2017年5月中旬、スパイスボックスのプロデューサー約20名が所属するあるチームでオフサイトMTG(※)を行いました。業務で追われがちな日常を離れ、いつもと違う環境で、いつもと違うテーマのワークショップを実施しました。そこではどのようなことが語られたのでしょうか。人事という立場で運営事務局を務めた私永井から、当日の様子やスパイスボックスが今大切にしていることをお届けします。
※オフサイトMTG…通常仕事をしている会社を離れて行う会議
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朝から都内にある古民家に集合
この日はいつもと気分を変えるため、いつものオフィスではなく都内の古民家に場所を移しました。和室の大広間が印象的な古民家は、最寄駅から徒歩で10分弱。新緑を迎えた桜並木やゆったりと流れる川、通勤時間が過ぎて落ち着いた雰囲気の住宅街を抜けて歩くうちに身体の緊張が解けていくのが分かります。
約20畳の大広間に所狭しと並べられた座敷テーブルや座布団、これから親戚の集まりでもあるのかな?といった様相です。広い縁側、光が差す畳の大広間、メンバーは口々に「おばあちゃん家に来たみたい!」「こんな家に住みたい」と早速気分が高まっています。
今回のテーマは「10分で自己紹介」
スパイスボックスでチームビルディングの取り組みが本格的に始まったのは昨年度から。鎌倉で一泊二日の合宿をするチームもあれば、今回のように日帰りでオフサイトMTGを行うチームもあり、場所やテーマも様々です。この日、実施第二回目を迎えた営業プロデューサーチームのテーマは「自己紹介」でした。
自分を形成した過去のエピソード、周囲の人が知らない自分の一面、今までは言わなかったけど密かに抱いている野望...etc。飲み会でもなかなかテーマにあがらない「自分のハナシ」に焦点を当て、持ち時間一人10分で一人ひとりが皆の前に出て自分の話をしました。幼少期のエピソードや価値観を変えた本などその人らしさが形成されたストーリーは笑いあり、涙あり。一人ひとりが持つオリジナルのストーリーです。
(↑それぞれのメンバーがフォーマットフリーで自由に話しました)
自己紹介のあとは、お手紙タイム。聞いていたメンバーは思い思いに「印象的だったこと」「自分に置き換えて考えたこと」など自己紹介を聞いた感想をしたためました。
(↑参加者全員から自分あてに書かれた手紙)
大人になるとなかなか手紙をもらう機会がありませんが、「自分を受け止めてくれたことが嬉しかった」「同じような経験をしていることが分かり、距離感が縮まった」といった声が聞かれました。この日はお昼をはさんで朝から夕方まで約8時間近く(!)かけて約20名分の「自己紹介」を行いました。終了後に開かれた懇親会ではいつもの飲み会とは違う話題も飛び出し、「もっと知りたい」「もっと聞きたい」とメンバー同士の関心度が高まっているような実感を持ちました。
私たちがオフサイトMTGをする理由
仕事でチームを組む場合、全員が成果だけを見て粛々と役割をこなし、目標を達成するというチームのあり方もあるかもしれません。しかし、変化が激しく不確実なこの時代において、チャレンジし続けるチームであるためには社員同士が心理的に安全・安心な関係性を持つことが重要なのではないかと考えています。どんな人のどんな発言も、どんなアクションも受け止められる土壌がそこにあるという環境が新たな挑戦やイノベーションの思考につながり、行動が変容し、結果につながるという考え方です。チームビルディングをテーマとしたオフサイトMTGや合宿を行うのもこうした理由からです。
オフィスだと、つい目の前の業務の話になりやすくなりますよね。今回のように古民家でオフサイトMTGを行い、気分転換をしながら上司や部下といった関係性や役割から離れ、いつもなら話さないようなテーマに皆で向き合うことはチームビルディングにとても効果的だったと感じています。今後もこういった取り組みを継続的に行い、強いチーム作りに全員で取り組んでいきます!
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