こんにちは。採用担当の小野です。2019年1月より、スペースキーは理念を再定義し、新企業理念を掲げました。アウトドア事業を開始して7年目の今、なぜこのタイミングで再定義する必要があったのか。どのような意味を込めたのか。第二創業期のスペースキーの幕開けとなる「想い」をぜひご覧ください。
そもそも、なぜ再定義が必要なのか
旧ビジョン・ミッション・バリューを策定したのは2013年。スペースキーは従業員数が10名弱、単一事業を行っている時代でした。しかし、現在では事業も多角化。従業員数も100名を超える規模に成長。事業環境も大幅に変化し、より力強く戦い方を変えるべきフェーズになりました。
また、組織状況も変化しました。これまでスペースキーを支えてきたメンバーよりも、新たな風を吹き込むメンバーが大幅に増員。新旧メンバーが共有できる指針も必要となったため、ビジョン・ミッション・バリューを再定義することになりました。
どのようなことから考えていったのか
私たちがまず考えたのが「世界は、どう変化していくのか?その中で、私達は何を大事にいきたいのか?」ということ。ITイノベーションの大波により、世界のデジタル化が進行するということは確か。その先の未来はどうなっているのか。様々な未来感がある中、共通する考えがありました。それは「豊かな未来をつくるのは、豊かな人間があってこそ」。デジタル化された世界だからこそ、より「人間の力」が重要になる。その人間の力を育むために、私たちは何ができるのか。アウトドアレジャーで何ができるのか、考えました。
アウトドアレジャーの可能性
都会の道路は、きちんと舗装されています。スマートフォンを見ながら歩いていても、つまづいたりすることは少ないでしょう。ですが、アウトドアフィールドはこうはいきません。地面は木の根や石、岩などで不安定。踏み外すと数メートル先まで滑り落ちるなんてこともあります。また、前後左右、頭上も障害物が多数潜んでいます。注意を払いながら進まないと、思わぬ事態が発生することも。このように、アウトドアフィールドは、何が起こるかわからない世界。つまり、予想し対策する能力が必要です。私たちはこれを『想像力』と『創造力』と規定し、アウトドアがもたらしてくれる「人間の力」の内訳なのではないかと信じています。
そして、アウトドアの体験価値を広めることで、豊かな未来を創り出す一助となりたいと考えています。
新Vision
すべての人がアウトドアレジャーを、より長く豊かに楽しめる社会を創る。
しかし現状では、ごくわずかな人たちしかアウトドアレジャーを楽しめていません。キャンプにおいては約6%のユーザーしか体験できていないというデータもあります(自社調査より)。それはなぜなのか。問題はいろいろありますが、ひとつ考えられるのが「始める、続けるためのハードルが高いこと」。この課題に対する答えが、私たちが目指すべき状態となっています。それが「すべての人がアウトドアレジャーを、より長く豊かに楽しめる社会を創る。」という姿。
ビジョンに込めている「すべての人」とは、アウトドアレジャーに関わる生活者のこと。すべての生活者・ユーザーが長く豊かに楽しめる社会にするために、事業者や官公庁、他産業も巻き込みながら協力し合って業界全体を盛り上げていきたい。まだまだ、アウトドアレジャーは「一部の人に閉ざされた、続ける・始めるハードルの高いレジャー」です。それを、一人でも多くの人が長く豊かに楽しめる状態にしていきます。
新Mission
アウトドアレジャーの未踏・未開・未解決に挑み、アウトドアの常識をアップデートする。
ミッションは、上記ビジョンを達成するための具体的な指標。私たちが果たすべき使命であり役割でもあります。端的に言うと、「アウトドアレジャーを楽しむ上で生活者が今後〜現在直面している様々な課題を解決することで、楽しみづらいという現状(常識)や、楽しみづらそうというイメージ(常識)を、より良くしていく(アップデート)こと」です。
ミッションに盛り込んだ「未踏・未開・未解決」は、下記のように定義しています。
【未踏】まだ誰も気づいていない生活者がアウトドアレジャーを楽しむ上で直面する新たな課題。
【未開】既存プレイヤーには解決できない生活者がアウトドアレジャーを楽しむ上で直面する課題。
【未解決】すでに顕在化し、まだ解決されていない、生活者がアウトドアレジャーを楽しむ上で直面する課題。
また、「アップデート」という言葉を選んだのも理由があります。ちょっとの変更や改善ではなく、概念を覆していきたい。仕組み・イメージを含めたアウトドアの常識を書き換えていくという意味を込めています。
これらをひと言にまとめたのが、スローガン
「もっと自由なアウトドアを、すべての人へ」
Valueも刷新しました
バリューは、ビジョン達成に向けて大事にしたい価値観のこと。ビジョンを達成するためには、手段を選ばず進めばいいという訳ではありません。推進する上で一人ひとりが大事にする、迷ったときに立ち戻るべき共通価値観をバリューとして3つ定義しました。
For Users / For Society 生活者「だけでなく」社会に対する価値提供も。
アウトドアレジャーを楽しむ生活者に対する価値提供を行えているか。それと同時に、関わる環境・組織・地域に対する配慮はなされているか。こういった視点を持ち、生活者とステークホルダーの双方に対する価値提供を行いながらビジョンの実現に向かっていくことを重視します。
Speed Focus / Issue Focus スピード感「よりも先に」本質的な課題特定を。
アウトドアレジャーのアップデートに必要な「取り組むべき本質的な課題」に対して、最短で行動し解を出す事ができているか。私達のビジョンを達成するために、メンバーの一人ひとりが「本質発想×スピード感」を持って日々の業務に向き合うことを重視します。
Open Solution / Open Idea 打ち手「に限らず」アイデアにも自由な発想を。
目的を達成するために、それが一番良いアイデアなのか?一番いい打ち手なのか。様々な前提を疑い、制約を越境し、生活者と社会とアウトドアレジャーにとって最も良いアクションを「手口フラット」で考えることを重視します。
以上がスペースキーの新企業理念となります。アウトドアレジャーをより多くの人に体験してもらうため、スペースキーは勢いを増して進んでいきます。この想いに共感いただける方をお待ちしています!