2児の母であり、子育てとキャリアを両立させながら、ベンチャー企業で働く馬塲さん。
そんな彼女が自分らしく働ける環境を提供している「そばに」の現場から、働くママのリアルな声をお届けします。
「そばに」での柔軟な働き方や子育てとの両立の秘訣など、馬塲さんの事例を通して、子育てママや働く女性のこれからのキャリアのヒントになれば幸いです。
「そばに」との出会いに迫る
ー「そばに」に入社したきっかけを教えてください!
私が就活していたのが、ちょうど子供が1歳になった時期でした。
またその頃は、コロナが流行り出した時期で世の中がどう変わっていくのが不透明な時期でした。
子供が小さかったので特に、今まで通りの考え方で働くのは難しいと思い、一番の最優先事項は、リモート勤務が可能な会社でした。
また職種の志望としては、販売業や営業職の経験があり、メーカー・作り手の思いを消費者に伝える仕事に興味があり関わってきたので、そういったところに携わりたいと考えていました。
ー「そばに」を選んだ決め手は何だったのでしょうか?
決め手の一番は、端的に言ってしまうとフィーリングです。
面接の担当者は、当時の代表の佐藤里奈でした。話した感じの人柄や、何を大事にしているかの方向性が合っていると感じました。
また当時のそばには、会社創成期でオフィスも無く、完全リモートワーク・出社不要の状態だったので、その点も魅力的でした。
メーカーさんの思いを込めた商品PRや商品ページを作るという業務内容についても自分の興味と合致していました。逆に言うと、マイナスな部分がなかったことも決め手になりました。
ー実際に「そばに」で働く前に、不安や期待はありましたか?
もちろん、新しい会社である点や、 具体的にどんな仕事内容になるのか分からない不安感はありました。
ただ、入社時は正社員ではなくパートタイムからスタートしたこともあり、「やりながら考えればいい、なるようになる」精神で、 チャレンジをしました。
ママさんでも働きやすい「そばに」の環境に迫る
ー「そばに」の、どのような環境がママさんにとって働きやすいと感じますか?
その点については、2つあります。
まず1つ目は、勤務時間について柔軟に対応してもらえる点です。
始業時間は基本的に9時で決まっているんですが、 終業時間は融通を聞いてもらえます。私は現在9時〜17時半の時短勤務ですが、終業が15時や16時半の方もいます。
2つ目は、そばにの仕事以外の事情についても理解してもらえる環境である点です。
子供の病院に行かなければいけない場合の時間休取得や、有給を取って何かをしなければいけない時のハードルがすごく低いです。
自分が持っている仕事をきちんと終わらせることは前提ではありますが、できない部分はチームでシェアすることもありつつ、仕事以外の事情とバランスを取りやすいです。
ー チームで仕事をシェアするという文化は、「そばに」さんらしいと思うのですが、この点をもう少し詳しくお聞きしても良いでしょうか?
今進めているところですが、 私は主にサブフロントという仕事をしています。
具体的には、その実務的な担当をするのがサブフロントです。
ー 同僚や上司からの子育てとの両立への理解はどう感じますか?
子供がいる・いない関係なく、それぞれの家庭事情があるという理解の元で、仕事をすることが出来ていると感じています。
体調的なことや、家族のフォロー、他の仕事をされている方がいたりだとか、それらの両立を後押しするという考え方を皆さん持たれています。
深い説明をする必要はないですが、「こういう事情で、こんな働き方がしたいです」という意見を、上司にも伝えやすい環境です。
ベンチャー企業で働くママのリアルな一日
ー 1日のスケジュールについて、教えてください
リモートワークの日のスケジュールをお伝えします。
まず朝9時の始業のタイミングでパソコンの前に着いて、10時まではメールやチャットの返信等を行います。
10時になるとアシスタントの方が出勤されるので、一緒に朝礼を行い、今日何をするのかの共有を行います。
これ以降は日によってやることが異なるのですが、1日に2件程クライアントとのミーティングが入ったり、その合間に商品登録やクライアントからの質問の返答をしたりなどの業務を行います。
また、調べものをしたり制作物のディレクションを行ったりもしています。
具体的には、画像挿入や商品ページについての業務作業がありつつ、アシスタントの方の作業のチェックバックを行います。
その他、社内のミーティングが1時間~2時間あったりする日もあります。日によってこれらの業務は多少異なりますが、17時半が終業になります。
合間にお昼休憩を取りますが、基本的には自由な時間に取れます。休憩の間に夕飯の準備ができるのが在宅勤務日の利点です。
子育てとキャリアの両立で感じる魅力と課題
ー 子育てとキャリアの両立で感じる一番の魅力は何ですか?
仕事を通した社内や社外での人との関わりが、子育てに活かせていると感じることが多いです。
例えば、社内やクライアントに対し、何か私が通したい意見や進めたい事があった時に、それについて理解を得るフロー・人に伝える苦労、順番等の過程の工夫そのものが、子育てにもそのまま使える学びになっています。
小さい情報からお渡しをして、心の準備をしてもらっておいてから、きちんと時間をとり大事な話をするだとか、そういったことが、子供ももちろん人間なので、転用できたりします。
たくさんの人達と仕事をする上で、自分の意思を表現し理解を得て協力をしてもらうことが必要になる場面が多いので、 その点ですごく子どもとのコミュニケーションにも役に立っています。
ー 両立させる中での一番の課題は何でしょうか?
両方の時間の区切りをつけづらい点です。
仕事の進め方や区切りについては、クライアントの都合を優先したい場面や流動的で個人の裁量に任される部分も多くあります。
その区切りを早めにしないと、家庭や子どもとの貴重な時間が迫ってきてしまいます。
仕事がずるずると伸びてしまうと、家庭や子どもとの時間が犠牲になり、結果としてどちらも中途半端になってしまうリスクがあります。
もちろん、集中して取り組みたい時には作業を持ち帰ることもありますが、それをお互いに影響させないために、時間の区切りをどのように設けるかはなかなか難しいと感じています。
今後の展望
ー 今後「そばに」でチャレンジしていきたいことは?
目の前にあることが新しいことが多いので、今置かれている環境での仕事に1つ1つ丁寧に向きあっていこうと考えています。
同じポジションで1年程やっていますが、 それでもやっぱり、まだやったことがないことや新たな人との関わりなどもたくさんあります。
またもっと深掘りできる場所や、もっと丁寧にできる場所等、新たな発見がすごくたくさんある仕事なので、 新しいフィールドで何かをするというよりかは、今やっているサブフロントという仕事を突き進めることが必要だと思います。
ー どんな人と働きたい?
大きく分けて2つあります。
1つ目は、新しく何かにチャレンジする事に前向きだったり、とりあえずやってみる精神の方です。
失敗はもちろん皆さんされるので、そのことに関して振り返りつつも、マイナスに捉えず、ポジティブに変えていこうという精神がある方です。
課題解決に対して挑戦的で楽しめる方が向いていると思います。
2つ目は、丁寧なコミュニケーションを厭わない方です。
社内のリモートメンバーが複数いて、クライアントともチャット連絡が基本なので 丁寧なコミュニケーションが必要になってきます。
社内ではSlackで会話することが多いですが、そのような環境でキャッチアップをきちんとできる人や相手に対しての感謝や思いやりが細やかに表現できる方が環境的にも向いていると思います。
これからベンチャー企業で働きたいママさんへのメッセージ
新しいチャレンジになると思うので、今までの自分がしてきたことに対する振り返りやこれからの仕事にどう活かせるのかという準備は必要にはなると思いますが、「とりあえずやってみる精神」がすごく大事だと感じています。
また時には、自分の中では想像がつかない仕事を渡される時があると思います。
その時に1人で抱えこまず、周りの人の意見や経験を参考にすることで新しい手がかりや解決策を見つけることができると実感しています。
未知の部分でも「とりあえずやってみる」「課題解決を自分なりに模索する」という積極的な姿勢で楽しんでもらえればと思います。
また、両立という部分で大事になるのが、「時間的な縛り」だと思います。
子供がいるという点でより大事になってくる方が多いと思うので、仕事の中で頑張りたいポイントと、家庭や子育てでの譲れないポイントをはっきり分けて、バランスを保つことが大切だと思います。
例えば、「お風呂はこの時間に子どもと一緒に入りたい。」「ご飯は仕事しながらではなくて、きちんと家族全員で顔を合わせて食べたい」というように、「守りたい部分」をきちんと棲み分けをして整理しながら働かないとしんどくなってしまうと思います。
それを整理した上で、会社に勤務時間の希望等をきちんと伝えると、 お互いに「こんなはずじゃなかったのに」という後悔が少なくなると思います。
私も日々模索、うまくいかないことも多々ありますが、お子さんがいる方は特に家庭と仕事双方の充実が相乗効果を生むと思うので、時間の区切りと限られた時間をどう有効に使うかを、日々意識していただきたいと思います。