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卒業後バックパッカーとして世界を巡っていた僕は、こうやって「自分がやりたい仕事」を見つけました。

こんにちは。スパイスボックスで人材・組織開発を担当している永井です。

スパイスボックスでは通年採用を実施しています。そのため新人の入社時期もそれぞれ。今回は大学卒業後に「自分がやりたいこと」をやり切ってから営業職(営業プロデューサー)として2018年9月に入社した粕川大輝を紹介します。

やりたいことをやり抜いた大学卒業後の時間

─大学を卒業してからは、どんなことをしていたんですか?

大学を卒業してからは、約1年半バックパッカーをしていました。若いうちに長期間海外へ行ってみたいという思いがあったのですが、学生時代は部活動に熱中していたため時間が取れませんでした。大学を卒業したタイミングで就職活動せずにバックパッカーとして海外へ行くことを決めました。

─バックパッカーとしてどんな国に行っていたんですか?

インドや東南アジア諸国を中心とした約10か国です。このあたりは比較的安く周れ、貧困や人口爆発による喧騒など「先進国にはない景色」があるとバックパッカーの間でも「聖地」と呼ばれるほど有名な場所でした。まずはそこに行ってみたいという思いがありました。

広告が与える影響力に可能性を感じて広告業界へ

─広告と関係ない世界にいた粕川くん、広告業界を目指そうと思ったきっかけはなんだったんですか?

バックパッカーをしていた時にゴミ山で遊ぶ子供たちと出会いました。その姿に衝撃を受け、そこから孤児院や現地の学校に足を運び貧困をサポートするためのボランティアを始めました。しかし、その活動をしていても自分ひとりでサポートできる範囲の狭さ、無力さを痛感したんです。一人でやるのではなく、社会課題を解決していく仕組みづくりが必要だと思い始めました。

そういった経緯からCSV(※)に興味を持ち、就職活動ではメーカー、NPOなども候補に入れて幅広く見ていました。しかし、メーカーだと扱える商材が自社製品に限られるためアプローチ方法が狭まってしまうこと、NPOなどの活動を通じて貧困を訴えても声が届くのは一部の人だけになってしまうんじゃないかと思ったことなどがあり、様々な業種と仕事ができる広告業界を見るようになりました。

※「CSV」:共有価値の創造(きょうゆうかちのそうぞう、英語:creating shared value、略称:CSV)企業の競争戦略を専門とするアメリカの経済学者マイケル・ポーターが2006年、米ハーバードビジネスレビュー誌の同年12月号に『Strategy and Society』と題する共著の論文の中で初めて提唱した。経営戦略のフレームワークで、企業による経済利益活動と社会的価値の創出(=社会課題の解決)を両立させること、およびそのための経営戦略のフレームワークを指す(出典:Wikipedia)

スパイスボックス入社の決め手は「社風」と「事業内容」

─スパイスボックスに入社を決めた理由はなんですか?

人事理念のWinC(※)と、事業内容に魅力を感じました。自分のビジョンについて熱く、前のめりで聞いてくれた企業はスパイスボックスだけでした。面接や面談の中でも的確にアドバイスや指摘をされた時に、こんな凄い人達と働いてみたいと思ったところもあります。

スパイスボックスの事業の強みである「エンゲージメント・コミュニケーション」(※)の考え方や施策にも強く惹かれました。 貧困などの社会課題が存在する理由はさまざまで、多角的な背景があると思っています。しかし、現在の自分はその原因が何か全く導き出せない無力な状態です。そこで、コミュニケーション戦略として「生活者に最も共感される方法とは何か」を常に考え抜き、導き出しているスパイスボックスで働くことで、自分の引き出しを増やし、いずれアプローチしたい貧困などの社会問題解決に役立てられる能力を最短で身に着けたいと考えました。



「WinC」…スパイスボックスの人事理念。個人のビジョン実現の過程で会社のビジョン遂行を全力で楽しむという考え方で、win-win collaboration 略してWinC(ウィンク)と呼ばれている

「エンゲージメント・コミュニケーション」…生活者の情報基盤となっているソーシャルメディア上で、企業やブランドの認知、好意形成を行うコミュニケーション施策

押し付けでは無いコミュニケーションによって、社会課題を解決したい

─粕川君が描く「個のビジョン」を教えてください

僕は将来的に、企業の事業と絡めた社会課題へのアプローチをしたいです。押し付けでは無いコミュニケーションによってたくさんの人に社会課題を知ってもらいつつ、クライアントの発展も含めたWin-Winな成果を生み出せたらいいなと思っています!

2018年9月の入社から約2ヶ月経った今の粕川くんは、営業プロデューサーとしてで毎日さまざまな企業のもとに足を運んでいます。まずは、目の前の仕事一つひとつに成果を出すことを目指しながら、近い将来彼自身のビジョンが達成されることを願います。粕川君の活躍が楽しみです!

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