平和憲法のメッセージ・今週の「直言」
ーチンの戦争」が始まって46日目になる。一般市民に大量の犠牲者を出す悲惨な状況が毎日のように報道されている。 ヴォルゴグラード(旧スターリングラード ...
http://www.asaho.com/jpn/index.html
その活動の一部を、2022年度の新入社員目線で発信する連載「スマ学」
第2回は水島朝穂教授から学ぶ「ウクライナ情勢について」の勉強会の様子をお届けします。
4月11日。月に一度のSmappa!Groupアカデミーでの勉強会に水島朝穂教授を講師に迎え、zoomにて勉強会を行いました!
(勉強会の様子)
水島朝穂先生は早稲田大学法学学術院教授であり、公法学を研究なさっています。
水島教授はご自身のホームページで社会や法のことを綴っているのですが、それだけにとどまらず食に関するお話であったり、教授の持っている歴史グッズを紹介する回など楽しく様々なトピックを読むことができます!
(内容も多岐にわたるので通勤時間に読み進めていきたいと思います!)(サクサク読めてとっても楽しいです!)
(バックナンバーというところから過去のお話が読めます)
日々目にするニュースでウクライナが大変なことになっている情報は入ってくるのですが、「どうして現在の状況になってしまったのか」という根本的なことがわからないままその日その日の情報を得て日々を過ごしていました。
しかし教授は「どうして現在の状況になってしまったのか」ということを具体例を用いてわかりやすく歴史をたどって説明してくださいました。
そこにはベルリンの壁ができた時からすでに始まっていたこと、壁が崩れたからヨーロッパであのような戦争が起きてしまったことを解説してくださいました。
そのときプラスだと思っていたものが後になって実はマイナスの側面を持つこともあればその反対のこともある。
なにかひとつの事物が絶対悪になるのではなく、そのバックグラウンドをとらえ、多角的に物事を見定めていく必要があると感じました。
そしてそれは私たちの世界でもおなじことがいえ、世界も私たちも一度立ち止まり、過去と比較して判断していく。
目の前で起こっているニュースをただ見て流すのではなく、そのニュースの中で起こっている出来事の背景にはどのような歴史があるのか、どうしてそうなってしまったのか。
なぜ目の前に対峙している人間が相反する意見をのべるのか。
目の前で述べられていることだけでなく
「どうしてどうしてそのような意見を述べているのか」
片方を絶対悪とするのではなく、相手と向き合い客観的に判断し、向き合っていくことが大切なのだと思いました。
水島教授の講義が終わったあと「どうして戦争をしてしまうのか」という質問がありました。
それに対し教授は
そして
と述べていたことが印象深かったです。
今回のウクライナの情勢を今後も追っていくのはもちろんのこと、広島や長崎のこと、戦争の被害だけでなく加害の面も多角的に学んでいきたいと思いました。
学ぶことによって視界が開けていく感覚を久々に感じ、改めて学ぶことの面白さや社会を学んでいくことの大切さを実感しました。
水島朝穂教授 貴重なお話をありがとうございました!