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simpleshowの動画はどうして白黒?

こんにちは! simpleshowのプロジェクトマネージャーです。突然ですが、みなさんはsimpleshowが制作した解説動画をご覧になったことはありますか?(まだ見ていない方は、ぜひこちらからご覧ください!)すると、白黒の動画が多いことにお気づきになると思います。

以前、このブログでsimpleshowの「イラストスタイル」についてご紹介しましたが、白黒で描かれるスタイルを私たちは「classic」と呼んでいます。その名の通り、simpleshowの創業当時から存在する、「会社の象徴」と言っても過言ではないスタイルです。実際、多くのお客様に「classic」は支持され、様々な場面で白黒の動画が活用されています。

ではなぜsimpleshowが「classic」という白黒の動画を制作し、かつ多くのお客様の支持を受けているのでしょうか?今回は、その理由についてお話ししたいと思います。

simpleshowが手がける解説動画をはじめとしたコンテンツは、ターゲットに届けたいトピックやメッセージを、しっかり理解してもらうことを目的として制作されており、脳科学や心理学をベースとしたノウハウに基づいています。そして「わかりやすさ」を脳科学的なアプローチで実現させる手法のひとつとして、「認知負荷を軽減させる」というものがあります。

普段、みなさんがテレビやインターネットを通じて目にする映像は、実写やCG、カラフルなアニメーションなどが多数を占めていませんか?これらの映像は情報量が非常に多いため、知らず知らずのうちに脳に負荷=ストレスがかかります。すると脳が疲れてしまい、次第に物事の理解度に悪い影響が及ぶのです。脳は「疲れやすい臓器」とも言われており、原因のひとつが、この受け取る情報量の多さと考えられています。

脳は、身の回りで起こるすべての情報を受け入れるとパンクしてしまいます。だから私たちは気づかないうちに、膨大な情報の中から必要な情報と不必要な情報を仕分けしながら物事を認知しています。これを「フィルター効果」といい、無意識のうちに脳が疲れてしまうのは、このような脳の作用があるためです。

つまり、受け取る情報量が少なければ少ないほど、脳のストレスは減り、疲れにくくなり、ひいては物事の理解度が高まるということ。「認知負荷の軽減」が、伝えたいメッセージの理解促進には重要な要素なのです。



そこで、ターゲットに届けたいトピックの内容を理解させるために、不要な情報やノイズを、私たちsimpleshowは映像上からどんどん省いていきました。その結果、たどり着いたのが、この白黒の動画というわけです。決して手を抜きたいからではありません(笑)

また、白黒の動画はコントラストが高いため、「とても目立つ」という特長があります。きらびやかな映像の方が目立つと思われがちですが、例えば展示会で白黒の映像が流れていると、いわゆる普通の映像が会場内に溢れている中でひと際目立ちます。

この特長が評価され、私たちの動画は車内広告や電子ポップなどでも活用されていたりします。もしかすると、あなたの身の回りでも、電車やタクシーの中で突然simpleshowが流れるなんてことが起こるかもしれません。

いかがでしたでしょうか?不要な情報をできるだけ省いていく引き算的な考え方は、例えば資料作成などの通常業務においても活用できると思います! ぜひ参考にしていただければうれしいです。

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