こんにちは。スパイスボックス採用広報担当の吉池です。
2020年春に入社した新入社員のひとり、菊地咲帆を紹介します。
【名前】菊地咲帆
【出身】北海道札幌市
【趣味】映画観賞、美術館、古着、読書、新しいことを知ること、歴史学、旅行
学生時代、サンバと歴史学に没頭した共通の理由
大学生活はサンバサークルと歴史学漬けの毎日でした。
サンバとは、ご想像の通り、ブランジル音楽のサンバです。ダンサーと楽器隊でチームを構成して各地のお祭りに参加したり、曲や衣装からパレードを作り上げて大会に出場していました。
歴史学では、宗教改革以降のイギリスのある宗教団体に興味をもち、彼らの生き方や活動について卒論を書きました。イギリスで歴史学を学ぶため、1年間学部留学もしていました。
サンバと歴史学が私を惹きつける理由は、それぞれに表からは見えない別の側面があり、それこそがその面白さに繋がっている点です。
情熱的で底抜けに明るい音楽だとイメージされやすいサンバですが、それは生きることの辛さや哀しみを歌う力強さからくるものです。ブラジルに連れてこられた黒人奴隷たちが、日々の辛さや祖国への思いを歌にして自分たちを鼓舞したのがサンバのルーツだと言われています。
歴史学では、教科書に書かれるような歴史的な出来事や人物だけではなく、そこで生活する市井の人々の価値観や社会規範について学びました。500年前の人々も仕事や恋愛、家族や友人との関係、生き方や信条で悩む姿は一見、私たちと同じように見えるときもあります。しかし時々、どうしてこういう行動をするのだろう、どうしてそう考えるのだろう、という疑問がでてきます。ものの感じ方や捉え方が社会や文化によって変化するのは、当たり前のようで、不思議で面白いことだと思います。
また、同じ出来事であっても、どこから光をあてるかによって、全く別のものが浮かび上がってきます。歴史として語られることで、はじめてその出来事や人の存在が認識されたり、それまでの解釈を変えるきっかけになることもあります。
自分の武器をもちたくて、スパイスボックスを選んだ
サンバや歴史学を通じて得た、物事の見えない側面に光を当て、歴史学で文化や社会を捉えるように今の社会や人々を捉えてみたいという思いは、就活のときにもずっと考えていたことでした。しかしそれは、広告業界ではなくてもできることかもしれません。
他の業界にも興味を持ちつつ、広告業界を第一志望にしたのは、チームで一つのアイデアを形にする面白さを忘れられなかったからです。サンバサークルの大会ではテーマを表現するためにオリジナルの曲や衣装で、パレードを作り上げました。パレードのテーマを決め、詞を作り、衣装をデザインし、布を買い…。そのように自分たちの手でパレードを完成させることに毎年夏を捧げていました。大会で良い結果を残せた時もあれば、そうではない時もあります。それでも100人以上のメンバーが同じ曲で歌って踊り、数十万人の観客と同じ場を共有するのは毎年特別な瞬間でした。
さらに、留学で学んだことの一つに、「自分の武器をもつこと」があります。授業やアルバイトで、わたしはこれなら誰にも負けない、というものがないと、物事を任せてもらえないことに気づきました。だったら、自分が今まで学んできたことと組み合わせて、自分にしかできない仕事をしたい。広告を一つの手段にして、企業や社会の課題に向き合う仕事がしたいと思いました。
最終的には、選考や面談でスパイスボックスの社員の方々とお話をさせていただく中で、社員のみなさんが真摯に仕事や目標を語る姿が魅力的だったこと、そしてデジタルの枠を超えて本質的な課題解決策を考えられることに共感し、スパイスボックスを選びました。
入社後、完全リモートで働いてみて感じたこと
4月に入社してから約3ヶ月、新型コロナウイルスの影響でリモートで研修を受け、配属が決まってからもずっと在宅で仕事していました。仕事終わりに、WeWorkのオフィスで冷たいビールを一杯、という夢のひとときも、まだ実現していません。
しかし、リモートワークが続きながらも、チームや社外の方々とオンラインで会議をしながら仕事を進め、最近は週1~2回のペースで出社も出来るようになりました。チームごとに働きやすい方法を決めていくという会社の方針のもと、新しい働き方がはじまっています。そうした会社の柔軟さもスパイスボックスの良さだと感じています。
スパイスボックスでは現在、2022年4月以降入社者向けサマーインターンシップの参加者を募集しております。ご興味のある方は、ぜひ以下募集をご覧ください!