初めまして恩田と申します。
SaaSスタートアップ「スペースリー」でマーケティング&ブランディングのクリエイティブを担当しています。
去年2021年10月、島根県松江市からフルリモートでジョインしてちょうど半年が経ちます。今回は「入社早々スペースリー5周年イベントのクリエイティブを任された話」として、少しクリエイティブに突っ込んで、主に最初のデザインが生まれた話ができればと思います。
※この記事は2022年3月に作成されたものをリメイクしwantedlyに転載しています
ちなみに、スペースリー5周年イベント全体の話は、広報の養安さんが書いたnote内で、他社員との座談会形式でもコメントをしているので読んでみてください!
【主な5周年イベント制作物】
● 5周年インフォグラフィックス
● 5周年特設サイト https://info.spacely.co.jp/5th_anniversary/
● 新聞の全面広告
● Spacely Connect 2021オンライン開催動画
目次
- スペースリーのカルチャーに触れる
- ブランディングは一歩ずつ
- インフォグラフィックスの実践でのデザインメソッド
- 延長線上の「新聞広告」
- 最強タスク「オンライン開催動画」
- チームで挑む楽しさ
- 最後に
スペースリーのカルチャーに触れる
まずはじめにスペースリーの掲げるMVV(ミッション・ビジョン・バリュー)をご紹介します。
Mission
「新たな驚きと発見を多くの人に届けよう!」
Vision
「空間データを活用することで、あらゆる分野で場所・時間に縛られない未来を当たり前にする」
Value
・能動的コミットメント
・オープンで果敢なコミュニケーション
・アジャイルアウトプット
・社会的インパクト目線
初日から早速、プレスリリースのトップ画像や資料請求のアイキャッチなどを依頼されました。これらは5周年イベントとはまた別のものですが、上記MVVのバリューを実感しながらまた実践できるように、内容理解が最重要なので関わる社員のみなさんに積極的にヒアリングしてコミュニケーションをとったり、なるべく素早くアウトプットするのを心掛けました。
また、依頼されたデザインで必ず複数案アウトプットするようにもしていました。案の中には今までのデザインメソッドでは無いものもあり、議論しながらクリエイティブの可能性を測ることができました。そんな中でのみなさんのフィードバックの速さにはホントに驚かされました。
本格的に5周年イベントが動き出す前の数日間に、後ほど紹介するカラーリングやフォントなどデザインを実験できたのが大きかったように思います。
ブランディングは一歩ずつ
入社してまもなく5周年イベントタスク管理シートには自分の名前がずらり!マジか、、、
自分が入社する1ヵ月前の9月から動きはじめていたようですが、11月30日の5周年イベントまで約2ヶ月間ではたしてどこまでできるだろう、、、
とはいえ、一歩一歩やるしかなく、まだ分からないことも多いけどグリットをもってやり抜くのだと腹を括ったのをよく憶えています。
●ミクロな視点とマクロな視点
CEO森田さんと直接ディスカッションして示唆を得ながら、5周年関連の多くの制作物は、当時の佳境の中では断片的でミクロ的ではあるものの、ブランディングに繋がるマクロな視点を持つことで頭の中の整理ができて、また短期間ながら前述のプレスリリースやアイキャッチの経験もあり、クリエイティブに関してはあまり迷うことなくシンプルに遂行できたように思います。
インフォグラフィックスの実践でのデザインメソッド
5周年特設サイトで主に使用するインフォグラフィックスは、サイトのクオリティを左右する重要なエレメントで、デザインする上で重要視したのがカラーリングとフォントです。ここでうまくできた手法はサイト以外でも様々に汎用できるかもしれないと考え、ミニマムなものだけど丁寧にデザインしました。それぞれ経緯を紹介します。
●ピンクとパープルのグラデーション
スペースリーは設立5年という若い企業でありながらVI(ビジュアルアイデンティティ)含むブランディングはわりとしっかり整備されている印象を持ちました。スペースリーのメインカラーでロゴでも使用しているピンクがありますが、私が入社する前まではそのピンクやサブカラーのパープルを単色で使っているケースが多かったように思います。
5周年を期に刷新されたコーポレートメッセージの「空間データ活用プラットフォーム」に沿うように、カラーガイドラインにある「ピンクとパープルのグラデーション」をもっと積極的に使って行くことで、テクノロジー感や先進感を付与させて、ビジョナリーとして市場を開拓していくスペースリーのミッションやビジョンなどブランディングに奥行きを出すことができるのではないかと考えました。
●フォント「DIN」の可能性
スペースリーのコーポレートフォントは「noto sans」です。一つのフォントファミリーで構築するかっこ良さももちろんありますが、ブランディングの観点からもう少しデザインメソッドを増やしたいという想いもあり、インフォグラフィックスで数字を主役にできる使いやすいフォントとして「DIN」を採用しました。
数字のみならずタイトルなどで使用することでスペースリーのブランドをアップデートできる可能性も感じていました。
クリエイター業界ではお馴染みですが、「DIN」というフォントの元祖はドイツで生まれた歴史ある書体で、製品の型番などでも使われており、とてもシンプルかつユニバーサルで、特にグラフなどととても相性が良いフォントです。最近では「UNIQLO」や「東京五輪」で使われていますね。
これがその時のインフォグラフィックスです。全部お見せします!
延長線上の「新聞広告」
5周年特設サイトとインフォグラフィックスと並行して少し遅ればせながらやってきたのが「賃貸住宅新聞の全面広告」です。入稿まで2〜3日と時間はホント無かったです。ただ、インフォグラフィックスなどで色々実験していた甲斐もあってデザインで迷うことはほとんどなく、全体の構成をマーケティング山岸さんが素早くまとめてくださりとても助かりました!
最強タスク「オンライン開催動画」
5周年イベントでオンラインで開催した2時間を超える動画です。前述の通り、クリエイティブの面では迷うことは無かったのですが、自分の動画経験の浅さ、前職でせいぜい数分くらいの動画のディレクション経験しか無かったし、ガッツリ自身で編集したのは学生時代まで遡ります。
そんな中さすがにCEO森田さんに動画制作の予算を組んでもらって、撮影と編集は外注できることになった時は心底安堵しました。
しかしながらやはり、Zoom開催のオンライン座談会の収録、社内外3名の登壇をクロマキー撮影で背景を合成、などなど未開の領域てんこ盛りで、ゴールできるのか不安ばかりだったのを昨日のことのように憶えています。
オンライン開催動画01
オンライン開催動画02
オンライン開催動画03
そしてこちらは動画の撮影風景です。
チームで挑む楽しさ
広報の養安さんからの座談会のnote記事とも重複しますが、あらためて!
社内外のホントにたくさんの方々のサポートがあってゴールできたイベントでした。
特に、入社当初毎日のように質問攻めにした「デザイナーの小太刀さん」、Zoom座談会で取り仕切っていただいたり、溢れたタスクを巻き取っていただいたりした、救世主「マーケティングの山岸さんと田村さん」、上げるとキリがないですが、5周年イベントに携わっていただいた皆様にこの場をお借りして御礼申し上げます。
最後に
半年経った今では、今回ご紹介した5周年イベントでの経験を活かして、バナー広告やセミナーバナーを制作したり、ブランディングの本丸のホームページリニューアルを進めています。少し前ですが、まだ初歩的ながら簡単な動画であれば自分で制作したりもしています。
新しいことにも幅広く挑戦できてスキルアップに繋がる、初めてのことでも任せてくれて挑戦できる、そして素早くフィードバックを得ることができるスペースリーの環境に感謝しています。まさかこの歳で成長期を迎えることになるとは、、、ww
今後も社員のみなさんが自信を持って「スペースリー」を推せるように、外から見えるイメージとしての選択肢を増やし、運用していく中でときには淘汰しながらアップデートしていきたいと思っています。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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