますが、先日の会の終了直後、「登壇した先生からいい言葉が聞けたので、悩みから抜け出せそうです」とある先生が直接伝えてくれたことが嬉しくて。こうした“気づきの場”をつくるのが私の役目だと思っているので、あらためてその意義を再確認することができました。
関西の先生交流会。ストアカTシャツを着て、先生方との絆を深める味岡
進め方に正解はない。これからも自分の感性を信じて、まなびの輪を広げていく
脇山:本社スタッフからの感謝も明日へのがんばりにつながっています。私たちは普段から東京のオフィスに常駐していないので、1年前ぐらいに広報担当スタッフが地域コーディネーターの存在意義について力説してくれた時には涙が出るほど感激しました。「ひとりで、動いているんじゃない。本社の人たちと共にサービスをつくり、動かしているんだ」という実感が湧いてきて。
味岡:地域コーディネーターにしか知り得ない情報は確かにたくさんあるので、それを本社スタッフに提供すると、とても感謝されますよね。
藤谷:本社スタッフとのやりとりもそうですが、地域コーディネーター同士でちょっとした相談をしたり、会話したりすることにも救われています。同じ立場の人と話をすることで「あぁ、共感してくれる人が他にもいる」と安心したり、勇気づけられたりして。
―みなさん仲がいいのは、日々のコミュニケーションがあってこそなんですね。最後の質問です。地域コーディネーターをあえて違う名前にするとしたら、どう表現しますか?
味岡:“関西盛り上げ隊”、“先生応援団”ですね。がんばりたい人を心から応援できて、それを見守っていける、とても幸せなポジションだと感じています。
脇山:私は“ストアカのムードメーカー”かな。学級委員長じゃないけれど、声をかけて場を盛り上げているイメージ。
『ストアカ』で出会う人は、好奇心旺盛でまなびが好きな人だらけ。実は「好奇心が旺盛すぎて物事に対して飽きっぽい」のが私のコンプレックスでしたが、日々状況が変わるこの仕事に就いてからは、それが欠点だと思わなくなりました。
藤谷:“まなびのコミュニティの潤滑油”でありたいです。人やまなびが好きだったら絶対に合う仕事だと思います。進め方には正解がないので、探るプロセスを楽しめる人ならなおさらいいのではないかと。
―地域コーディネーターのみなさん、ありがとうございました!
脇山によるワークショップ説明で、場が盛り上がる福岡での先生交流会の様子
日本全国に「おしえる」「まなぶ」コミュニティを!共に奮闘する仲間を募集中!
当社では「まなびの選択肢を増やし、自由に生きる人を増やす」ミッションを掲げ、東京から各地域へ「おしえる」「まなぶ」コミュニティ拡大に邁進しています。
少しでも興味を持ってくださった方、まずはお気軽にご連絡ください。