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スタートアップ起業とPLUG誕生の裏側【STRACTメンバーインタビュー】大川貴市

※こちらの記事は、2023年5月にSTRACT公式noteにて掲載した記事の転載です。

STRACTで働くメンバーをご紹介するインタビュー!
今回、STRACT取締役の、大川 貴市(おおかわ・きいち)にインタビューをしました!大企業からSTRACTに参画した経緯と、PLUG誕生の裏側、PLUG正式リリースから1年(*2023年5月時点)が経った今、改めて思うことについてお話を聞きました。

大川 貴市(取締役)
1993年生まれ。長崎県出身。横浜国立大学在学中に大学のモバイルアプリコンテスト2連覇、その後スタートアップに参画し、アプリの企画・開発に携わる。
2017年に新卒で伊藤忠商事入社、金融ビジネス部配属。ABCash, Funds, Evering, pring 等の投資に携わり、2019年より最年少でシリコンバレー駐在。現地の金融分野におけるスタートアップ/事業会社への投資業務に従事。
米国でHoney, Ebatesといった拡張機能サービスを愛用していた経験を元に、日本国内での展開を構想。
帰国後、2022年2月にSTRACTに参画し、代表の伊藤と共にPLUG事業を推進。

STRACTにジョインするまで

まず早速ですが、簡単に自己紹介をお願いします!

大川貴市です。
STRACTではビジネスサイドのオペレーションやマーケティング、バックオフィス等、事業の運営に必要なことを幅広くやっています。

STRACTに参画する前のことを教えてください。

大学卒業後は新卒で総合商社に入りました。
そこでは商社ならではの大きな予算を動かして投資をしたり、予算・決算管理などもやっていましたが、途中から自分がいた部署でスタートアップ投資をやり始め、その担当になりました。

3年目からはアメリカ駐在になり、シリコンバレーで2年間、主に現地のスタートアップの調査や、投資先候補の発掘といった業務等を行っていました。
帰国後、一年ほど勤めたあとにSTRACTにジョインしました。

スタートアップへの興味はその時に沸いた?

そうですね。でもさらに言うと、もともとスタートアップで働きたいという気持ちが学生時代からすごく強かったんです。

実は学生の時にスタートアップの立ち上げを2,3人でやっていました。学生同士でやっていたので、テクノロジードリブンなサービスというわけではなかったのですが、学生の目線で「こういうサービスがあったらいいよね」みたいなことをやっていました。

なのでスタートアップに対する憧れはすごくあったのですが、自分が会社を経営するにあたってわからないことが多すぎて。
そもそも企業ってどういうふうに成り立っているんだろうとか、大企業ってどうやって意思決定していくんだろうとか、そういったことをわかっておかないと、起業しても苦しむことがあるかなと思って、まずは就職しようと思いました。
だからまずファーストキャリアとしては日本の大企業に入ったというわけです。

そうなんですね。そこからどのようにしてSTRACT代表の伊藤と事業をやることになったのでしょうか?

学生時代にやっていたスタートアップで参加したアクセラレータープログラムがあり、実は今のSTRACTの代表の伊藤も、PLUGとは別のプロダクトで参加していたんです。そこで知り合ったのが一番最初ですね。

そのアクセラレーターには社会人もいて、全員やりたいサービスを作っていて。ただ組織規模は大きくても10人以下のところがほとんどだったと思います。
事業支援をしてもらったり、半年ほどのタームを経て作ったサービスを発表する、みたいなアクセラレーターでした。

当時から伊藤は一人でプロダクトを作っていて、すごく優秀なエンジニアだというのは知っていました。かつビジネスに関する理解も深く、とても優秀な人だなという記憶がずっと頭に残っていました。
それがもう7年前とかの話なんですけどね。

総合商社にいながら、いずれ起業したいなと思っていたところ、その時流行っていた音声SNSアプリ「Clubhouse」でたまたま伊藤と話すことになって。
その時僕はシリコンバレーにいたので、アメリカの面白いサービスを何か教えてほしいと言われて、それについて話したのがきっかけで、ぜひ今後もブレストしていきましょう、という流れになったんです。

そこから大体毎週ブレストするようになって、僕が帰国してからも、何か一緒に面白いことができないかずっと話し合っていました。海外事例なども見ながら、何がいけそうかずっと探していたんですよ。
そんな時にたまたまiOS15からSafariの拡張機能が使えるということになって、それを活用したサービスはできないだろうかと考えた結果、PLUGの着想につながりました。
参考にしたHoneyというサービスは、実は僕がアメリカでものすごく愛用していました。新しく来る駐在社員にも、絶対このサービス入れた方がいいよ、と勧めていたぐらいです。自分がプロダクトとして元々好きだったものを日本でもできそう、ということになり、STRACTにフルコミットしようと決めました。

改めてスタートアップをやってみて思うことは?

やっぱりやっているからこそわかる喜びもあり、苦しい面も当然、すごく身を持って感じますよね。
当たり前ですけど、会社を経営する、サービスを伸ばしていく、組織をつくる、それぞれで今何が必要なのかを毎日模索しながらやっています。

初めて経営というものをする、というのもありますが、それを言い訳にはしたくないです。準備期間があと10年あったらうまくいくのかというと、そうでもないだろうと思うので。

でも日々PLUGが身近な人にも使われているところを見ると、すごく嬉しいですし、より使いやすいプロダクトになってきているのを僕自身も感じていて、愛着がすごく沸いていますね。

それが一番のやりがいでしょうか?

そこはすごく大きいですね。
一時的に流行っても、だんだん使われなくなってしまうサービスも多い中、PLUGに関してはスマホに入れておいて損がないですし、いらないと思う人ってほとんどいないのかなと思います。
これからさらに機能が強化されていきますし、たくさんの人々に使われるサービスに関われるのは一番の魅力なのかなと思います。

これからどんなサービスにしていきたいですか?

「デジタルコンシェルジュ」という言葉の通り、人々の生活に寄り添う存在にしていきたいです。
今って老後2,000万円問題とも言われているように、資産形成の重要性を感じる人も多いと思いますが、資産運用ってまだまだハードルが高いじゃないですか。貯金が100万円あったとして、頑張って利回り1%を出しても1万円なわけですよね。
でも、逆にその1万円を守るという方法もあると思うんです。例えば、何かを購入する際に価格比較をして1,000円安かったら大きいですよね。資産運用は難しくても、PLUGを使えば誰しもがメリットを享受できると思っています。そうしたユーザーメリットを強めていきたいですね。

僕が前にHoneyを周りに勧めていたように、PLUGも人々に愛されて、広められていくようなサービスになることを目指したいなと思います。

会社として目指していくことは?

会社として売上を伸ばし、資金を調達し新たなチャレンジをしながら、永続的に会社を発展させるということはもちろんあります。

ただそのためには、会社を通じて従業員が幸せになる、みたいなことはすごく大事だと思っていて。
僕の個人的な人生のモットーとしてあるのは、人は環境次第で白くも黒くもなるということです。

たとえ優秀で100の能力を持つ人でも、環境が悪かったら20しか出せない。逆に40の能力しかなかったとしても、環境がよかったら120出せるかもしれない。
仕事で自信を持つとプライベートでも自信を持つことができるので、人生が豊かになる。従業員の人生が豊かになって、よりモチベーション高く仕事に取り組める。そうなるとプロダクトが良くなる。
結果的にお金がついてきて株主も喜ぶ、という循環ができると思うので、その循環の起点として一番大事にするのは従業員だと思っているし、それを生かすも殺すも、会社次第。

なので、この会社で働くことがやりがいだ、と思ってもらえるような会社にしていきたいですし、その仕組みづくりをこれからやっていく必要があります。
まだ今は道のりでいうと10合目あるうちの1合目にも辿り着けていない、山に登る前に機材を調達しているみたいな段階ですが笑、やりがいをもって働ける会社にしたいというのは変わりません。

STRACTの魅力はどういうところだと思いますか?

ひとつはプロダクトですね。
これだけ勢いがあって、これからもユーザーに使われ続けられるであろうサービスって数少ないと思います。ここで実績を残せたら、胸を張って将来自分はこういうプロダクトを作ったんだよと言えると思いますし、そういう体験って滅多にできないと思います。

もうひとつは、今後に向けて会社の環境を良くしていくにあたって、まだそこまでのマンパワーが足りていないので、そうした取り組みを楽しめるような人はすごく合うんじゃないかと思いますし、一緒につくっていけたらなと思います。
自分でどんどん学んでいって、やらなければいけないことを探して取り組める人がいるといいですよね。

今年はどんな一年にしていきたいですか?

この会社はまだまだこれからなので、会社を大きくすることと、環境を整えていく、ここに注力する時期だと思います。なので、そこに一番集中する一年にしたいです。

最後に、STRACTが気になっているという方へ一言お願いします!

将来大きくなるであろうプロダクトに関われたという経験が何よりの人生の財産になると僕は思っています。

プロダクトづくりだけじゃなくて、人事組織やマーケティング組織、営業組織をつくるでも、バックオフィスの土台をつくるでも、そういう人たちがいないと当然会社は成り立ちません。
ひょっとしたらこれから歴史に名を残すようなサービスをつくったと言えるような経験ができる数少ない会社だと思うので、ぜひ一緒につくっていけたらと思います。


STRACTについて

STRACTは、ショッピングアシストアプリ『PLUG(プラグ)』の運営・開発を行っています。現在、業務委託を含め約9名のチームで運営しています。

2022年9月には、初めてのエクイティファイナンスで約3.1億円の資金調達を実施しました。

ショッピングアシストアプリ『PLUG(プラグ)』について

PLUGは入れておくだけでオンラインショッピングがお得になる、iOS Safariのブラウザ拡張機能です。iOS15から解禁された、iOS Safariの機能拡張を利用したアプリとして、2021年11月にβ版リリース、2022年3月に正式リリースしました。

https://apps.apple.com/JP/app/id1588614356

PLUGの拡張機能を有効にすると、対象のECサイトにおけるキャッシュバックやクーポンを自動で発見します。 また、対象のECモールの商品ページにアクセスすると、より安く購入できるショップを自動検索し表示します。

PLUGは、エンドユーザーのショッピング体験を良くするだけでなく、提携するEC事業者を大きくサポートすることができています。現在約900サイトに対応し、ECサイト訪問者のコンバージョン率、リピート率、購入単価の改善に貢献しています。

採用情報について

現在、STRACTではエンジニアや事業開発をはじめ、多くのポジションで採用を行っています。
詳しい会社概要やチームメンバー、募集ポジションについては以下の採用ページをご覧ください👀✨

https://career.stract.co.jp/

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