――簡単な自己紹介をお願いいたします。
2020年の12月に営業として入社しました。主な仕事として、新規のお客様を開拓する新規営業と、既存のお客様への対応をする既存営業を行っています。
営業としてスキルアップするために、未経験の「法人営業」に挑戦。
――創業手帳に入社した理由について教えてください。
以前は大手通信会社で、個人向けにスマートフォンやインターネット回線の契約を販売する営業をしていました。個人向け営業は得意でしたが、どうしても”売ったらおしまい”な側面が強く、お客様とその場のみの関係性しか築くことができないことに、仕事としての限界を感じていました。また、大手企業だと業務が細分化されていて、与えられている仕事以上のことを求められることがなく、いろいろ試してみたい、やってみたいと感じる私にとっては少し退屈に感じる職場でした。
そこで、営業としてのスキルアップとして、よりお客様との関係性を築く必要があり、難易度が高いといわれる法人営業を経験したく、転職を検討していました。そうしているうちに子供が産まれ、しばらくは時短勤務で働いていましたが、一家の大黒柱になったこともあり、フルタイムでより自由な働き方が選べ、今までにやったことのないことができる会社に入りたい、と思っていたときに、創業手帳の存在を知りました。
「起業家向けメディア」というこれまで聞いたことのない内容を見て、社会貢献性も高く、面白そうだなと思い応募しました。入社当時は新型コロナウイルスの流行全盛期だったこともあり、リモートでの仕事ができるという点もとても助かりました。弊社は出社もありますがリモートでも勤務ができるので、ハイブリッドな働き方ができるところも魅力でした。
――創業手帳のサービスについて、簡単にご紹介ください。
創業手帳は「起業家」読者の立場から見ると、「起業に役立つ情報が載っているガイドブック」で、「これさえ読めば起業のいろはがわかる」媒体です。一方で、広告を出稿していただいている「広告主」の立場から見ると、創業手帳に広告を掲載するということは、起業家に向けて役立つサービスを紹介できるとともに、その会社自体が「起業家を応援しています」というメッセージを発信することができる媒体となります。
そのため、広告主からはより起業家に向けて役立つサービスや情報を提供していただいたり、起業家は、自分たちへダイレクトに向けられた情報を見ることができます。創業手帳は、起業家と広告主の間に立ち、橋渡しをすることで、双方のお客様への価値提供を行います。
――実際に入社されて、印象と違ったところはありましたか?
前職は、若い人が多く体育会系で残業も多いところだったので、ベンチャー企業である創業手帳はそれ以上に個人主義でガツガツしているんじゃないか?みんなフルタイムでバリバリ仕事をしていて怖い職場なんじゃないか?と思っていましたが、実際には、媒体の制作や編集など、着実に進行していかなければならない部署については堅実で落ち着いた印象を受けました。物事の進み方はベンチャーらしく早いのですが、個人としては落ち着いて着実に、という印象です。ご家庭を持っている方も多いため、残業もほとんどせず、定時でしっかりと仕事を終えるような環境です。
――創業手帳では普段どのようなお仕事をされているのでしょうか?
普段は営業部で、創業手帳に広告を掲載していただくお客様の新規開拓や、既存のお客様のフォロー業務を行っています。新規の開拓の際には、どんな企業のどんなサービスが起業家のために役立つのか、という観点から、開拓を行っています。既存のクライアントさまは、大企業が多く、どういう風にすれば効果的に起業家にアプローチしていけるのか、という視点から、起業家についての情報やデータを共有したり、企画を立てたりしています。
――お仕事のやりがいについてお聞かせください。
創業手帳のビジネスモデルは独特なため、その概要を理解していただくのがとても大変です。例えばこれがPCを売る会社であれば、PCを持って行って、必要か必要でないか、を聞き、必要だったら購入するし、いらなかったら購入しない、と、非常にシンプルです。
ですが創業手帳の場合、そもそも競合と呼べるサービスもほぼないため、「創業手帳とは一体何なのか?」「起業家とはどんな人たちなのか?」をまず説明しないといけません。しっかりお客様に理解していただくためには、何度もお打合せを重ねる必要があり、最初に商談しても、すぐに広告掲載しよう、となることはほとんどありません。場合によっては、半年から年単位で認識のすり合わせをすることもあります。そのため、いざ広告掲載します、とお申込みのご連絡を頂いたときは、しっかりフォローを重ねてよかった、と思い、その時にやりがいを感じます。
――実際に仕事をして、印象にのこっているエピソードがありましたら教えてください。
私が入社当初から、数カ月ごとに合計3回ほどお打合せを重ねてきたお客様が、最近とうとう広告のご出稿に至ったことが一番印象に残っています。一番最初のお打合せ時には、たどたどしいご説明しかできなかったのですが、回数を重ねるごとにポイントをつかんだお話ができてきて、結果ご出稿のご判断を頂いたのですが、種まきの重要性と、長い時間をかけて交渉していく楽しさを感じることができました。
小さい子供がいてもフルタイムで働ける、働きやすい環境が魅力
――働きやすさや環境などについてはいかがでしょうか?
入社した理由、の回答とも重複しますが、弊社はリモートと出社のハイブリッドの働き方ができるため、働きやすさについてはとても良い環境にあると思います。また、私は2歳の子供がいるので、子供の病気などで突発的に休まなければならないこともあるのですが、部署内でフォローしあったり、一部リモートで働いたりできるのも大変助かっています。小さい子供がいても、時短勤務ではなくフルタイムで働けていますが、これは他の会社では本当に難しいことだと思うので、弊社の魅力の一つだと思います。
――最後に、求職者の方へのメッセージをお願いします。
一人の業務範囲が広く、自由度や手応えも大きいですが、同時に並行して色々な事をこなしていかなければならない仕事でもあるため、常に勉強し、常に考え続けなければならないです。大手企業ほど業務は細分化されていませんし、細かい部分については、試行錯誤しながらみんなで決めていく、といったことが必要です。考えることは多いですが、工夫もたくさんできる会社です。
起業家の方々と接する際は、こんな事業を考える人がいるんだ!などと新鮮な驚きがあります。とにかく退屈しないので、新しいものに飛び込みたい人におすすめです。