スタートラインで働くスタッフの様子を紹介。
今回は2023年4月入社、現在は【サポート付きサテライトオフィスINCLU】にて活躍する伊藤さんのお話です!
■簡単な自己紹介
出身:沖縄県
好きな言葉:Dream as if you’ll live forever, live as if you’ll die today.
趣味:バスケットボール(10年以上夢中のままです)
ゲーム(色々なジャンルを触っていますが、LoLが一番面白いです)
----------まずは、伊藤さんのご経歴とスタートラインへの入社のきっかけを教えていただけますか。
前職は新卒で製薬会社の営業として入社しました。大学時代に生命科学を専攻していた背景から、人の命や健康に関する興味が強く、医薬品の領域から介在していこうと考えていました。
幼少期から動物が好きで、元々は獣医になりたかったのですが、その後に広義で"生き物"のことを学びたいと考え、命や健康の領域を専攻しようと思い学校を選択しました。生けとし生きるもの、すべて共通して尊い存在であり、すべてが大切だと感じています。
----------そうすると、学びたい領域に進むことができ、望んでいた領域の会社に入社することができたと思いますが、スタートラインへの転職背景を教えていただけますか?
前職は2022年4月に入社をして、入社後半年後退職。その後2023年4月にスタートラインに入社しています。私自身も、前職は希望が叶う職場に出会えたなと実感しながら働いていたのですが、私自身が持病があったことがきっかけで、残念ながら退職に至ることになりました。
ナルコプレシーという過眠症の病気なのですが、服薬をしていれば症状は落ち着いていたため、特に開示せずに生活を送っていました。しかし、営業職として車を運転することを想定した際に、様々なリスクを会社として容認することが難しかったようで・・・退職勧奨を受け研修期間終了とともに退職となりました。当時は人生のどん底でしたね。
自身の"弱み"に感じていた部分に向き合ってくれる環境で、キャリアを再スタート
----------どうしようもできない状況下で辛い時期を過ごされていたと思いますが、改めて転職活動を始動されてから、どんなきっかけでスタートラインに入社されたのでしょうか?
転職軸を決めるにあたり、就労面で自分自身の持病を起因とした苦い思い出があることから、同じような境遇の人を支援できるような人材系の会社を探すところからスタートしました。その過程の中で【障害者の就労支援】の領域を見つけたのですが、"何かしらのハンデを感じながらも自分と向き合いながら就労を目指していく"という点に、自分の境遇と重なる部分を感じました。
スタートラインについては、面接時に自分の話を真剣聞いてくれて、向き合ってくれたという印象がありました。転職活動をする中で様々な会社とお会いすることがありましたが、なかなか結果が出ない時期が続きました。前職は持病を開示せずに就職して失敗したことから、転職活動ではオープンにして動いていましたが、その持病が問題でNGとなった会社が多くありました。
そのような中で、スタートラインとのコミュニケーションは"自分を大切にしてくれるのではないか"と安心することができたのを覚えています。有難くご縁も頂けたことから、入社を決意しました。
----------入社をされてからもうすぐ1年が経ちますが、どのような経験をされてきましたか?
最初はとにかく苦戦しました。障害のあるメンバー様やクライアントとのラポール形成、最適な面談対応の方法など・・・自分自身の就労経験が少なく、顧客折衝、ビジネスマナー、ビジネススキルなどに不安を持ちながら、併せて、専門性も学ばなければならない状況でしたので。基本的なビジネススキルや支援スキルの両面で先輩からの手厚いフォローを受けながら、足りない部分については社外の情報(本やコンテンツ動画)も含めてとにかく勉強を続け、身に付けていっています。
----------そのような中で、どのようなやりがいを得ることができましたか?
関わるメンバー様の様子に少しずつ変化がみられる場面に立ち会えた時、非常にやりがいを感じました。例えば、睡眠が安定していないメンバー様に対して、睡眠前の活動の見直しを提案して、実行していただくことで少しずつ改善が見られ、ご本人からその様子をご報告いただいたときにとても嬉しかったです。私自身が、社会に介在できた実感を得たような、充実した気持でいっぱいになりました。
ビジネスでは成り立ちづらい人情あふれる社会を、自分自身が体現
----------最後に、今後のビジョンについてもお聞かせください。
まずは、社会人としてビジネススキルをもっと上げていきたいと考えています。現状、自分が行う業務については先輩から支援を受けながら取り組めているため、なるべく早く自分主導で対応できるようになりたいと考えています。また、支援スキルについては、磨けば磨くほど、経験を積めば積むほどブラッシュアップされますし、技術自体もアップデートされていきますので、研鑚を止めずに取り組みます。
将来的には・・・"相互に手を差し伸べることが出来る、人情にあふれた社会"の実現をしたいと考えています。なにか1つの物事について、ビジネスという側面ではある程度ドライに物事を進めていく必要があると思います。責任の所在、メリットとデメリットetc、当然ですが、様々な要素を鑑みながら物事が決まり進んで行くものだと思います。
一方で、一人の人としてはそういったことを度外視して手を差し伸べることができるような、"気持ち良い人"でありたいと考えています。そして、そのような人がたくさんいる社会はきっと素敵だとも思います。だからこそ、私自身が“ビジネスと人情の両立”を体現できるような社会人を目指して進み続けたいと思います!