長年ひとつの会社に勤めてきた自分に、転職なんて関係ない。
そう自分に言い聞かせながらも、心のどこかで「やりたいことができる環境がどこかにあるのでは……?」と考えてしまうこと、ありませんか?
今回お話を伺うのは、18年間働いたSIerを退職し、2019年4月にエンジニアとしてストックマークにジョインした松下 智彦さん。ストックマークに入社し、「エンジニアの仕事が好きな気持ちを思い出した」と語ります。
松下さんはなぜ、長年在籍した企業を辞め、ストックマークで働くことを選んだのでしょうか? その理由を聞きました。
プロフィール
松下 智彦(まつした ともひこ):専門学校を中退した後、インフラエンジニアとして創業初期のSIerに入社。OracleのERPパッケージ導入や銀行のシステム統合など大規模な案件に携わる。2019年4月、ストックマークに入社し、Anewsのバッジ処理やAWSへの移行業務などを担当。「一週間くらい遊んで帰ろう......」と思っていた東京の居心地が思いのほかよく、鹿児島県から単身上京、そのまま住んでしまうというフットワークの軽い一面も。
ストックマークで働く人の姿を見て、長年の葛藤を解消したい気持ちに火がついた
ーーストックマークに入社する前はどんなキャリアを歩んでいたのですか?
就職を考えていた時期にITバブルが重なったので、これから伸びそうな業界に入りたいと思い、創業初期のSIerに入社しました。インフラエンジニアとしてOracleのERPパッケージ導入を担当し、銀行のシステム統合など大規模な案件にも携わりました。
しばらく働いて、エンジニアとしてのスキルに自信がついてきたため、他の会社で技術力に磨きをかけたいと思い転職を考え始めたんです。しかし、その矢先にリーマンショックが起きてしまって。景気が落ち込んで転職市場が冷え込んだんですよね。子どもが生まれるなどのライフイベントが重なったこともあり、転職はせずこのまま働こうと決めました。
ーー転職しないと決めたのに、なぜストックマークに転職することにしたのでしょうか?
今の会社のままでいいと思う一方で、モヤモヤした気持ちを抱えていたんです。大規模案件を担当しているSIerで働いていると、こうした方がもっと良くなると思うことがあっても、「安定的に稼働しているから現状維持でいい」と言われ、改善できないことが多くて。エンジニアとしてやるべきことがわかっていて、技術的には実現可能なのに、実際には開発することができないもどかしさを感じていました。
そんな中、以前プロジェクトで一緒になった長田から「ストックマークに遊びに来ないか」と誘われて、軽い気持ちで足を運んでみたんです。その時オフィスで目にしたのは、ストックマークの社員の皆さんがとても楽しそうに働いている光景でした。特に自社製品について議論している姿には強く心を惹かれました。自分も自信を持って「良い」と言えるプロダクトの開発をしたら楽しく働けるのではないかと思い、18年働いた会社を辞めてストックマークに転職しました。
ーー長年勤めたSIerからの転職はかなり悩んだのではないでしょうか?
そうですね。前の会社は社員間のコミュニケーションが密なとてもいい会社だったので、もちろん悩みましたが、これまでずっと抱えてきた葛藤を解消したい気持ちが勝りました。それに、家族とはそれほど揉めなかったんです。きっと、新しい経験ができる場所を求めているってことを見抜かれていたんですね(笑)。
意見や提案が「即」採用される、自由度の高さに驚いた!
ーー初めての転職に不安はありませんでしたか?
もちろんありました。ストックマークの皆さんは、優秀な人ばかりと聞いていましたからね。経験があるとは言えど別の会社。自社製品の開発現場の状況をキャッチアップしたり、会話についていったりできるだろうかと不安はありました。でも入社してみれば、それは杞憂に過ぎず、メンバー間のコミュニケーションがしっかり取れていることにとても安心しました。
ーーコミュニケーションが取れていると、どのような部分で感じたのでしょうか?
例えば、質問したときに面倒臭がらずに丁寧に答えてくれるところですね。前職のSIerで、クライアント先に常駐したときは、そこにいる社員さんに質問をすると面倒臭そうにされてしまって。転職も外部の人間が入ってくる点では同じなので、似たようなものだろうと思っていたんです。でもストックマークにはそんな態度を取る人が一人もいませんでした。
それに、会議では誰も批判めいたことを言わないんです。「メンバーが出した案を、みんなでもっといい案にしていこう」という雰囲気があると感じています。おかげで、入社したばかりですが、発言や提案をしにくいと思ったことはないですね。
ーー入社後はどのような仕事を担当しているのですか?
インフラエンジニアとして長くやってきているので、培ってきたスキルを活かした業務が中心です。今はAnewsのバッチ処理をマイクロソフトのAzureからAWSに移行する業務に携わっています。
ただ、入社当初はプロダクトの理解を進めるために、メンバーに相談してアプリの開発をやらせてもらいました。期待されている業務内容と異なることをやりたいというお願いをあっさり許してくれるのも、ストックマークらしさの表れだと思います。
ーー実際に入社してみて感じた、ストックマークの社風を教えてください
自由度が高く、手を挙げたらなんでもやらせてもらえる環境ですね。これまではやりたいことがあっても提案を受け入れてもらえず我慢することもありましたが、ストックマークでは提案するとすぐに「それいいね!やってみよう」と採用してくれるので、「ほ、本当に?」と、拍子抜けしてしまうくらいです。
業務以外の面でも自由度が高く、楽しそうだからやってみたいと思っていた自転車通勤も認めてくれて、長年の課題だった運動不足が解消しました(笑)。リモートワークが可能で、勤務時間も融通が利くので、妻と話をしたり、子どもとお風呂に入ったりと、家族と一緒の有意義な時間を過ごせています。
「仕事=やりたいこと」になって、働く楽しさを思い出した
ーーご自身の仕事に対する価値観にも変化はありましたか?
はい。もともとエンジニアの仕事は好きで始めたのですが、やりたいことができないもどかしさの中で、いつしかコードを書くおもしろさを忘れてしまっていました。ストックマークで仕事とやりたいことがイコールで結びついた今、働くことを楽しいと感じています。
ー今後ストックマークで実現していきたいことを教えてください
システムの信頼性に対して責任を持つSRE(Site Reliability Engineer)として、ユーザー目線で活躍できるエンジニアを目標にしています。その足掛かりとして、まずはインフラエンジニアとしてのスキルを活かし、開発の効率化を図っていきたいです。
例えば、『Anews』や『Asales』といったプロダクトの中に共通化できるアーキテクチャを見つけたり、サービスの規模が大きくなっても一定の人数で業務をまわしていけるように、業務の自動化をしたりできればと考えています。
ー最後に、ストックマークへの応募を検討している方にメッセージをお願いします!
仕事をする中で「本当はこうしたいんだけどな」と感じている方は多いのではないでしょうか。もし今そう思ってモヤモヤしているのであれば、年齢など関係なしに、ぜひ一歩踏み出してほしいです。やりたいことができるのはとても素晴らしいこと。働く楽しさを思い出せます。ストックマークは仕事のおもしろさを感じさせてくれる職場だと、自信を持ってお勧めします。
ストックマークで一緒に働くメンバーを探しています!