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なにをやっているのか

株式会社森未来(シンミライ)は「Sustainable Forest」をミッションとする、創業9年目のスタートアップです。 森は、二酸化炭素の吸収や地球温暖化の緩和、治山、水源涵養、生物多様性の保全、素材生産など、非常に多面的な機能を持っており、私たちの生活になくてはならないものです。 ただし、そんな森林を支え、守っている林業や木材業界は、現状収益が非常に少なく、補助金がなくてはやっていけない状態です。このままでは、多様な価値をもつ森を、私たちの次の世代まで残すことができません。 そこで私たちは、事業を通じて、林業・木材産業が補助金に依存しなくても自立的に収益を上げ、その収益が森を養うために投下されるという、持続的な循環を生み出し、その循環を次の世代まで繋いでいくことを目指しています。

なぜやるのか

「林業を持続可能な産業にし、豊かな森林を次の世代へ繋いでいくため」 --------------------------------------------------------------------------------------------------- 日本は国土の70%が森林で覆われており、先進国でも第3位を誇る森林大国。 しかし、木材自給率は約30%、その多くを海外輸入に頼っている現状です。 なぜ、国内多くの森林があるのにも関わらず、自給率がこんなにも低いのか。 その原因の一つに、木材流通の不透明性が挙げられます。 従来の木材流通は、買い手である設計者から見ると、木材の在庫や価格が不透明で、どこに問い合わせしたらよいか、適正な価格はいくらなのかがわからない状況でした。 それもそのはず、木材は各地域に点在する「原木市場」や「木材市場」を通らなければ流通させることができず、それらの流通経路が閉鎖的なため、木材業界以外にその情報は開かれていないのです。 その結果、木材は「情報が手に入らず、使いづらい素材」としてどんどん選ばれなくなり、供給過多に。国内の林業/木材業は衰退を余儀なくされ、補助金がなければ立ち行かない産業となってしまいました。このままでは、植林も満足に進まず、次の世代へと森林を引き継ぐことができません。 私たちはこの状況を打破するべく、クローズされた木材流通の情報を、テクノロジーの力で集約。林業家・製材所・材木屋がもつ在庫を情報価値に変え、未来を変革する木材流通を創ります。そのために、これまでのエリアや業界の枠を超えた、新たな木材プラットフォーム「eTREE」を構築しています。

どうやっているのか

木材プラットフォーム「eTREE」
メンバー同士の交流も盛ん。和気藹々とした雰囲気です。
▼ミッション 「Sustainable Forest」 私たちは、持続可能な森林をつくり、次の世代へ繋いでいきます。 ▼ビジョン 「All Wood Platform」 森林・林業・木材のあらゆる情報をテクノロジーの力で集約し、 未来を変革する木材流通をつくります。 ▼カルチャー 「Family Company」 互いを信頼し、支え合う組織。メンバーが楽しく働けることを第一に考え、コミュニケーションの取りやすい環境作りに尽力しています。 ▼メンバー 実はメンバーの多くは木材業界出身ではありません。前職はIT、DTP、水産、植物、果物など様々。ですが、「森林や自然に関わりたい」「地域や社会に貢献したい」という思いをもって入社した点では、皆共通しています。森未来では、木材業界の経験の有無を問わず、ミッション・ビジョンへの共感を最も重視しています。 現在の社員数は15名、少数精鋭の組織です。プロダクト成長に伴い、今後は徐々にメンバーを増やし、組織も拡大させていく予定です。 ▼プロダクト ・All Wood Platform「eTREE」:https://www.etree.jp/ eTREEはあらゆる木材を「見つける・勧める・使う」ことができる、木材プラットフォームです。 卸価格、原産地、森林認証、樹種など、木材のQCD(品質・価格・納期)情報を透明化。 国内外80地域、7000点以上の豊富な木材を取り扱っています。 これまでは木材を利用するまでに、材木店一社一社に個別に見積を依頼する、カタログを取り寄せる、サンプルを取得するなど、様々なハードルがありました。ですが、eTREEを活用することでその煩わしさが大幅に軽減されます。 また、材木店や木材事業者は、木材を売る場合、これまで地元の木材市場にセリに出すしかありませんでしたが、eTREEを通せば、全国の建築家や工務店にダイレクトに販売することが可能に。 eTREEは、木材の需要者と供給者をつなぐ、これまでにない、新たなプラットフォームです。 ・木材コーディネート:https://www.etree.jp/about/coordinate ・森林認証コンサルティング:https://www.etree.jp/service/forest-certification-consulting