信号機を思い通りに動かしたくて・・
こんにちは。
遅ればせながら(招待依頼からなんと4ヶ月)Amazon Echoが届いたので週末はスマートホームっぽくすべく設定に明け暮れていた、スタイリィのCTO林です。
軽く話しをしたら、メンバーの一人から面白いからブログに書きましょう!と勧められて昔の話を書いてみることにしました。
当時、社会人2年目くらいで右も左もわからず必死に頑張っていた私ですが、少し調子に乗って「コンクリート打ちっ放し、デザイナーズ物件」なんてものに住んでいたのでした。今考えると湿気がこもったり、冬寒かったりと暮らしやすさを犠牲にして住んでいたわけですが、内装を古いアメリカンにしようとたわけたことを色々かき集めてました。
電話はebayで買ったアメリカの公衆電話をコンクリの壁につけて、家電として使っていました。そのままモジュラージャックをつなげたら使えて、電源もいりません。
扇風機はこんな感じ。
暖房はアラジンブルーフレームヒーター(なんと1975年製です、タメ)。
レジではなく、電卓がわりの計算機です。アメリカのGoodwillっていうリサイクルショップで入手しました。
そうやって色々探している間に、アメリカの信号機が家の中にあったらいいなと思い始めまして(まぁツッコミどころ満載ですがひとまず)、ebayで信号機をゲットしたのです。確か1万円以下で買えたと思います。それがこれ。
もともと買った時には、いい感じで「WALK」が数回点滅し、「DON'T WALK」がそのあと点灯してくれるだろうと思って購入したのですが、制御盤?みたいなものは含まれておらず、買った時にはランプも付いてない状態で、ただの箱だけでしした。
ランプを入手してみたはいいものの、それだけではスイッチで手動でオンオフするだけのただの電気。全くイメージ通りの「チカッ、チカッ、チカッ、チカッ、ボー」っという状態に程遠く、そこで目をつけたのがこれ。右下に小さく写っているPIC(Peripheral Interface Controller)というROMです。
これはPICにプログラムを書き込むことで、思い通りの電気信号を出力することができるんです(って当時友達から聞きました)。
早速、普段行かない秋葉原の秋月電子通商というその方面では有名なお店に行き、PICと必要なものを買ってきて、「青いランプを1秒ごとに点灯・消灯を繰5回くり返した後に、赤いランプを50秒間点灯させる」ようプログラミングして、パソコンのRS-232Cケーブルで接続し焼き込み。
信号機と接続したところ、なかなか理想的な動作になりました。
当時これができたときは夜中の3時くらいでしたが、満足感がハンパなかった記憶があります。
ここまで努力しておきながら、一度成功した後はほとんど点灯する機会を迎えることなく、Yahooオークションで売られる羽目になるとは、その時は思っていませんでしたけど。
多分、今同じことをするなら、ラズパイで制御する方が全然安く仕上がると思います。
信号機を点灯させたいなー、っと普段から思っている方、ぜひ参考にしてくださいね!