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【社員インタビュー】料理の先生から、ITの講師へ。IT経験がなくても活躍できる理由とは(Education事業部 マネージャー 菊池 美香さん・前編)

ストリートスマートの魅力的な社員を知ってもらいたい と始まった社員インタビュー。今回はEducation事業部でマネージャーとして活躍する菊池美香さんです。料理教室の先生からストリートスマートへ転職した理由や、IT経験ゼロの状態からどのようにキャッチアップしたかをお話いただきました。数年前から進出した教育分野のお話もあります。ぜひご覧ください。

プロフィール:
菊池 美香さん
2018中途入社(社会人9年目)
Education事業部 マネージャー

勤めていた企業に導入されたクラウドツール。それを利用して感動し、転職を決意。

ー菊池さんは、ストリートスマートに入社されてちょうど1年ですね。前職ではどんな仕事をされていたか教えてください。

全国で料理教室を展開している会社に、新卒で入社しました。最初は先生として生徒さんに料理を教えることから始まり、どんどん仕事を任されるようになって、最後は店舗統括という立場にまでなりました。人材採用やシフト調整、売上管理、本社とのやり取りなど、業務内容は多岐に渡っていました。

(料理教室に勤めていた当時、エプロン姿の写真)


基本楽しく働いていたのですが、自分が採用した方や、社内で活躍していた身近な先輩が辞めていくことが多く、少しずつ仕事に疑問を持つようになりました。

環境を変えたいな、と思っていた時、私はもともと「人」が好きで、人材や育成にフォーカスした仕事をしたいと思っていたので、自分から希望して人材派遣を事業とするグループ会社に異動させてもらいました。全国展開している料理教室だったので、たくさんの先生が所属していたのですが、中には退職する方もいて。そんな人へ、次の仕事の斡旋をするコーディネーターの仕事をしていたんです。

人にフォーカスした仕事ではありましたが、料理教室の先生として働いていた頃のように、人前で話す機会はなくなってしまって…物足りなさを感じるようになりました。やっぱり自分は人に何かを伝える仕事がしたいと。


ーそんな時に、ストリートスマートに出会ったきっかけは何だったのでしょうか。

その会社が、Googleが提供するグループウェア『Google Workspace(旧G Suite) 』を導入したんです。それで、「Gmail」や「Googleドライブ」を業務で使うようになりました。

今もそうなのですが、私はPC作業が元々苦手でして…PCでの資料作成などほとんどやったことがありませんでしたし、メールを送信するのも苦労していました。部下を持つ店舗統括という立場で働いていた期間が長かったので、部下に仕事を振ったりして、ますますPCを触る必要がなくて。

そんな時に、新しく導入された Google Workspace を少し触ってみたんです。他のメンバーが作成したスプレッドシートにコメントを入れられたり、誰かがファイルを開いていても同時編集で作業ができたり。そんな機能を触って「すごい!便利かつ楽しい!」と感じました。

それまでは、誰かがそのファイルを開いていると編集ができないため、社内の内線電話をかけて「閉じてください」とお願いしてから、やっと作業できる、といった感じですごく手間がかかっていました。そんなアナログだった組織が、クラウドツールの導入により業務の効率化を図ることができたのです。

こうして、クラウドツールに興味を持つようになり、前述の「人前に立つ仕事がしたい」という思いも強くなり、転職を考えるようになりました。企業探しをする中で、Google Workspace を導入する企業へ向けてトレーニング研修を行なっているストリートスマートの講師の求人を見つけて。ここだ!と感じたため、転職活動でエントリーしたのはストリートスマートだけでした。一社に決め打ちして、面接を受けに行きましたね。そしてちょうど一年前の社会人9年目の時に、ストリートスマートに入社しました。

教育分野へ進出。新時代を生き抜く子どもたちが、必要な資質・能力を身につけられるように。

ー菊池さんの現在の仕事内容を教えてください。

企業や教育機関に対し、『Google Workspace 』などを中心に、クラウドツールの最適な活用手法の提案やトレーニング研修を行なっています。研修では講師としてお話させていただいています。


ー企業以外に、教育機関に対しても研修をされているんですね。

はい、最近では特に教育機関からご依頼いただく機会が増えています。インターネットやスマートフォンの普及により社会構造が大きく変革する中で、子どもたちが身につけるべき資質・能力も変わっています。時代の変化に対応するため、2020年には学習指導要領が改訂されます。

このような環境変化の中で、“新しい学び”をどのように提供していくべきか という先生の課題を解決する方法の1つが、Google for Education」という、生徒と先生の両側面からサポートするアプリケーションです。研修では「Google for Education」を導入する教育機関に対し、基本的な機能のご説明から、授業・校務にどのように活用できるかのアイディアまでをお伝えしています。

(研修ではGoogle for Educationの基礎知識から活用アイディアまでを伝えている)


ーこのツールを活用すると、具体的にどのようなことができるのですか?

宿題の付与・提出やテストの採点などの学習管理や、生徒への連絡・行事の写真共有といったコミュニケーションに至るまで、オンラインで自動的に完結することができます。そのため、現在長時間労働が問題となっている先生方の業務そのものを省力化でき、これまで以上に、授業づくりや生徒に向き合う時間を創出することができます。

また、生徒にとっては、いつでもどこでもオンラインで先生や生徒と会話ができたり、Webで自分の興味のある内容を広く深く学ぶことができるなど、「主体的・対話的で深い学び」の実現に貢献します。例えば、授業内で出た課題に関してグループでひとつの発表資料をつくる際には、帰宅後にもコメントをやりとりしたり同時に編集するなど、いつでもどこからでも参加することが可能です。

(研修で用意したChromebook。Googleが開発したOSが搭載されており、現在多くの教育機関が導入し始めている)


ー先生や生徒に研修を行うと、みなさんどんな反応をされるのでしょうか。

嬉しいことに、先生方からは「テストの点数の集計に苦労しているので、集計が瞬時にできるフォームはとても魅力的で、ぜひ活用したい*」「学習活動の効率化が図れることは間違いないと感じた*」などの感想をいただくことが多いです。

また、生徒からも「プレゼンの資料作りなどをメンバーと同時に並行してできるため、場所を問わず、連絡しながら、どこでも作業ができる点で活用できそう*」「今まではできないと思っていたことがこのツールを使うことで可能になることが分かりました!これからぜひ活用していきたいです!*」などの声をいただきます。
(*は実際のアンケートであった声)

ー本当に役に立つツールであると感じられている様子が伝わってきます。研修で菊池さんが意識されていることは何でしょうか。

教育分野でのICTツールは、文部科学省も活用を推進しており、これから浸透・拡大していく段階にあります。一方で、現場の先生方は環境変化に不安を持っていらっしゃることもあるので、「このツールにすべて変えてください」ということではなく、あくまで文房具と同じようにツール(手段)のひとつであることを研修の中でご理解いただけるよう、意識しています。そうすることで、より気軽に、積極的にテクノロジーを活用する先生が増え、その活用の輪が拡がることで、学校や生徒の学びがより充実したものになれば、と考えています。

(教育関係者が集まるイベントで登壇する菊池さん)

IT経験がなくても、講師として活躍できる理由は、成長を支援してくれる仲間がいるから。

ー今は研修にたくさん登壇されていますが、クラウドツールを扱う仕事へ抵抗はなかったですか?

料理教室で先生として働くと決めたときも時も、料理は得意ではなかったので、入社してから追いつくために必死でした(笑)ただ振り返ってみると、得意ではない人の気持ちが分かるので、逆にそれがよかったと思っています。「何が分からないのか」が分かるので、料理を習いに来られた生徒さまと同じ目線で伝えられることができ、むしろメリットだと捉えていました。

ストリートスマートへ面接に受けに行く時も同様で、自分がPC作業が苦手だからこそ、使いたいユーザーの気持ちが分かるだろうと思い、なんとなく自信がありました。

また、ストリートスマートのHPにある社員インタビューを見て、同じく入社当時はITに詳しくなかったけれど、講師で活躍されている方がいると知って。入社したらその方が上司だったんです!質問すると、ITのことなんでもご存知で、社内外問わずたくさんの方から信頼されており、会社の中核を担っていました。

知識がない状態からキャッチアップして、今はたくさんの知見を持たれているということを知り、ますます憧れて「あんなふうになりたい!」と強く思うようになりました。

その方は「寄り添う」というスタンスを大切にしていると名言しているんです。実際、本当に問題に対して一緒に考えてくれる方で。

自身も第一線で活躍しながら、売上目標を担い、多くのメンバーのマネジメントもしているのですが、大変な部分が多い中、メンバーと同じ目線で会話してくれるんです。また、私が何かミスをした時は本当はどうすべきだったか、同じミスが起きない様に一緒に考えてくれます。

ー素敵な方ですね。菊池さんは、どのようにIT知識やノウハウをキャッチアップされたのでしょうか?

ストリートスマートは、「Google Workspace」をはじめとするクラウドツールを業務においてフル活用しています。資料作成や管理・打ち合わせ・チャットなどをそれらのツールで行う機会が多いため、日々の業務一つ一つが勉強となり、自然と身についていきました。

もちろんそれ以外にも覚えることは沢山あるのですが、まわりの仲間が助けてくれるので、非常に支えられています。中途入社だったので、即戦力となることを期待されているだろうから、疑問点などは自分で解消しなければならないと思っていましたが、そんなことはなく、1聞いたら10教えてくれるほど丁寧で優しいメンバーが多くて。そのため、8月1日に入社して、9月にはもう登壇させていただいていました。

今は逆に自分が何を考えているか、何が分からないかの声をすぐにあげるように意識しています。みなで助け合ってスピーディに解消すれば、組織全体として仕事も捗るので、自分の中に溜め込まず即時に聞くようにしています。

ー私もそれは同じです。違う部署に所属されていてそこまで会話したことない方でも、質問をすると丁寧に答えてくれたりして。それはストリートスマートの魅力のひとつですよね。


いかがでしたか。菊池さんのインタビューはまだまだ続きます。後半では仕事をする上で感じるやりがいや、菊池さんからみたストリートスマートの魅力をお話いただいています。後半も読み応えのある内容になっていますので、ぜひご一読ください。

後半のインタビューはこちら


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