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OYO LIFE×SQUEEZE 2人のCEOが語る日本の不動産・宿泊マーケットの変革

当社の新たな社内企画として『SQUEEZE Mob』のシリーズ化が決定しました。『SQUEEZE Mob』に込められた思いは、“SQUEEZEの全社員が、どこにいてもモバイル(リモート)で参加可能”ということです。当社の各拠点・各従業員を動画中継でつなぎ、代表の舘林と業界のトップランナーがパネルディスカッション形式で対談していきます。今回は、OYO LIFE・CEOの勝瀬さん×SQUEEZE・CEO舘林の2人によるパネルディスカッションを実施しました!

登壇者:

■OYO TECHNOLOGY&HOSPITALITY JAPAN(OYO日本法人) CEO 勝瀬 博則さん

■株式会社SQUEEZE CEO ‎舘林 真一

舘林:このイベントは、SQUEEZEのCEOがトップランナーをお招きする、パネルディスカッション企画「SQUEEZE Mob」です。記念すべき第1回目のゲストは「OYO LIFE」CEOであり、SQUEEZEの顧問を務めてくださっている勝瀬さんです。今年3月末、ホテル業界に革命を起こしたインド発のベンチャー「OYO」が日本の不動産業界に進出するニュースが流れ、話題を呼びました。今日は、一躍”時の人”となっている勝瀬さんとともに、マンスリー・民泊・ホテルといった業界についてお話しさせていただきたいと思います。

【舘林から質問】
勝瀬さんの経歴と、SQUEEZEとのご縁のきっかけについて教えていただけますか?

勝瀬:主な経歴としては、宿泊予約サイト「Booking.com」日本拠点の代表として短期間で事業を300%成長させたり、ホテル客室備え付けのスマホレンタルサービスを提供するhandy Japanで代表を務めたりしてきました。OYOには昨年末からジョインしています。

舘林さんとは、お友達になってもう5年目ほど経ちます。きっかけはまさしく”SQUEEZE魂”というか。Booking.comにいた頃、突然知らない人から電話がかかってきて。

「SQUEEZE代表の舘林と申します。素晴らしいサービスをやっているので、ぜひお話しさせてください」

と直談判されました。スタートアップの経営者はこうでないと!と思いましたね。当日だか翌日だか、アポイントを取るのも早い早い(笑)それ以来、仲良くさせてもらっています。


【質問】
OYO LIFEのサービスについて、参加している社員に改めて教えていただけますか?

勝瀬:OYO LIFEは、賃貸契約をスマホだけで完結させることができ、ホテルに泊まるように住む家を決められるサービスです。

みなさん冷静に考えてみてください。

洋服は試着ができて、食べ物も試食ができるのに、なぜ家の「試住」はないのでしょうか?

デパートでバッグを買ったとき、店員さんにバッグの料金以外に「礼金」を支払ったりしますか?

舘林:宿泊に置き換えてみてもいいですね。ホテルに泊まるときに、事前に5日分の敷金を払うとか、分厚い書類にいくつも捺印するなど、考えられません。

勝瀬:スマホ一つで物件探しから入居までが完結し、数日間の「試し住み」ができるOYO LIFEは、そうした日本の賃貸事情の課題を解決するサービスです。借主のストレスを減らし、身軽に住居を移り変えることができる世界を目指して、日本の賃貸という概念そのものを変革しようとしています。

そのために、生活に最低限必要なベッド・ネット環境・水道・電気などは家賃に全て含んで提示しています。そして退去するときも、スマホ上の操作だけで手続きが完了します。

SQUEEZEさんもOYO LIFEも、すべてのスタートアップはそうした何かしらの社会的な課題を解決するために存在しています。


【オーディエンスからの質問】
勝瀬さんから見た、SQUEEZEの魅力は何ですか?

勝瀬:結論を言うと1秒で終わります。ずばり「舘林くんがやっている」ということです!

舘林:(笑)

勝瀬:でも本当で、世の中の流れや、ビジネスを取り巻く環境は常に変化します。環境の変化に合わせて事業を方向転換するのは、非常に勇気がいる決断です。特にホテルや民泊業界は新しい法律ができたり、規制が緩和されたり、一部厳しくなったり、私が見ている限り、SQUEEZEはその変化に非常に柔軟に一足早く舵を切っているように見えます。これが重要なのです。

人間にとって、「続ける」ことほど頭を使わないことはありません。

例えば何年も一緒に過ごした恋人と別れるのは、大きなストレスがかかることですよね。自分も相手も、大きな痛みを伴います。それでも時にはお互いの将来や本当の幸せのために、それを決断できるかどうか。大事なのは決断することです。舘林くんはそれができる人ですし、考えただけでなくすぐにアクションに移す人ですよね。僕は彼のそういうところが好きです。

舘林:ありがとうございます! でも「朝令暮改」までじゃないですけど、変化の決断って本当難しいところですよね。弊社も今まで細かいピボットは重ねてきてますし、ディレクションの変更って本当に勇気がいりますが、これもついてきてくれるチームがあるからこそできてきたことだと思っています。

【オーディエンスからの質問】
借主・貸主・従業員といったステークホルダーの満足を最大化させるために必要なことは何だとお考えですか?

勝瀬:まず、事業の利益を最大化することです。1%でも多く利益をオンできるかどうか。

次に、借主・貸主ともに「リーズナブルな価格で手間がかからない」と感じていただくサービスを、極限まで追求し続けることです。

例えばAmazonであれば、安く商品を買えるだけでなく、注文が完了するまでのプロセスを徹底的に簡略化することで、他のECサイトとの差別化に成功しています。逆にいうと”モノ”による差別化は何もありません。Amazonだけでしか買えない商品というのは、実は存在しません。弊社は、それを不動産賃貸の業界で新たに実現しようとしています。

舘林:弊社における満足度の考え方について言えば、「満足度」は「ホテルへの期待値」とイコールだということです。

例えば、手厚いおもてなしを期待して泊まりに来るゲストに対して、無人ホテルのサービスを提供しては満足度が低くなってしまいます。逆に、無人ホテルのサービスで人によるホスピタリティをそこまで期待していないゲストに対して、人手を介さずシームレスで充実した滞在やサービスを提供した場合、ゲストの期待値を上回り、満足度は高くなるでしょう。

ポイントは「ゲストの期待値をコントロールする」ことです。予約サイトの口コミで高い満足度を獲得するには、“期待値をいかに越えたか”ということであり、そこがマーケティングの勘所です。

【オーディエンスからの質問】
インバウンド(訪日外国人旅行者)が今後も増え続ける現状を、どう見ていますか?

勝瀬:インバウンドは現在年間3000万人を超え、今後は1億人を超えると言われています。世界中どこでも、海外旅行は近い国ほど行く機会が多くなる傾向があり、データでも明らかに正の相関が見られます。実際日本であれば、インバウンドは9割がたがアジアの方々だと言っても過言ではありません。

中国、韓国、インド、タイ、インドネシアなどアジアの方々は、家族単位で旅行をするケースが多いです。考えるべきは、そういう方々のこと。まず恋人やビジネスの相手との旅行とは違って、家族の場合は見栄を張る必要がないですよね?だから価格はリーズナブルな方がニーズにマッチします。また駅からのアクセスなどよりも、部屋の物理的な広さの方が大事になります。最低でも4~5人が入れるような。まさにSQUEEZEが大阪で直運営しているホテルブランド「Minn」のコンセプトそのものですね。


舘林:当社の「Minn」はみんなで一部屋に泊れるホテルブランドとして全国展開していきたいですね。今はそういうチェーンは日本にはほとんどないので!

OYO LIFEさんは、Yahoo!さんをはじめとして様々な企業と手を組み、OYO LIFEへ入居している方に向けた付帯サービスであるOYO PASSPORTの充実化も図っていますよね。

いずれはSQUEEZEもそこに名を連ねていきたいな、とも考えています。

今後ともよろしくお願いします。

今回はSQUEEZE Mobへのご登壇ありがとうございました!!

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