SEKAI HOTEL interview #4 「今も昔も自分はすごい人間になると思う」世界一周から企業へ SEKAI HOTEL 拠点責任者
※本投稿は2020年の4月に投稿したストーリーの再投稿です。
今回のインタビューはこの方☝︎ SEKAI HOTELのお笑い担当!久米佑宜くんです。彼は20歳のときバックパッカーで世界一周をするという変わった経歴の持ち主です。なぜ世界一周をしたのか、なぜSEKAI HOTELへ入社したのか…そこには彼ならではのワールドがありました。
どんな人?
大阪府出身 3才から高校までの15年間サッカーに打ち込みました。その後、近畿大学文芸学部へ入学し20歳のときバックパッカーで世界一周へ。2020年4月よりSEKAI HOTEL株式会社へ入社しました。
ー海外に興味をもつようになったのはいつ頃ですか?
小学校から中学校に上がるタイミングでお父さんに、「サッカー辞める」か「ブラジル行く」かの二択を選択させられました。結局サッカーは辞められず、ブラジルに行くという決心をすることもできなかったんだけど、あのときブラジルに行っていたら人生が変わってただろうなと思ったことがきっかけで、中学2年の頃から海外へ興味を持ち始めました。
ーそこからなぜ世界一周をしようと思ったんですか?
実は、世界一周する前に友人と1ヶ月かけてアメリカ横断をしました。以前ニューヨークを訪れた際に感じたアットホームな印象とは異なり、地域が変わるだけでこんなにも受け取る印象が変わるんだなとショックを受けました。
その経験から自分がテレビやインターネットをもとに抱いている各国のイメージがリアルなものなのか疑問を抱くようになり、自分の目で確かめたいと思うようになりました。またそのころ祖母の体調があまり良くなくて”自分が旅している視点を旅に行けない人にも届けてあげたい”と思うようになり世界一周を決意しました。そしてその様子をYouTubeで配信することに決めました。
ーすごい行動力ですよね
昔から人と同じになりたくないと思っていました。今も昔も自分はすごい人間になると思っていたし、周りの友達もそう言ってくれていました。だからこそこの旅でもなんか大きい成果を残してやろうと思い立ち100社くらいに企画書を送りました。その中で5社(monbel, GARMINなど)がスポンサーについてくれて、服やカメラなど無料で提供してくれました。
◇ 未来の子供たちの選択肢をふやしてあげたい
ー実際に行ってみてどうでしたか?
貧しい貧しいって聞いていたけどマジやん!ってなりましたね。とくにバングラディシュという国は本当に貧しい国でした。スラム街でたくさんの人に囲まれるという経験もしました。バス移動時Google mapでは20分だったのに実際2時間もかかったり…(笑)僕は正直あまり楽しいとは思わなかったんだけど、みんなめっちゃ楽しそうで「何もないのになんでこんなにみんな楽しそうなんやろ。」と思っていました。でもそのとき、モノがないことが貧しいのではなくてモノがなかったら満足できないという価値観が貧しいのではないかと思うようになりました。
ー帰国後の心の変化は?
行く前は一人で行くこと自体がカッコいいと思っていました。でもいざ蓋を開けると一人の時間はほとんどなくて、結局誰かに支えられているから旅ができているんだと強く実感させられました。自分の中ではすごくよかった経験で、一人ではなく、色んな人との関わりを通して成長していくんだろうな、と気づかされた旅になりました。
ー帰国後、すぐ就職活動を始めたんですか?
いえ、していません。旅をする中で「未来の子どもたちの選択肢を増やしてあげたい」という夢ができました。そのためにはお金が必要だし、その時はまだ自分で起業して自分のお金で夢を叶えたいと思っていました。そのために色んなことを試みたのですが結局やらず気づけば大学4年の10月でした(笑)周りが就職を決めていく中、やっと就活をスタートさせました。
◇ ベンチャー企業100選からSEKAI HOTELへ
ーなぜSEKAI HOTELへ?
就活の条件として早く挑戦させてくれるベンチャー企業にしようと決め、ベンチャー100選から探しました。その中で矢野さん(当会社代表取締役)の顔が目に止まり、ここに決めました。
ーなぜ矢野さんの顔が目に止まったんですか?
率直に「若っっ!」っていうのと、この人面白そうと思ったからですね。そのあとすぐ本社のHPから応募して、面接→内定という流れになりました。今までは自分で起業してボランティアをしたいと思っていましたが、矢野さんの”自分がしたいことをするのか、すべきことをするのか考えなさい”という言葉を聞いて経済面や支援面など一人でできることには限界があると気付きました。またそれまでは、自分がボランティアをすることに価値があると思っていましたが、ボランティアをした先に価値が生まれるのではないかと考えるようになり、ここで頑張ることを決めました。
ー実際に働いてみて、印象に残っていることはなんですか?
初めて任された”icoima”というイベントですかね。全部一人で背追い込んでしまうという苦い経験もしましたが、結果として、東大阪市のゆるキャラも来ることになり、取材にも取り上げていただき、過去最大の集客数をあげることができました。達成感とともに、なにより楽しそうな子どもたちをみて、本当に嬉しかったですし、やってよかったと思える瞬間でした。
※ icoimaとは、SEKAI HOTELが地域住民を対象に月1回行っているイベントのことです。 SEKAI HOTEL が実施している SOCIAL GOOD 200 (社会貢献活動)のひとつでもあり、宿泊業で得た収益の一部を地域に還元するという大きな役割も担っています。
◇ 自分の幸せは周りの人を幸せにすること
ー自分の中で大事にしていることを教えてください。
周りの人が幸せそうにしている瞬間が自分が幸せと思える瞬間です。だからこそ周りの人を幸せにすることを第一に考え、行動するようにしています。子どものころお笑い芸人になりたかったですし…(笑)
ーどんな人にこのSEKAI HOTELをオススメしたいですか?
ちょっとアホでストイックでぶっとんでるやつですかね!
ー最後に一言!
この会社は死ぬほど考えさせられるけど、死ぬほど一緒に悩んでくれる、悩んでいる人をひとりにしない会社です!